MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

2020年10月13日・14日 双六岳・西鎌尾根から槍ヶ岳・大キレット・北穂高岳(新穂高IN上高地OUT)初の大キレットはガスと強風だった

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一泊2日で西鎌尾根から槍ヶ岳に登ってきました。久しぶりの山小屋利用、初めての西鎌尾根、そして強風の大キレットの通過と、盛りだくさんでとても楽しい2日間でした。

ルート

今回、①新穂高~双六方面・②西鎌尾根からの槍ヶ岳・③大キレット通過 という3つの初めてを経験する贅沢な計画としました。泊まりで山に行ける機会も滅多にないので、なるべく泊まりでないと行けないルートを考えました。

検討に検討を重ねた結果、

新穂高⇒左俣林道から双六岳⇒西鎌尾根から槍ヶ岳(泊)⇒大キレット⇒北穂⇒涸沢岳⇒白出のコル⇒白出沢下山⇒新穂高

というルートで計画しました。2日目の大キレット~涸沢岳までの難所通過がハイライトですが、全体的に2日間で歩くには距離が長いので、コースタイムの6掛けで計画しています。スピードも重要なプランニングなので一般向けでは無いです。

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槍ヶ岳山荘で白出沢登山道崩壊のため通行止めの情報を知り、急遽北穂から涸沢経由上高地に下山して、上高地から新穂高温泉までバスで戻ることにしました。上高地から新穂高温泉までバスで戻ったのも初めて。色々初めての経験をした登山でした。

当日の様子

ここからは山行の様子を写真で振り返ります。途中であろうことかデジカメのメモリをフォーマットしてしまい、双六岳までの写真がスマホで撮った一部しかありません。それでもめっちゃ長いので適当に飛ばして読んでください。

新穂高~双六岳

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自宅を午前4時半出発、5時40分頃新穂高温泉登山者用無料駐車場に到着。新穂高温泉に来るのも超久しぶりで15年ぶりくらいかな?大昔初めて槍ヶ岳に登ったのは新穂高からでした。

準備して駐車場をを6時20分出発。晴れ予報だったけど小雨が降る生憎の天気です。

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駐車場から少し歩いて、蒲田川を渡って左岸の林道を進みます。天気は良くない。

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しばらくは林道歩き。登山者は誰もいなくて熊が心配になります。途中未舗装路になりますが、1時間以上林道を歩き続けて、7時30分頃ようやく小池新道入口。ここから本格的な登山道になります。写真が無くて残念ですが、紅葉が身頃でとてもきれいでした。

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鏡平まではなかなかの急登。途中ガスを抜けて一気に晴天になり、テンションが上がります。そして右手に槍・穂高連峰が見えてきます。西側からの槍穂は初めて見たかも。

鏡池から見る槍・穂高連峰は圧巻の迫力で感動しました。そして鏡平から乗越まで頑張って登れば、その後は双六小屋までアップダウンの少ない気持ちのいい稜線歩きが続きます。正面に双六・鷲羽、右手に槍穂高を見ながらの稜線は最高にいい登山道。シーズンオフということもあり登山者はとても少なかったけど、ここはもっと評価されるべき登山道だと強く思いました。

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11時双六小屋に到着。先も長いので双六岳に登ろうか少し迷いましたが、1時間で往復できると踏んで登ることに。ザックは双六小屋(営業終了)にデポして空身で行く。

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11時30分双六岳初登頂。やや風が出てきました。

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下界は雲の下。見渡す限り周囲は雲海でした。非現実的な景観。

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双六岳山頂に続くなだらかな稜線から槍ヶ岳を望む。「天空の滑走路」と言われていますが、これは確かにフォトジェニックな絶景で見れて良かった。ヤマケイっぽいです。カメラで撮った写真が消えてしまったのが悔やまれます。

西鎌尾根を槍ヶ岳へ向かう

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双六岳から下山後、いよいよ西鎌尾根から槍ヶ岳を目指します。時間は12時を回っていて、3時までに槍ヶ岳山荘に着くためにはここからコースタイム5時間を3時間で歩かなければいけません。急ぎましょう。

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最初に樅沢岳への登りがきついですが、その後の西鎌尾根はゆるやかなアップダウンの続く素晴らしい稜線歩き。ハイマツ帯あり、岩稜帯あり、鎖場ありと変化に富んだ登山道は歩きやすく、そして終始槍ヶ岳を見ながらというのがやはり素晴らしい。

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ちょっとだけ鎖場もありますが、基本的には穏やかな登山道です。裏銀座のハイライトらしくいい登山道でした。しかし人が全くいなかったですね。双六小屋が営業していないからだと思いますが、西鎌尾根から槍ヶ岳まで一人ともすれ違いませんでした。

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千丈沢乗越までくればあとはラスト区間を残すのみですが、ここらへんで前半飛ばしてきたツケで足が終わる。カメラはハングルに設定代わって元に戻せないし、訳わからない撮影モードで撮ってるし辛い。

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ほとんど休憩無しでここまで来ましたが、さすがにへばって小休止。ついでにSUNNTOとスマホにモバイルバッテリー接続。直前に手に入れたパーゴワークス・スイングが役立ちます。

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時間は午後2時過ぎかと思いますが、すでに日が傾いてきて気持ちは焦りますが、脚は動かないと。それでも周りを見渡せば雲海とアルプスで素晴らしい環境です。

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さて、気を取り直して登りましょう。千丈乗越からは槍の肩までキツイ登りとなります。ここからが辛かった。

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時折歩いてきた道を振り返りながら。遠くから歩いてきたもんだ。

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槍の穂先もかなり大きくなった。このコースでは小槍の大きさも際立ちます。立派。

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後少し・・・がんばれ

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4時前に何とか槍ヶ岳山荘に到着できました。双六小屋から3時間40分かかりました。辛かったー。

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ハアハアいいながらチェックインして、とりあえず今夜の寝床を確認しました。蚕棚の2階。2階までの梯子を登るのが辛い・・・。荷物を置いて、少しだけ休んで、さあビール飲もう!と思いましたが、今日のうちに槍に登っておくことにします。激しく疲れていましたがここまで来たしね。

槍の穂先~山小屋の夜

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午後4時過ぎから槍の穂先に取り付きます。もう何度も登ってるんでヨユーヨユーと気軽に向かいましたが、思ったより険しい・・・。こんなに険しかったっけ?

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無事登頂しました。2年ぶりかな?前回来た時は日帰り快晴だったっけなー。山頂は狭くて風が強くなってきて寒い。

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東鎌尾根方面。奥に見える常念の向こう側が安曇野。飛騨側からガスが上がってきています。

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これは・・・どこを撮ったのか全然わからん。西鎌尾根かな。

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明日向かう南岳と大キレット。この時は天気よかった。

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下山してきて、槍ヶ岳山荘のテン場。テントは数張りでした。風が強くなってきたせいか、みんな岩陰にテント張ってますね。この日の夜は猛烈な風でしたけど、みんなわかっていたんでしょうか。凄いですね。

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日が落ちる直前の槍ヶ岳。晴れてて良かったです。

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小屋に戻り、ビール1本飲んで5時から夕食です。2本目のビールとともに。メニューはハンバーグ。正直おかずは物足りなかったけど、みそ汁の美味さが沁みました。冷えた体に暖かい食事は何物にも代えがたい喜びですね。ちなみにコロナ対策で1テーブルに一人、全員で同じ方向向いて無言で食べるというスタイルでした。

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食後、日が落ちました。西の方は少し焼けたようですが、見られませんでした。まだ晴れていましたが、この頃から風が強くなり出しました。

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その後談話室で食後のお酒タイム。和室でテーブル等は無し、ストーブが暖かくてありがたい。他に2~3人いましたが誰かと喋るってことはなかったです。テレビでニュース見たり、ヤマケイ読んだりしながらワイン500ml飲みました。ウイスキーも持ってきていましたが、飲めませんでした。

翌日の予定を思案

翌日下山予定だった白出沢ルートが通行止めということで、大キレット諦めて飛騨沢降るか、南岳まで行って南岳新道降るか、上高地に下山してバスで新穂高まで戻るかを思案していましたが、せっかく宿泊までして槍ヶ岳来たし、大キレットは日帰りで踏破するのは厳しいし、ここまで来て行かなかったら後悔する!ということで予定通り大キレット通過して北穂まで行って、そこから上高地に下山することにしました。上高地から新穂高までのバスルートとか調べていました。

そんなこんなで1時間ほどまったりしていましたが、かなり疲れていたのでいい感じにアルコールが回り、午後7時半には眠りにつきました。途中夜中の12時頃起きてトイレにいったら、外からは窓を揺らす強風の音。外を見てもガスで何も見えないし、明日大丈夫かな?と心配になりました。夜中何度か目を覚ましましたが、ぐっすり眠れました。

2日目 強風とガスの中出発

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2日目は4時頃起床。外の様子を見ると、相変わらずの強風&ガス。窓がガタガタ鳴っています。この強風で大キレットいけるんかいな?と心配になります。

そして山小屋の朝は早いと聞いていましたが、僕以外誰一人起きてこないんですけど?みんなガーガー言って寝てる。電気もまだ点かない中、ヘッドランプで出発の準備を始めます。予定では4時半には出発して6時頃には南岳小屋に到着するつもりでしたが、風の唸り声でビビってなかなか出発する踏ん切りがつきません。

そうこうしているうちに小屋のスタッフが出てきたので、天気予報を聞いた所「今日は昨日と同じでいい天気になりますよ!」って言うんで、そこ言葉に勇気をもらい、少し明るくなってきた5時10分過ぎに小屋を出ました。

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強風の中テント場を抜けて西に向かいます。かなり暗くてヘッドランプ付けていましたが、はっきりとしたペンキマークがたくさんあるので道は見失いませんでした。相変わらず強風は吹き続けていて、ガスも晴れそうな気配はありません。それでも時間とともに徐々に明るくなってきて、少し安心しました。

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大喰岳は気付かず通過して、ここは中岳。

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ちょこちょこ鎖や梯子も出てきますが、まだまだ危険というほどではありません。気温は結構低くて、風が冷たいのでフリース(R2)着たままカッパ着て丁度いいくらい。手袋も二重にしていましたが、梯子や鎖が濡れてるので徐々に水は沁みてきました。手袋2個持ってきて良かった。

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風に耐えつつ黙々と歩いていると、唐突に南岳に到着。ここまで展望ゼロ、登山者ゼロでした。

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少し下って南岳小屋。風が強いので小屋の陰でパンを食べて、ヘルメット装着しました。いよいよここからが本番です。

いよいよ大キレットへ

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緊張感の中、南岳小屋の奥に進み、大キレットの入口へ。

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いきなりの急坂!そしてガスで下が見えないけどかなり下ります。梯子や鎖もいきなり一杯出てきます。ですがまだこの辺は序盤も序盤。どんどん下ってまずは大キレットの底に降り立ちます。

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大キレット底部に着いた頃から、ややガスが薄くなってきた気がします。一瞬ガスが晴れて稜線が見えたり。見えたら見えたで遥か下まで切れ落ちていて怖いんですが。風は、相変わらず激しく吹き続けています。

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左右が切れ落ちた狭い稜線を注意深く進んでいきます。有名な難所は長谷川ピークと飛騨泣きですが、そこ以外も落ちたら死ぬで的な危険なルートです。しっかり確保して進みます。

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緊張感ある岩場が続きます。そして、あれに見えるが長谷川ピークでしょうか?

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ペンキマークに導かれて、ナイフリッジの右から左へ、左から右へと慎重に通過します。稜線を立って歩くときに風でふらつくのが恐ろしかった。この辺は一番緊張感ある岩場だった。

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下が見えていたら相当怖そうなナイフリッジを越えて、長谷川ピークの核心部は終了となります。怖かったけど、鎖や足掛かりはしっかりしていました。

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大キレットで唯一休憩できる場所と言われるA沢のコル。ここまで来れば、ほぼ難所は終わりです。この後飛騨泣きが控えているんですが、僕は終わったと思って気付かず通過しました。

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ここからは北穂に向けて高度を上げていきます。下った分300mくらいは登らないといけません。

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この特徴的な岩峰が「飛騨泣き」です。飛騨側にスパッと切れ落ちていて恐怖ですが、ホールドはとてもしっかりとしているので慎重にいけば大丈夫でした。下りは怖そう。

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この太い鎖のトラバースを越えれば、危険な岩場は終了です。

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難所を振り返って。集中して脳が疲れました。

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危険な岩場を終えてほっとして歩いていたら、唐突に足元に雷鳥がいました。わかりにくいですが写真中央にいます。半分冬毛になっていました。

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あとは、ひたすら北穂目指して登ります。なかなかにキツイ登りです。

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おぼろげに人工物が見えてきた。

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無事、北穂高岳小屋に到着しました。大キレットをやっつけたぜ!

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小屋で一休み。気付けば出発してから4時間くらい経過してお腹も相当空いていたので、ここで朝弁当を食べました。槍ヶ岳山荘名物のちまき弁当美味しかった。槍ヶ岳山荘は立地以外イマイチだと感じていましたが、この弁当は旨かったですね。冷えてカチカチでしたが。

北穂高岳から上高地へ下山

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さて下山です。今日はこれ以上登らなくていいのでとても嬉しい。北穂山頂で写真を撮ってもらいまして。

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涸沢に下山しましょう。

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北穂東陵とテント場。数人テントの人いましたけど、ここは風が吹きつけて大変だったと思います。

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山頂を過ぎたら、徐々に晴れてくる不思議。涸沢も見えてきました。

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山頂も晴れたっぽいです。青空が綺麗。稜線の風はまだ強そうですが、涸沢側はかなり弱い風で快適でした。風が無いと楽だわー。

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とはいえ、北穂からの下りもそれなりに危険なので油断せず下りましょう。

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涸沢の紅葉は終わりかけ。

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涸沢小屋到着。10日前にも来た涸沢ですが、やっぱりいい所ですね。

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紅葉は終わりかけでしたが、青空と色とりどりの木々はやっぱり綺麗でした。今年は2回もこの景色が見れて贅沢でした。

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ナナカマドはもう茶色です。これで涸沢も見納め。どんどん下ります。

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本谷橋。意外とここまで時間がかかりました。

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横尾。涸沢から1時間で来れると思っていましたが、1時間40分もかかりました。足に豆ができていて痛かったので、ここで絆創膏処置と10分ほど休憩。

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徳沢・明神とわき目もふらず突っ切って、河童橋に到着。横尾ルートは長い。

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いい天気で、観光客や修学旅行生もたくさんいました。素晴らしい景色。今年は見納めになるかな。

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予定変更しましたが、ケガも無く無事下山できました。後はバスだ。

新穂高までバスで戻り、帰宅

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3時半上高地発平湯行きシャトルバス1160円、4時50分平湯発新穂高ロープウェイ行き濃飛バス820円で、新穂高の駐車場には5時半頃着でした。途中平湯バスターミナルで50分くらい待ったので、そこでラーメン作って食べました。今回バーナー持って行ったけど、時間に追われて結局山では使わなかった。

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駐車場に無事到着。温泉にも入らず帰りました。

今回の距離・標高差など

  • 出発時刻/高度: 06:14 / 1055m
  • 到着時刻/高度: 14:48 / 1519m
  • 合計時間: 32時間34分
  • 合計距離: 46.7km
  • 最高点の標高: 3092m
  • 最低点の標高: 1055m
  • 累積標高(上り): 3646m
  • 累積標高(下り): 3187m

2日間で20時間近く歩いて、距離46.7km、累積標高差は6800mにもなりました。特に1日目は長い登りと長い距離のダブルパンチだったのでかなり疲労しました。この位のコースだと8時間以上はバテるってことがわかりました。2日目は距離こそ長いが登りがそれほど無かったので、結構余裕ありました。今回のルートは一泊2日で行くには限界の行程だったと思います。

服装・装備など

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今回持って行った荷物。重量は水入れて11キロ位でしょうか。重いのは水と酒類です。

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行動食。これにコンビニで買ったパン2個、サラダチキンバー1本。満足バー3本くらい残して後は食べた。ゼリー飲料が食べやすくて良かったですね。

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酒とおつまみ。ビール2本とワイン500ml、ウイスキー250mlで1.5キロ。山小屋で買えば楽なんでしょうが、1本600円ですからね。なかなか買えない。でも1日目きつかったのはこの酒のせいかもしれない。おつまみも半分くらい残しました。

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今回は久しぶりにヘルメット使いました。こんな工事現場っぽいヘルメット今誰も使って無いですね。手袋も強風の中役に立ちました。

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ベルトが破損してアロンアルファで留めてあるSUNNTO、そろそろ限界かも。来年は新しいモデルを買いたい。でもいい時計です。ガーミンよりきっといい。

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パーゴワークスのスイングMも役立ちました。

まとめ

念願の大キレット通過、緊張しましたが楽しかった。登山歴長いけど、なかなか大キレットには手を出せなかったので、無事クリアできて本当に嬉しかった。

僕が行ったときは稜線こそ強風ガスでしたが、基本的に気温も高くて過ごしやすい天気でしたが、この後2~3日後山には雪が積もりました。この後一気に山は冬に向かいます。ギリギリの季節でしたが、いい天気にも恵まれて良かった。

今回山小屋泊まりの贅沢な旅でしたが、小屋は快適だと思うとともに、やっぱりプライベート空間で自由に過ごしたいという思いも強いので、来年はテントで来たいです。

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今シーズンの集大成として、とても充実した2日間の登山でした。