MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

2019年10月6日 第3回松本マラソンに参加した

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僕の地元長野県松本市で開催された「第3回松本マラソン(フル)」に出場しました。昨年第2回大会が台風で中止になったので、一昨年に続いて2回目の参加です。

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夏場に故障やら暑さやらで思うように練習できなかったので仕上がりに不安を感じる中での久しぶりのフルマラソンでしたが、果たして無事走り切ることができたのか?当日の模様をレポートします。

レース前準備

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スタート会場は松本市総合体育館です。自家用車で行くつもりだったので駐車場も申し込んでおいたのですが、指定されたのがスタート会場からかなり遠いサッカー場でした。スタート会場まで徒歩20分とのこと。帰りのシャトルバスもスタート会場までしか来ないので、往復40分歩くの勘弁ということで、電車で松本駅まで行き、そこからシャトルバスで会場入りしました。

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スタート1時間半前の7時には会場に到着、トイレや着替え、アップなどを済ませてスタートを待ちます。トイレは7時頃から行列ができていて、スタート整列時間締め切りの8時10分頃にもまだ長蛇の列でした。ちなみに参加者数は約8000名とのこと。

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スタートエリアに向かう人と、トイレに並ぶ人が交錯して歩きにくかったです。トイレの場所、数には検討の余地があります。また第1回大会でもそうでしたが、売店の類は無いのでジェルなどをここで買うことはできません。

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8時頃よりスタートエリアに並び、号砲を待ちます。今回僕はAブロックからのスタートでした。久しぶりのマラソンを前に緊張していました。天気は曇り、気温は20度くらいですが、時々小雨が降っていました。涼しくてマラソンには丁度いい天気。このまま続いてくれ!

コースについて

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 松本マラソンはワンウエイコースで、ゴールは松本空港横の陸上競技場となります。コースの特徴としては、高低差があるのと、折り返しが多い事でしょうか。

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 高低差は、目に見えて急坂、というようなものでは無く、緩い上り坂が長く続くタイプで、地味に脚を削ってきます。また疲労マックスの32キロ付近からゴールまでずっと登りというのもとてもキツいコース設定です。なお制限時間は6時間です。

いよいよレーススタート!

10キロまで

ここからはレースレポートです。8時30分号砲とともに一斉にスタート、Aブロックは最初こそノロノロでしたが、すぐに自分のペースで走ることができる状態になりました。(後ろの方はかなり渋滞したようです)

何しろ久しぶりのマラソンなんで、とりあえずはペースに慣れることを意識して走ります。今回の目標は一応サブ3.5なので、キロ5分を超えないペース、SUNNTOの誤差があるのでキロ4分50秒位のペースに慣れるよう走ります。

コースはスタートしてすぐ左に折れて、松本市の中心市街地に向けてゆるやかに下っていきます。3キロほどで松本城方面に右折、その後わずかな区間ですが松本城を眺めながら走り、また進路を南に変えて城下町の大通りを越えていきます。この辺は松本市の観光名所でもあり、非常に大勢の応援がありました。

大通りを越えた頃、後ろから集団に追い抜かれます。「何この人たち?」と思ったら、3時間30分ペースランナーの集団でした。20人以上が固まって走っていました。丁度いいので、僕もペースランナーについて走ることにします。ペースランナーと一緒に走るのは初めてです。

市街地を超えて5キロ地点、そこからしばらくは住宅街を塩尻方面に向けて走り続けるコースとなります。この辺からゆるやかな登りが始まりますが、まだ元気な脚にはわからないほどです。8キロ過ぎて、道幅が狭くなるあたりで体感できるほどの登り坂が始まりますが、この辺で10キロ通過。今のところ順調順調。

天気は曇り時々雨、風は弱かったです。

5キロ通過タイム 24分43秒

10キロ通過タイム 49分21秒(ラップ24分38秒)

20キロまで

14キロくらいまではダラダラと登りですが、ほとんど気になりませんでした。塩尻市に入り、コースは高速道路脇道で折り返しからの選手とすれ違いになります。

この辺でトップ選手らしきランナーとすれ違いますが、相変わらず先頭からしばらく続くランナーたちの速さは同じ人間とは思えないですね。体つきも全然違うし、息遣いも荒いし、よくこんなスピードで走り続けられるものだと驚きしかありません。その少し後にサブ3ランナーが続きますが、まだサブスリーの人たちは同じ人間だとわかる感じ。滅茶苦茶速いけど。この人たちの速さに比べたら、自分含めサブ3.5のペースは穏やかなもんだ、なんて思いながら走っていました。

その後自分も折り返しを過ぎ、国道19号をオーバーパスするえびの子大橋を越えます。この橋も長い坂でしたが、歩幅を狭めてなるべく足に負担を掛けないように通過しました。橋を越えてしばらく走って20キロ通過。

まだ足に疲れはほとんど感じませんでした。息も苦しくないし、体力的にも余裕がありました。今回はかなり調子がいい気がしました。まだ油断大敵ですが、このまま30キロまでは大丈夫だろうと思いました。

だんだん風が強くなってきましたが、冷たい風が体を冷やしてくれて、向かい風でもそれほど辛さを感じませんでした。

15キロ通過タイム 1時間13分52秒(ラップ24分31秒)

20キロ通過タイム 1時間24分24秒(ラップ24分24秒)

30キロまで

ペースランナーについて走っていると、一定のペースで走り続けるのが楽でいいですね。SUNNTOを見ると大体4分45秒位のペースで走っていました。僕は集団の最後方についていましたが、たまに集団から結構離されることもあれば、集団のペースを遅いと感じて近づくこともあったりしましたが、基本的には付かず離れずで走り続けていました。

23キロ過ぎでコースは信州スカイパークの中に入り、30キロ走で走りなれた周回コースの一部を走ります。その後一般道に出て、北東方面に戻る形になります。ここから先はゴールを見ながら距離を稼ぐスカイパーク周辺の周遊コースのようになり、ランナーから評判の悪いエリアです。

スカイパーク周辺から太陽が顔を出し始めました。日が当たるとかなり暑く感じます。そして風がかなり強くなってきました。ちょっと日差しがきついと思い、サングラスをかけた頃に30キロ通過。

まだ大丈夫。やや疲れを感じ始めましたが、調子はいいです。このまま最後までいけそうだったら、何キロからスピード上げようかな?なんて考えていました。この時は本当に調子良かったんです。この時までは・・・。

25キロ通過タイム 2時間3分19秒(ラップ25分3秒)

30キロ通過タイム 2時間27分43秒(ラップ24分24秒)

ゴールまで

32キロで折り返していよいよラスト10キロをゴールまで向かうコースです。この辺もまだ元気で、足に疲労感を感じていましたが、いつの間にかペースランナーを追い抜いて前を走っていました。

折り返し地点を過ぎると、コースは最後の登りとなります。ここで、急に脚に重さと痛みを感じました。はっきりと覚えていませんが、突然足が重くなった感じ。登り坂をかなりつらく感じました。それでもふんばってペースを維持し続けましたが、35キロ地点でいよいよこのスピードを維持できなくなります・・・。

本当に、急にガクッとペースが落ちてしまいました。35キロ過ぎで一気にペースランナー集団に抜かれます。自分のペースは5分30秒、6分、6分30秒とどんどん落ちて行っているのはわかりますが、足が動きません。足がまるで棒になってしまったように、着地のショックが脚を突き抜けて体に来ます。どうしちゃったの?さっきまで調子よかったのに。ラストスパートどころじゃない。とにかく歩かないように、走り続けるだけで精いっぱいになってしまいました。

コースは陸上競技場の周りを走るコースになり、ゴールの歓声も聞こえてきます。沿道の応援も増えてきました。僕はひたすら歯を食いしばってノロノロ走り続けました。給水もかぶり水もマグオンもすべてやったけど、回復することはありませんでした。

結局ペースは遅くなる一方で、ラスト7キロは本当に辛かった。長くてちっとも終わりのない辛いラン。最近こんなんばっかだなあ。ラスト2キロは脚の付け根が攣りそうになり、ロボットのような動きで走っていました。もうスパートどころではありませんが、最終競技場のトラックを何とか走り切ってゴールしました。 

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35キロ通過タイム 2時間52分35秒(ラップ24分52秒)

40キロ通過タイム 3時間21分59秒(ラップ29分24秒!)

ゴールタイム 3時間36分14秒

サブ3.5はならず!PBより10分以上遅れの大惨敗!

ラスト7キロで大失速してしまいました。残念!

ゴール後

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ゴール後はタオル、おしぼり、メダルなど受け取ります。メダルは昨年エントリーした人は第2回の分も合わせて2個くれました。

今年初めて、信州そばの振る舞いがありました。

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給食では無く最後に出してくれるのはいいですね。正直味はイマイチでしたが、ありがたかったです。今年は給食にシャインマスカットもあってなかなか頑張っていました。第1回目の時は郷土食っぽいのはリンゴくらいしか無くて酷評されてましたからね。

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メダル2個とターサーエッジ。メダルは重くてしっかりしてる。紐も信州手毬の模様でかわいらしいです。まあいらないけど。

ターサーエッジは初投入でしたが、ちょっとサイズ小さいかな?と思ったけど足に豆も靴擦れもできなくて良かった。かなりダイレクト感があって、足裏が痛くなりましたが。

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着替えた後、鍼灸体験+マッサージを無料でやってもらいました。かつてないほど足に痛みと疲労を感じていたのですが、多少楽になりました。

まとめ

サブ3.5達成できなかったのは残念ですが、長野マラソンの時のような悔しさは実はあまりありません。今回は7月8月はあまり練習できなかったけど、9月に相当走り込んだので「やるだけやった」という思いがありました。これでだめだったらしょうがない、というつもりで走っていたので、ある程度納得しています。

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30キロ過ぎまでは調子いいと思っていたし、いつも失速するときは予兆を感じるんですが、今回は突然足が棒になってしまったのが訳わかりませんが、マラソンってこういうものだと思います。なかなか思い通りに動いてくれないのが40代後半の体ってことで。

ただ、次はなんとかサブ3.5達成したいです。ここのところ失敗続きで自信をかなり失っています。このマラソンで脚もそれなりに鍛わったと思いますので、次こそ走り切って3時間半切りたいと切に願っています。

次は10月27日の諏訪湖ハーフ。ここでは90分切りを目標にします。

その次、11月24日のつくばマラソン。ここが今シーズンの集大成の予定。

まだまだ走り続けなければ。もう少し、がんばります。

おまけ:ランナーの評価

runnet.jp

ランネットの大会レポを見ると、おおむね好評ですがやはりコース設定に文句を言っている奴らが多いですね。僕も基本的には同意見で、距離合わせのように競技場周辺を周回するコース設定については再考の余地ありと思います。ゴール後のシャトルバスまでの長距離歩きもしんどい。ご参考までに。