MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

2023年6月4日 第9回信州安曇野ハーフマラソンに出場した

6月4日に開催された安曇野ハーフマラソンに出場しました。

当日は相変わらずの快晴で正直暑すぎて堪えましたが(安曇野ハーフマラソンは過去9回の開催で雨は一度も降っていない)、晴天の中北アルプスを望む「これぞ安曇野」という素晴らしい景観で、特に県外者には魅力的だったと思います。常念は地元民が見ても綺麗だもんなー。

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昨年は疲労骨折でろくに練習できない中で走って散々な結果でしたが、今年は体調万全。加齢による衰えは日々感じますが、今年は普通に走れるはず!

いざ走らん信州安曇野ハーフマラソン!!

 

リザルト

さて、まずは結果から。

ネットタイム1時間41分でゴールしました。

・・・おかしいな、ほとんど練習できなくて後半大失速した昨年レースより2分しかタイムが縮まっていない…だと?

昨年果たせなかった100分切りを目標にしていましたが、残念ながら1分オーバーでした

スタート直後の渋滞によるスローペースと、後半の根性不足による失速が響いたようです。ハーフマラソン辛すぎ問題。とはいえ、一応最後までそれなりのペースを維持して頑張って走れたので、まあヨシとしましょう!

以下、当日の流れを簡単に振り返ります。

レース前

朝7時過ぎに自宅を出発。スタート会場までは車で10分ほどと至近なため楽です。しっかし朝からいい天気だなオイ!

台風一過のためか空気が澄んでいて白馬方面も綺麗に見えました。今日も暑くなりそうです。会場の公園には送迎バスが続々と到着していました。

公園内はすげえ数のランナーで溢れかえっていました。久しぶりに見るこの人混み。そしてほとんどの人がマスクなんてしていない。「ああ、コロナは終わったんや・・・。」ちょっと感動しましたよね。

準備は自宅でしてきたので、トイレ行ったり荷物預けたりしてダラダラとスタート時間まで1時間ほど過ごしました。

レーススタート

序盤

8時30分号砲。今回僕はBブロックからのスタート。去年までのAブロックスタートだと渋滞はほとんど気にならなかったんですが、Bブロックだとスタートラインまで200m位あって、しかもかなり渋滞するんですね。スタートから2キロ位までは渋滞に巻き込まれてキロ5分10秒とかの遅いペースで走ることになりました。とはいえ、序盤はこれくらいのスローペースで十分。ここからじんわり上げていければいいと思っていました。2キロ過ぎで大通りに出ると前も開けて、想定ペースのキロ4分40秒弱くらいで走ることができるようになりました。しばらくは緊張感を持ちながらペースの安定化に意識を集中して走りました。

5キロ通過タイムは24分ほどと、ほぼ予定通りでした。

ペースを維持することに意識を集中して走っていました。キロ4分40秒はフルマラソンでも走ったことのあるペースで、それほど速い訳では無いはずですが、コロナの3年間でスピードが失われてしまったためか、すごく余裕があるっていうほど楽なペースでも無いと感じていました。実際練習ではこのペースで10キロ以上走っていません。久しぶりの本番レースで、失速してしまうのが何より怖かったので、失速の恐怖に常に怯えていました。

中盤

8キロ過ぎ位でトップ選手とスライド。この辺から、かなり体の熱さが気になりだしました。ていうか暑い!まだ9時過ぎだけど日差しが強くて、気温も上がってきた気がする。この辺から給水を多めに摂るように心がけていましたが、8.5キロ地点の給水所で水はスルーしてスポドリ取ろうとしたら、スポドリが無い!これは僕の勘違いか本当になかったのか謎ですが、とにかくほとんど給水しないままこの給水所を通過してしまいました。

「ヤバいなあ、ちょっとまずいかも」なんて思いながら走っていたら、10キロ地点くらいで沿道のおっちゃんが「もうすぐ給水所だよ!がんばって!」みたいな声をかけていたんですね。「オシッ!給水所があるんか、ありがてえ!」と喜び勇んで走り続けるも、一向に給水所なんて無い・・・。結局、給水場は13キロ地点までありませんでした・・・。長い3キロだった。ここが一番ヤバかったですが、何とか給水して失速は回避できました。ちなみに10キロ通過タイムが47分くらい、15キロ通過は72分くらいだったと思います。ここまでは何とか予定通り走れていました。

終盤

さて、レースも15キロ過ぎて終盤を迎えますが、この辺で暑さと疲労感で根性が残り少なくなってきているのを実感しました。失速の恐怖とずっと戦ってきましたが、15キロ過ぎから徐々にペースを維持できなくなりました。失速する原因ナンバーワンは「気持ちが折れる」ことです。体力はある(気がする)けどくじけちゃうんですよねー。「今回もダメかー」と諦めかけたその時、前方にゲストの有森裕子さんが応援ハイタッチしてる所でした。有森さんとハイタッチしたら、何となく辛さが和らいで「もう少し頑張ろうかな」って思えました。そう、こういう時は速く走ろうと思うんじゃなくて、きちんとしたフォームで走ろうと思うんだった。

そこからは、ペースはあまり気にせずに、腕振りをしっかりして背筋を伸ばして走ることを心がけました。それで18キロ位までは何とかなりました。

終盤の商店街の折り返しを過ぎ、レースは残り3キロ。暑いので被り水を全身にかけてもらいます。ペースはちょっと落ちてキロ4分50秒~キロ5分位になっていましたが、歯を食いしばって走っていました。きつい。とにかくきつい。ハーフマラソンこんなにきつかったっけか。

最後の給水所は(きつかったので)無補給で通過、レースは残り2キロ。あと2キロは頑張ってペース上げようとしますが、あまりのツラさにフォームは乱れまくりです。それでも、何とか腕を無理やり振ってペースを上げます。ヤバイ、スパート早すぎた!と思いましたが、今戻すと一気に失速しそうだったので、滅茶苦茶なフォームながら走り続けます。

ラスト1キロ(もう無理)、ラスト500m(死ぬ)、ラスト200m(助けて)、最後ちょっとだけスパートして前の二人位を抜いてゴール!!!!

ネットタイム1時間41分06秒でゴールしました。あー、終わって本当に幸せ。

ゴール後

完走賞のコメとかお菓子とか色々もらいました。今回参加費7000円で「たけーな」って思いましたが、松本マラソンよりは参加賞いい感じだと思いました。相変わらずおにぎりと辛味噌のマッチングが疲れた体に最高にうまかった。

今年の優勝は中川村の桃沢選手でした。昨年優勝の牛山選手とデッドヒートを制して3秒差でゴールしたらしい。デッドヒート見たかった。安曇野ハーフマラソンは過去この二人しか優勝していないらしいです。

まとめ

タイムは正直納得できるものではなかったけど、最近スピード練習とかしてなくて漠然と走っているだけだったし、こんなもんかと思っています。やっぱり後半失速するとタイムは伸びないですね。まあそこまでタイムに執着も無いのでそれほど残念な気持ちではないです。

ちょっとでもきついと体が楽しようとするし、なかなか思うようにいかなかったですが、終わってみれば、楽しい思い出です。

実は、当日自分の誕生日でした。40代ラストの1年が始まってしまいました。「50歳まではタイムにこだわってマラソンに取り組む」という目標を掲げてやってきましたが、いよいよ残り1年。来年からはファンランで行くとして、今年はもう少し練習も頑張って、秋はフルマラソン1回は走りたいと思っています。