MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

2019年10月27日 第31回諏訪湖マラソン(ハーフ)に初出場した

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2019年10月27日(日)、長野県諏訪市で行われた「第31回 諏訪湖マラソン(ハーフマラソン)」に出場しました。今回初参加のレースになります。

秋の諏訪湖を走ろう!|諏訪湖マラソン公式ホームページ

ちなみに諏訪湖というのはこちら↓ですね。

長野県のほぼ中央、諏訪市と岡谷市にまたがる県内一大きな湖で、夏の湖上花火大会と冬の御神渡り(おみわたり)が有名。この湖の周りを1周するのが今回の諏訪湖マラソンのコースです。

6月の安曇野ハーフで後半失速して悔しかったので、リベンジを期して臨んだ今大会。目指せ90分以内でのゴールですが、正直松本マラソン後にあまりスピード練習をできていません。想定ペースはキロ4分15秒ですが、練習でそのペースでは5キロが精一杯という不甲斐なさでした。それでも諏訪湖ハーフはフラットなコースで走りやすいと評判なので、奇跡の走りで90分切りできるかどうかです。

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果たして奇跡は起きたのか?当日の様子をレポートします。

現地までは電車で

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僕の住む安曇野市からは車で1時間かからない位の距離なんですが、初参加で駐車場の様子がよくわからなかったので、電車で行くことにしました。諏訪湖マラソンは駐車場指定をしないタイプの大会なので、空いている駐車場を探して行ったり来たりするのは嫌だったので。

最寄りの上諏訪駅から受付会場まで徒歩10分くらい。ランナーの行列ができる訳でもなく、のんびりとした雰囲気の中8時30分頃に受付会場到着。

受付は工場跡地!

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受付会場は工場跡地でした。こういう場所で受付したことないので結構オドロキました。「これぞ工場跡地」っていうくらいバッチリ工場でしたね。

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受付して参加賞とゼッケンをもらい、パーテーションで仕切られた更衣室エリアで着替え・テーピングなど済ませます。手荷物を預けて、外に出てトイレ。トイレは大行列でしたが、10分ほどで済ませることができました。ちなみに簡易トイレは男女が分かれておらず、また矢印等での行列の誘導もなくちょっと不親切な感じを受けました。

諸々準備が完了したので、9時20分頃スタート会場まで徒歩で向かいます。  

スタート会場までは少し離れている

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9時半頃、スタート・ゴール会場となる諏訪湖ヨットハーバーに到着。受付会場の工場跡地から800mほどです。会場は選手でごった返しています。ここですぐに所定のスタートグリッドに並ぶことになりますが、誘導があまり無く、どちらに向かって歩けばいいのかイマイチわかりにくかった。諏訪湖マラソンは地方レースながら8000人もの参加者が訪れる大きな大会なので、この辺の誘導は放送等をもっと使ってしっかりしたほうがいいかな、と思いました。先ほどのトイレにしても、最近のマラソン大会はうっとうしいくらい案内がしっかりしていて、こっちもそれに慣れているので少しでも不案内と感じると過剰に反応してしまうのかもしれませんが。

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天気は曇りで、時折日が差します。気温は12度くらいだったと思います。風も穏やかでマラソンには絶好の天気です。10時スタートまで、列に並んでしばらく待機です。

コースについて

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 諏訪湖1周が16kmとのことで、最初に市街地を4キロ少々走るコース設定です。基本的にフラットで、アップダウンは湖に流れ込む橋を越えるときくらいです。あと湖畔なので風の影響がかなりあるコースです。 

走っていて思ったのですが、このコース湖畔を1周するコースだけに、景色の変化がそれほど無く、明確なランドマークも無いため自分が今どの辺を走っているかが良くわかりませんでした。

レーススタート

10時にレースはスタートします。ゲストやタレントの挨拶とかあるかな?と待っていましたが特に何もなし。市長や実行委員長の挨拶すら無しで、3分前からの時計の放送だけで、いきなりスタートしたのにもちょっと驚きました。セレモニー感ゼロやん。もう少し高揚感煽ってくれてもいいんですけど。

5キロまで

さて、レースはスタートしました。しばらくはお決まりの渋滞で、僕は1200番台ゼッケンなので比較的前の方にいたんですが、ゆっくりジョグの二人組(男女)とか普通にいて前方をブロックしてきます。まあこの辺はどのマラソン大会でも似たようなものなんで、慌てず最初の1キロは足慣らしだと思ってゆっくり走りました。入りはキロ4分30秒くらいかな。1キロも走れば結構空いてきて、ここからが本番、キロ4分15秒ペースに上げて行きます。

市街地を南に走り、2階折り返して諏訪湖に戻ってきます。諏訪湖を周回するコースに入って少しして5キロ地点。心肺も落ち着いていたし、疲労感はまだ全く無し。今のところ調子は良さそうです。

スタート~5キロまで 21分17秒(キロ4分17秒)

10キロまで

諏訪湖を南端から反時計回りに走っていきます。5キロ過ぎは温泉街で、沿道の応援の方もたくさんいて大きな声で応援してくれました。

この辺から給水が始まりますが、このレース、給水の順番が「水⇒スポドリ」でした。普通逆だと思うんですが。僕はいつもスポドリ飲んでちょっとベタベタした手や口の周りを水で流す、というようなことをやるんですが、これができないのがちょっとだけストレス。あと、スポドリに氷が入っていてびっくり。確かに冷たい方が美味しいんですが、氷が入っていると飲みにくいと思うんですがどうでしょうか?給水のたびに氷をうまく処理できなくてちょっとだけストレスでした。あと「間もなく給水所」という看板が左側に出てきたので左に寄って走っていたら、唐突に右側に給水所が表れてびっくりしたこともありました。給水に関してはちょっと他と違うレースでしたね。

レースの方は、足も慣れてきて順調にペースを刻んでいましたが、やや向かい風を感じてペースが少し落ちた感じがしましたが、まだ序盤なので身体が楽な今のペースを維持して走ることにしました。

10キロ通過タイム 42分53秒 ラップ21分26秒(キロ4分17秒)

15キロまで

10キロ過ぎて、体に異変は感じず、順調そのもの。このままあと10キロなら多分イケるだろう、と思う反面、最近は後半失速レースばかりなので、気持ちが折れてガクッと失速する恐怖とは常に闘っていました。基本的には大丈夫なんですけど、普段の練習で出さないスピードで走っているので、辛い事は辛いんですよね。なるべく何も考えずに、いいフォームで走ることだけに集中するよう心掛けていました。

コースは10キロ過ぎると諏訪湖の北側に移っていきます。13キロ過ぎで水門を越えますが、ずっと平坦な道路を走っていると少しの上り坂でも辛かったです。水門を過ぎると、幹線道路を車と並走するコースとなり、そのまま西側へ向かいます。道路は広くて走りやすいですが、車との距離がそれなりに近くてちょっとだけ怖かった。この辺は施設エイドがたくさん出ていて、皆さん一杯に腕を伸ばして補給を差し出してくれました。ありがとうございました。

風はここで追い風となって走りやすいはずなんですが、少しペースが落ちてきたことはわかりました。時計を見るとキロ4分20秒~30秒。凄く辛くは無いんですが、ちょっとずつ疲労が出てストライドとピッチが落ちた感じ。無理してキロ4分10秒台に戻すと後半バテて失速するのが怖くて、ペースを上げられませんでした。のでそのままのペースで走ります。これ以上ペースを落とさないように気を付けてはいました。

 15キロ通過タイム 1時間4分40秒くらい ラップ22分8秒(キロ4分22秒ペース)

ゴールまで

13キロ位から、「あと7キロ・・・あと6キロ・・・あと5キロ・・・」とカウントダウンしていましたが、15キロ過ぎていよいよ疲労感が出て辛くなってきました。疲れてゆっくり走りたいという欲求がグングンと出てきます。油断すると弱い自分に一気に制圧されてしまいそうです。足はそこまで辛く無いんですが、精神が疲れてきました。ゴールが近づくと加速度的に辛さが増すのがマラソンの恐ろしい所です。

残り3キロ位で湖畔を離れて折り返しのコースになるんですが、この辺から本当に辛くなってきました。後ろを走っている会社の先輩が意外にもすぐ後ろにいて、「ヤバい、このままじゃ最悪抜かれる」という感じなくていいプレッシャーを感じたり、「このまま失速して抜かれたらカッコ悪いな」とか色々ネガティブなことばかり考えてしまいます。同じペースで走っていた人たちも先に行ってしまい、失速していることは体感しつつも、残りはわずか、無い気力を必死に絞り出して脚を動かしました。

ゴール

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湖畔から左に折れてヨットハーバーに入り、グラウンドを半周して最後の直線100mだけスパートしました。何とか先輩に抜かれずにゴールできました。

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ゴールタイム 1時間33分57秒(ネット)

またしても90分切りならず!!!

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15キロ過ぎでちょっと失速してしまいましたね。まあこれが今の実力でしょう。精一杯やれたと思っていますのでそれほど落ち込みはしませんでした。

ゴール後

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ゴール後にいただける記念品は、フェイスタオル、りんご、スポドリ、お菓子でした。りんごが特徴的ですが、とても美味しかったです。タオルも小ぶりでありがたい。

ゴールエリアは土のグラウンドで座って休憩できないのが辛かったですが、ハーフなのでそこまで疲労感も無く、トップ選手のタイム見たりしていました。各年代の100位までは速報で紙で記録が張り出されていましたが、僕の記録は40代の100位には1分ほど足りず。残念。

1分ほど遅れてゴールした先輩と写真撮ったりなんかして、30分ほどゴール付近でウロウロしていましたが、帰りました。

ちなみに優勝は昨年に続き桃澤選手、牛山選手が2位でした。

秋の諏訪湖を走ろう!|諏訪湖マラソン公式ホームページ 大会記録

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更衣室で着替えて、帰りはドロッドロのラーメンでも食べて帰ろうと思っていたのですが、電車の乗り継ぎの関係上時間が無くすぐに駅に向かいました。

上諏訪駅のホームには無料の足湯があります。時間が無くて入れなかったけど。

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松本駅まで来て、20分ほど乗り継ぎ時間があったので駅そば食べました。大糸線ホームの駅そばすげえ久しぶりに食べましたが、美味しいかった。

まとめ

あわよくば90分切りを狙っていましたが、全然無理でした。リベンジをかけて臨んだ今レースでしたが、結局タイムも失速した安曇野ハーフとほぼ同じという結果。やはり奇跡は簡単には起きないですね。2年前に90分切りしたことが今ではとても信じられません。

でもこれ以上タイムを縮めようとすると、練習きつくてマラソン嫌いになっちゃいそうで怖いので、この位の強度でしばらく続けてみよというのが今の正直な心境です。

実はこのレースの直前に飼い犬(ドーベルマン)の具合が悪くなり、気持ちが沈んだ状態での参加でした。今も犬は悪いままで、心のリソースをだいぶ持ってかれていますが、1か月後にはつくばマラソンが控えています。それまではもう少し練習頑張ります。