MSX3です。一般登山者で、特にUL(ウルトラライト)に拘りはありません。
たまにブログなんかでザックの中身を公開している人いますけど、僕あれが大好きなんですよね。他人のザックの中身見ると何故かワクワクします。
僕も今シーズンからテント泊再開しましたが、そこそこ慣れてパッキング内容も落ち着いてきたので、自分のテント装備のザックの中身を公開してみます。
軽量化は意識しているけどウルトラライトより快適性重視、という一般登山者目線のパッキングです。
ザックは38リットルの中型
はじめにザックですが、僕がメインで使っているザックはグレゴリーの「ミウォック34」です。Lサイズなので容量38リットルですが、フレームレスの中型軽量ザックなのでテント泊装備をパッキングするとかなりパンパンになります。
ショルダーベルトもペラい肉抜きタイプで貧弱なので、背負う度に「切れたらどうしよう」と心配になりますが、無雪期1泊くらいのテント装備なら重量的にもギリギリパッキング可能です。
ちなみに、長男と行く等荷物が増える際はオスプレーのクレセント60を使いますが、ザック自体の重さが気になるのでなるべく軽いザックを使いたい派です。
ミウォック34は2015年に買いましたが、現在もミウォック42として継続ラインナップされているようです。デザインはかなり変わりましたが。
以下、ザックにパッキングする順番に紹介します。
テント・寝袋・防寒着など
テントはプロモンテのVL-26T、シュラフはモンベルのダウンハガー3をドライバッグに入れます。マットはクライミットのスタティックVショート+ウレタンマットですが、ウレタンの方は嵩張るので外付けにしています。外付け嫌いなんですが入らないのでしょうがない。
ウエア関係はパンツTシャツ靴下の着替え一式とタオル、防寒着としてナノエアフーディ(オレンジのドライバッグ)とダウンパンツ、それと100均のサンダルです。
いずれもかなりコンパクトな部類のアイテムを選んでいますが、テント泊に必須のこれらを入れただけで、ザックの容量半分以上が消失します。
クッカー関連
基本的にはテン場でしか火を使わないので、寝具類の次はクッカーと食料をパッキングします。(お昼はおにぎりなどの行動食のみ、休憩はほとんどしないスタイル)
一人の時はエバニューのチタンクッカーと食器代わりのシェラカップ、EPIのストーブ、酒を飲む用のコップ、スプーン・フォーク・箸です。
15年以上使っているEPIのREVOストーブ。高火力でコンパクトながら、大き目のゴトク4本で安定感があるのがお気に入りポイント。
フライパンは子供と行くときしか持って行かないですが、山で食べる焼肉が大好きなので本当は常に携帯したい。テーブルも便利だと思って導入しましたが、結局面倒で持って行かなくなりましたね。
食料(夕食・おつまみ・朝食)
当日の夕食兼おつまみ、〆のご飯類、翌朝の朝食です。
この日は粗挽きソーセージ、豚の角煮(レトルト)、カキの燻製(缶詰)、ナッツ類などでした。テントでの宴会が山行のメイン目的なので食事は豪華に楽しみます。そのせいで食料が一番嵩張りますね。ウイスキーと合わせるチョコ類も必須です。カレーメシとみそ汁は翌朝の朝食用ですが、みそ汁は飲まないことが多いです。
コーヒーは粉末タイプを数本持って行きます。
酒類
宴会が主目的なのでアルコールだけはどんなに重くても担いで行きますよ。現地調達すれば楽なんですが、山小屋の酒はとにかく高い!ので精神的に楽な体力頼みです。
この日はビール3本、赤ワイン500ml、ウイスキー250ml持って行きましたが、ウイスキーは飲めず、翌朝二日酔いでした。安ワインが良くなかったと思う。ビールは山では無限に飲めますね。ちなみに山小屋で買うと末端価格3000円くらいはすると思う。
こんな風に、簡易なクーラーバッグに凍らせたペットボトルのお茶なんかと一緒に詰めます。ウインナーなんかの冷蔵品も凍らせてここに入れます。そしてこれが超重くて嵩張るんだ。カタチ的にも非常にパッキングしづらく、重量バランスも悪くなります。それでも持っていかずにはいられない・・・。
食料と酒類を入れると、ザックのメイン収納部はパンパンになります。
レインウエア等
レインウエアはトレラン用の薄手タイプなんでかなりコンパクトになります。ザックカバーといっしょにスタッフバッグにまとめて、クッカーと食料の隙間に押し込む感じです。一応すぐ出せるようにザックの上の方にパッキングしています。
小物関係
ファーストエイド、トイレットペーパー、ヘッドランプ、モバイルバッテリーなど。ザックの雨蓋に収納しますが、この時点ではザックは既にパンパンで雨蓋の容量も浸食してきていますが、無理やり押し込みます。
ちなみに雨蓋には行動食のおにぎりなんかも入れないといけないので、本当にパンパンの時はこれらの小物はフロントポケットに押し込みます。ミウォックのフロントポケットは伸縮するのでかなり使い勝手がいいです。
その他
ストック、BCAAを入れたボトルはサイドポケットに収納。
水を入れたハイドレーションは背面ポケットに入れると押しつぶされて破裂する危険があるので(実際に一度穴が開いた)、メイン収納部の一番上に無理やり乗っけます。
外付けとして、サイドにポーチを付けて行動食やモバイルバッテリーなんかを入れます。カメラはフォーカスに入れてたすき掛けします。
パッキング完成
で、全部入れた後の状態が上の写真。無理やり押し込んで完全にザックの容量以上に入っている感じがしますね。ベルトもマックスまで伸ばしています。
まだ馴染んでいないのでいびつな形していますが、外側から押したりして綺麗に形を整えてあげたりするとまあまあ背負える状態になります。
重量は水入れて大体13~15キロくらいだと思います。
ミウォックはフレームが無いザックで背面パッドも薄いタイプなので、収納部の凹凸がモロに背面に出ますが、背負ってしまえば平らになります。ゴツゴツしたものはクッカーくらいだし。
これは帰りの写真ですが、食料アルコールが無くなっても何故かあまり容量が減っていないんですよね。(登山あるある)
残雪期でもなんとかなった
上の写真は5月の甲斐駒パッキングですが、夏山装備の他に12本爪アイゼン、チェーンスパイク、ピッケル、スパッツ、防寒着プラスアルファなどの荷物がありましたが、何とかパッキングできました。
アイゼンが重くて嵩張りますね。
この時は本当によくパッキングできたと思う。
まとめ
ということで、僕のテント泊装備のご紹介でした。
ぶっちゃけ、このザックでのパッキングは毎回苦痛なんで、本当は50リットルくらいのザックが欲しいです。家でパッキングするのはまだいいんですが、朝の撤収とか本当に面倒です。色々考えずにポンポン放り込めると楽なのにっていつも考えています。なので、軽くて大きめのザックを物色中です。
酒と食事が楽しみなので重量が増えがち嵩張りがちですが、そういうのがいらなければもっと楽なんですけどね。酒が楽しみなんでしょうがないですね。