2019年4月21日(日)に開催された「第21回長野マラソン」に参加しました。平成最後のフルマラソンレースです。今年で3年連続3回目の出場となりました。シルバーゼッケン遠いわ。
過去2回の記録はこちら。
今回の長野マラソンは今シーズンの集大成と位置付け、3時間20分以内のゴールを目標に掲げました。昨年3時間24分でゴールしたし、今年2回目のフルマラソンレースなんでそろそろいけるかな、と。前回静岡マラソンは無難に走ってサブ3.5だったんですが、もう少し追い込んで走ることをテーマにしました。チャレンジですね。果たして結果は!?
前日受付~宿泊
長野マラソンといえば相変わらずの前日受付が必須。これがなければ日帰り参加できて非常に楽なのですが、いいかげん無しにしてもらえませんかね?
ここで駐車場の受付をするのですが、今回なぜか事前の案内に無かったビッグハット駐車場しか残っていませんでした。予定台数超過して急遽手配した感じでしょうか?
受付してTシャツ貰うだけなんですが、せっかくなので併設の売店でマグオン4個1,000円で購入。明日1個使ってみよう。
夕食は近くの大戸屋で鶏肉黒酢あん定食。超うまかった。やっぱり大戸屋いいわー。独身で近所にあったら毎日通います。うちでもこの位のご飯が出てくれば最高なんですが。
宿泊は昨年同様漫画喫茶です。本当はホテルがいいですが、予約取れないですしね。
ここは8時から入って14時間ナイトパックで1900円くらい。フラットブースで快適ですが、ブースのすぐ上にドでかい換気扇がフル回転していて音と振動がかなり気になりました。それでもビール焼酎とおつまみで晩酌⇒酔っぱらって11時過ぎには就寝しました。
レース前準備
4月21日のレース当日は5時20分頃起床。おにぎりなど食べて準備し、6時には漫画喫茶を出発して指定駐車場のビッグハットへ。10分くらいで着いて、すぐにシャトルバスで会場に向かいました。昨年より道路が混んでいて、スタート会場の長野運動公園には7時15分頃着でした。
天気は曇天で、気温も高くありません。前日の予報では晴れて暑くなるはずですが、この時点ではマラソンにぴったりの非常にいいコンディションです。
更衣室の体育館で着替え、テーピング、トイレなどすべて済ませて7時50分頃には荷物を預け、スタートブロックに向かいました。
高橋尚子さんの挨拶などセレモニーも済み、いよいよレーススタートです。今年僕はCブロックスタートです。
ペース設定について
今回僕は3時間20分以内のゴールを目標としているので、キロ4分40秒程度のペースで走る予定でした。手元のSUNNTOスパルタントレーナーは距離を実際より短く計測するため、表示されるペースは実際よりやや早くなります。そのため、SUNNTOのペース表示でキロ4分30秒~40秒以内で走ることにしました。
いよいよレーススタート
さていよいよスタートしますよ。長野マラソンのコースはいつも通り、南へ向かって走るワンウエイコース。所々に出てくるアップダウンが地味に足に来るのと、後半の延々と続く堤防道路が難所です。
スタート~10キロまで
号砲から40秒でスタートゲートを通過しました。「最初は混雑しているので5キロくらいまではキロ5分位のペースでいければいいかな~」、なんて思っていましたが、以外にすぐに道が開けてペースが上がります。Cブロックというとそこまで早くないブロックのイメージですが、長野マラソンは違います。周りは早いランナーばかりで、スタートからけっこう飛ばしていく人が多い!僕もつい引っ張られて、最初の3キロほどはキロ4分30秒ほどになってしまい、少しペースを落としました。
最初の5キロは順調に走っていたつもりですが、5キロ過ぎ最初の給水を過ぎてから善光寺に向かう上り坂セクションで早くも大腿四頭筋に疲労感を感じました。「あれ?なんかこのペース早いかも」キロ4分30秒~40秒くらいで走っていましたが、ちょっときつかったです。「そのうち、体があったまれば落ち着くだろう」と思って走り続けました。
善光寺大門を過ぎてコースは石畳の下り坂へ。ここがこのレースで一番応援が多いセクションです。気分もアガり、下り坂ということもあり速いスピードで駆け抜けました。そのままビッグハットまで走って10キロ経過。
スタート~5キロ ラップ23分46秒(ペース4分45秒)
5~10キロ ラップ23分46秒(ペース4分45秒)
10キロ通過タイム 47分32秒
20キロまで
ここまで10キロは予定通りのペースで走ってきましたが、何だかいつもよりきつい気がしました。10キロ走ればいつもは体が軽くなり、想定ペースより早く走ってしまうところを少しゆっくりに修正する、というパターンなのですが、今回は予定のキロ4分40秒が非常に早く感じます。「ちょっとこのままいくとヤバいかも」と思ったので、少しペースを落とすことにしました。キロ4分40秒を目安に走ることにします。実際のペースはキロ4分40秒くらいでしょうか。
ビッグハットを越えてエムウエーブまでは長い直線道路で、ペースを維持して走りやすい。この辺で3時間15分のペースランナー集団に抜かれます。トレランの大会でよく見る福田六花さんを見つけたので、エムウエーブまで後ろにぴったりついて走りました。ペースが同じで走りやすかった。エムウエーブ手前で折り返しを走ってくるランナーとすれ違いますが、多分サブ3ペースより早いランナーだと思いますが、そのスピードにもうびっくり。同じ人間じゃない。
エムウエーブを越え、今度は自分より遅い人たちとすれ違いながら元気をもらい、五輪大橋手前で20キロ到達。
10~15キロ ラップ23分42秒(ペース4分44秒)
15~20キロ ラップ24分07秒(ペース4分49秒)
20キロ通過タイム 1時間35分21秒
中間点通過タイム 1時間40分32秒
30キロまで
五輪大橋を超えるころには結構疲れていました。が、まだ何とかペースを維持するだけの力はありました。五輪大橋を越えて中間点のタイムが1時間40分とちょっと。後半頑張れば何とか3時間20分切れるタイムですが、足は相当に疲れてきていました。前回静岡マラソンに比べても、中間点でこの疲労感はちょっと疲れすぎです。「これはダメかもわからんね」そんなことを考えながら、行けるところまでは今のペースで頑張ろうと走り続けます。
ホワイトリンクの折り返しでは、数百メートル先に3時間15分のペースランナー集団が走っているのがわかりました。「思ったほど遅れていないのかもしれない、もう少し頑張ろう」と必死で走りました。この辺でお日様が顔を出し、少し暑さを感じ始めました。
25キロ地点でアミノバイタルをもらってエネルギー補給。25キロ地点にしてすでにかなりの疲労感、そしてここまで非常に長く感じました。まだあと20キロ近くあるのが信じられません。そしてここからいよいよペースを維持できなくなり、少しずつ遅れだしました・・・。堤防道路に入って30キロ。きつい!
マラソンは30キロまでが序盤戦。ここまで非常に疲れてる!やばいぞコレは。
20~25キロ ラップ24分10秒(ペース4分50秒)
25~30キロ ラップ25分22秒(ペース5分04秒)
30キロ通過タイム 2時間24分53秒
ゴールまで
さて、残り12キロまで来ましたがいよいよヘバってしまい、ペースが落ちていくのを止められません。この感覚は何度も経験しているので、もうこれ以上ペースを上げることができないのはわかっています。それでも、なるべく負担の少ないフォームで、残り1時間ちょっと歩かず走ることを目指します。とにかく大腿四頭筋を中心とした太もも全体が重くてしんどかった。
コースは堤防沿いの平坦路で、給水も給食も充実しています。応援もあったかい。淡々と走り続けます。35キロ過ぎには、3時間30分のペースランナーに抜かれました。サブ3.5も無理なようです。チャレンジ失敗です。
永遠かと思えるような堤防道路も39キロで終わり、コースは左折して市街地へ。大通りを南長野運動公園まで最後の直進に入ります。残り2キロ。終わりが見えるとキツさが倍増する不思議。25キロ以降距離を重ねるごとに脚の重みが増してきましたが、ここにきてマックス辛いです。とてもスパートなんかできません。ペースもさらに落ちて、大勢に抜かれました。姿勢も維持できず、ヘロヘロで走りました。この2キロも長かったなー。ゴールの野球場が見えても全然たどり着かなくて泣きそうでした。
大勢が見守るゴール前のラスト200mも歯を食いしばって走り、全然スパートできずにゴール。ゴールタイムは3時間34分という結果でした。
30~35キロ ラップ28分34秒(ペース5分43秒)
35~40キロ ラップ28分34秒(ペース5分43秒)
40キロ~ゴール ラップ12分11秒(ペース5分50秒)
ゴールタイム 3時間34分12秒(ネット)
上のタイムはすべてランナーズアップデートで確認したもので、実際にスントが記録したものではありません。SUNNTOだとこうなります。
走っている最中は、「前半飛ばしすぎて後半ペースが落ちた」と思っていたのですが、後から冷静にタイムを見ると、言うほど早いペースでは無いですよね。ただ、最初の10キロを一番早いペースで走っているのは事実なので、ここで疲れを貯めてしまったと思います。そして、いつものペースよりは確かに速いので、このペースで走り切る走力が無かった、というのが結果ですね。
服装・補給食
ウエアはいつもの勝負服パタゴニアスリーブレスシャツとストライダー・プロ・ショーツ。ポケット付きパンツは本当に便利。
シューズはターサージール。2年前19回長野マラソンから使い始めて3年目になりました。クッションはかなり落ちてきた感じがしますが、まだまだ使えそう。ちょっと大きいんで機会があればナイキの厚底を試してみたいと常々思っていますが、お金が無いので実現していません。でも今回ターサーは調子良かったなあ。爪もそれほど死ななかったし。軽くていいシューズです。
補給食は、グリコワンセコンドをポーチに入れて、スポーツ羊羹1本、アミノバリューBCAA顆粒2本、マグオン1個をストライダー・プロ・ショーツのポケットに入れて走りました。しかし今回もまた使ったのはアミノバリュー1本だけ。あとは運搬しただけです。後半失速してマグオンやジェル飲むほど頑張れなかったので、次のために取っておきました。給食のバナナや梅干しは2回位食べました。
まとめ
今回は3時間20分以内のゴールを狙って、キロ4分40秒でスタートしましたが、結果的には25キロ過ぎで失速、ゴールタイムも3時間34分と予定より15分も遅れる失敗レースとなてしまいました。僕の今の実力では、キロ4分40秒台でフルマラソンは走り切れないことがわかりました。それなりに毎日練習してきたので自信が無かった訳では無いですが、練習が足りなかったという事でしょう。そして、ペースは10秒早いだけで疲労度は全然違うということも勉強になりました。
終わった直後からしばらくは、「また失敗しちまった、全然成長してない」と落ち込みましたが、今回はチャレンジした結果なので、仕方ないとも思っています。マラソンって年に何回も走れないので、試してみることができないんですよね。なので、時にはこういったチャレンジというかぶっつけ本番もしょうがないかな、と今は思っています。
そして今の練習内容では、3時間20分以内でのゴールは無理ということが明確にわかりました。もっと負荷をかけて脚力を付けないと、ゴールまで持たない。ここからは今までのように簡単にタイムを縮められない領域なんだな、とわかりました。
正直これ以上努力したくないし、きつい練習なんてちっとも楽しくないけど、このままじゃ終われないのでもう少しあがいてみることにします。初心に帰って、小出監督のこの本もう一度読み返してトレーニングします。
30キロ過ぎで一番速く走るマラソン サブ4・サブ3を達成する練習法 (角川SSC新書)
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サブ3は無理だけど、少し楽にして3時間15分以内のゴールを目指します。
「走る度成長する自分」を漠然とイメージしていましたが、40半ばの何のとりえもないただのおっさんに期待しすぎていました。これ以上のタイム短縮のためには、もっと走るしか無い。地道に走ります。少なくとも現状維持、うまくいけば自己ベスト更新、この位の気持ちですね。
次は安曇野ハーフです。久しぶりのハーフマラソンなので、しばらくスピード練習中心にやります。そして6月は美ヶ原トレイルラン45K、7月は富士登山競争五合目コースと続きます。
夏場に脚力を鍛えて、10月の松本マラソンでリベンジします!