MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

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テント泊登山の重要アイテム「スリーピングマット」の選び方を徹底解説!Amazonで買えるおすすめのスリーピングマットも紹介

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テント泊登山がしたい!と、15年ぶりのテント選びをスタートして早幾月。テントは決めた。寝袋も買った。グランドシートも買った。これで準備万端!いつでも山に行ける!と思いますよね?

ところが、もうひとつ用意しなければいけない超重要なアイテムがあります。

それが「スリーピングマット」です。

テントや寝袋に対して、スリーピングマットはそれほど重要視されていないと感じますが、テントでの快適性を重視するならば、きちんと性能を見極めて選ばなければいけないアイテムです。

僕もスリーピングマットを選ぶのはテント関連の道具の中で一番大変でした。種類や機能の選択肢が多く、かなり悩みました。

今回は、そんな実体験を踏まえ、スリーピングマット選びについてまとめてみました。

※めっちゃ長いので全部読むと時間かかります!

スリーピングマットとは

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寝袋の下に敷いて使うマットです。地面の凹凸を緩和したり、地面からの冷えを遮断したりすることが主な機能で、要は寝心地をよくするための道具です。

わかりやすく言えば、寝袋が掛け布団だとしたら、スリーピングマットは敷布団です。

敷布団が無いとぐっすり寝られないのと同じで、テント泊においてスリーピングマットは快適な睡眠を得るために無くてはならない重要なアイテムなのです。その割には、寝袋ほど重要視されていないきらいがあります。

スリーピングマットに求められる機能

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スリーピングマットに求められる機能は快適性以外にもたくさんありますが、登山という特殊な環境で使用することが一般の敷布団やマットレスと違う点です。以下にあげる点が重視すべきポイントです。

1.寝心地が良いこと

山のテント場は岩だったり土だったり草だったり木の根だったり色々なものが転がっている環境です。平坦ではない地面で快適に寝られるようにすることが、スリーピングマットの一番大切な機能です。

2.コンパクトであること

山の道具は収納した時小さい方が優れています。背負って行くことになるので小さいに越したことありません。

3.軽い事

同様に、山では軽いが大正義です。テント泊登山はただでさえ荷物が重くなるので、軽量化は大切です。注意しなければならないのは、コンパクトさと軽さは同じでは無いということ。大きくて軽量とか、コンパクトだけど重い、ということもあります。一番いいのは軽くてコンパクトになることです。

4.保温性能が高いこと

地面からの冷気というのは、バカにできません。初めてテント泊をする人は、地面の冷たさにびっくりすると思います。寒い季節なら猶更です。人間は寒いと眠れません。地面からの冷えを感じさせない断熱性能(保温性能)がスリーピングマットには求められます。この保温性能ついては、「R値」という値で数値化されています。(後述)

5.広げやすく、畳みやすいこと

テント泊の設営・撤収は、テントをはじめ様々な生活道具を準備・片付けする必要があり、とても時間がかかります。速やかに展開・収納できるスリーピングマットが優秀と言えます。

6.タフであること

厳しい環境の高山で使うことが多いので、一般キャンプ用途以上の耐久性が求められます。過酷な環境下でもガシガシ酷使できるタフな造りが理想です。具体的にはパンク耐性が最も重要な要素です。

7.価格が安いこと

最近のマット、特にエアーマットは高い!高すぎる!!安いに越したこと無いですよね?安くて高性能なものを探しましょう。 

スリーピングマットの種類

大きく分けて「クローズドセル」「セルフインフレータブル」「エアーマット」の3種類があります。3種類それぞれに長所と短所があり、自分の山行スタイルに応じて何を重要視するかにより、選ぶタイプも変わってきます。

そして、これら3種類の中でもサイズや保温性能によって差別化されています。種類の多さがスリーピングマット選びを難しくさせている要因のひとつです。

クローズド・セル

サーマレストの「Zライト ソル」やニーモの「スイッチバック」に代表されるフォームパッド。ポリエチレンフォームで成形された厚みのあるマットで、そのままクルクル巻いて収納するタイプと、アコーディオンのように折りたたんで収納する形のものがあります。

マット表面に凹凸を付けることで身体とマットの間に空気をため込み、保温性を持たせる構造です。アコーディオンタイプは凹凸をうまく組み合わせて収納することでコンパクトに収納できるよう工夫されています。

クローズドセルタイプの〇な所
  • 安い・・・シンプルな構造ゆえに相対的に価格は安めです。有名ブランドのものは7000円位しますが、ノーブランド品なら2000円程度で買えます。
  • パンクしない・・・素材的にパンクしません。岩場でも座布団のように使えます。手荒に扱ってもいいのは精神衛生上非常に重要です。
  • 設営撤収が楽・・・使用時は広げるだけ。しまうのも楽です。特に撤収時は時間に追われて片づけるものも多いので、撤収が楽なのはありがたい。
  • 寝心地はまあまあいい・・・ふんわりした素材感で、寝心地は悪くありません。(薄くて硬いタイプもあります)
クローズドセルタイプの×な所
  • 嵩張る・・・素材の性質上小さくなりません。特にフルサイズのマットは実物を見るとそのボリューム感に圧倒されます。重さは見た目に反してかなり軽量なんですが・・・。
  • 場合によっては危険・・・大きさゆえにザックの外に付けるケースがほとんどですが、木や岩に引っかかって危険なケースがあります。
どんな人に向いているか?

安いマットを求めている人、設営撤収に時間をかけたくない人、手荒に扱っても大丈夫なマットを求めている人向きです。最近は薄くてコンパクトなタイプもあるので、冬季用のベースマット用途としても◎。

セルフ・インフレータブル

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セルフインフレータブルとは、「自動膨張式」という意味です。ウレタン素材のマットを空気を通さない表面素材で包みこんだ形状で、使用時はウレタンフォームの復元力で自動的に膨張し、撤収時は丸めて空気を抜くことでコンパクトに収納できます。多くのモデルは更に空気を吹き込むことでエアーマット的に厚みを持たせることが可能です。

クローズドセルタイプとエアーマットタイプのいいとこ取りのようなマットで、価格と機能のバランスがいいですが、悪く言えば中途半端で特徴が無いとも言えます。

セルフインフレータブルタイプの〇な所
  • 高すぎない価格・・・フルサイズのマットでも1万円程度から買えます。クローズドセルほど安くはありませんが、ある程度コンパクトに収納できることに価値を感じることができるのなら、安いと思うはず。
  • パンクに強い・・・空気を閉じ込める構造なのでパンクの心配はありますが、仮にパンクしたとしても、中にウレタンフォームが入っているのでその分の厚みは残り、マットとしての最低限の機能は果たしてくれます。
  • そこそこコンパクト・・・エアーマットほどコンパクトにはなりませんが、ザックの中に収納できるくらいの大きさにはなります。
  • 寝心地はいい・・・ウレタンフォーム+エアーで快適な寝心地です。
セルフインフレータブルタイプの×な所
  • 撤収が面倒・・・設営時はバルブを開いて放っておけばある程度は勝手に膨らんでいるので楽ですが、撤収時は空気を抜きながら丸めていく作業が面倒!大体において上手に丸まってくれなくて、スタッフバッグに入らなかったりしてイラつきます。
  • やや嵩張る・・・クローズドセルタイプに比べればコンパクトですが、保温性能高めのレギュラーモデルだと実はハーフサイズのクローズドセルの半分くらいのボリュームがあって、それほどコンパクトでもありません。現物を見てから買う事をおすすめします。
  • 意外に重い・・・最軽量のものでも500g以上あり、そこそこ重いです。エアーマットほど軽量コンパクトではありません。
どんな人に向いているか?

クローズドセルでは大きすぎると感じる人、コンパクトなマットが欲しいけどあまりお金をかけたくない人向きです。

価格・性能・サイズのバランスがいいので万人向けと言えます。どれを買ったらいいか悩んだら、このタイプを選んでおけばまず間違いありません

エアーマット

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いわゆるエアーマットです。中身は空気のみ。

使用時は3種類の中で最も厚く、収納時は非常に軽量コンパクトになるのが特徴。最新の登山用エアーマットは素材や気室の構造を工夫することで、軽量コンパクトを突き詰めながら寝心地や丈夫さにもこだわっています。メーカーも非常に力を入れており、最新技術を惜しげもなく投入して覇を競っています。スリーピングマットの主役と言えるのがこのエアーマットタイプです。

エアーマットタイプの〇な所
  • とにかく軽量コンパクト・・・フルサイズのマットでも収納状態では500mlペットボトル程度の大きさで、かつ重量も300g程度と非常に軽量コンパクトになります。ファストパッキングスタイルの山行ならばマットはこれ一択です。
  • 圧倒的厚みで寝心地最高・・・厚みは6~8cmほど、10cmなんてモデルもあります。横向きに寝ても体が地面に着くことが無くて快適です。寝心地は3種類の中で一番良好と言われています。
  • 空気を入れるのも楽・・・最近のモデルはスタッフバッグがポンプサックになります。ポンプサックとは風船のように膨らましたスタッフバッグからマットに空気を注入するパーツで、これがあると口をつけてエアーを吹き込む必要がありません。マットにエアーを吹き込む作業は重労働なのでポンプザック装備はありがたい。それに口をつけないから清潔だし内部のカビの心配もなくなります。
  • バルブが進化して撤収も早い・・・これも最近のモデルはバルブが良くできていまして、注入時はエアーの逆流が無くて速いし、撤収時も一気に空気を抜くことができます。マットの中にフォームは無いので、収納も楽です。
エアーマットタイプの×な所
  • とにかく値段が高い・・いい事だらけのエアーマットですが、その分値段はメッチャ高いです。2万円位します。マットに2万円はちょっと躊躇する価格ですよね?冬も使えるタイプだと3万円オーバーもザラです。
  • パンクしたら終わり・・・中身が空気なので、パンクは致命的です。一応パッチなどの補修キットが付属していますが、運用には気を使います。値段も高いし雑に扱えないことはストレスになるかも。
  • 保温性能が低い・・・エアーマットそれ自体に断熱性能はほとんど無いので、厚い割に保温力は弱いです。断熱フィルム等をインサートした保温性能高めのモデルもありますが、更に値段が高くなります。
どんな人に向いているか?

とにかく寝心地にこだわりたい人軽量コンパクトを求める人お金持ちの人向けです。

値段が高いのが最大のネックですが、予算的に買えるなら僕もエアーマットをおすすめします。実は、それほど値段が高くないエアーマットもあります。後で紹介します。

フルサイズか、ショートサイズか。それが問題だ。

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ほとんどのスリーピングマットは、長さ180cm程度のフルサイズ(レギュラー)タイプと、120~130cmのショートタイプをラインナップしています。フルサイズの方が快適ですが、サイズや重量の関係でショートモデルを選ぶ人もたくさんいます。

ショートモデルの場合、長さが足りない足元部分はザックや余った衣類を敷くことでカバーすることになります。以前僕もリッジレストのショートサイズを使っていましたが、特に困った記憶もありません。夏場であれば何とかなります。ただし、冬場は全身をカバーするフルサイズでないと冷えが厳しいと思います。

それと、最近のスリーピングマット、特にエアーマットに関して言えば非常に軽量になってきていて、フルサイズで300g切るモデルもあります。エアーマットに関して言えば、ショートサイズを選ぶメリットはあまり無いように感じますが、それでもやっぱりショートの方が軽量コンパクトだし、どちらがいいとは一概には言えません。マットのサイズ選びは用途および使う人によって正解が違うとしか言いようがない難しい問題です。

R値について

 R値は『R‐Value』のことで、熱抵抗値を指します。建築用語ですが、簡単にいうと「断熱性能の高さ」を示す数値です。R値が高ければ高いほど断熱性能(保温性能)が高いということになります。様々な材質のR値は以下のようです。※厚さ2.5cmの場合

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GWearよりお借りしました。

スリーピングマットも、各メーカーがR値を表示している場合が多いです(ない商品もあります)。冬もテント泊したい場合はR値4程度は必要と言われています。高山でのテント泊は夏でも寒いので、R値の高い(=保温性能が高い)マットを選びたいですが、逆に低山では暑すぎる可能性もあるし、また予算との兼ね合いにもなります。ちなみにR値は組み合わせることで高くすることもできるので、R値1のマットを2枚重ねればR値2のマットになります。

おすすめのスリーピングマットを紹介

ここからは、実際に販売されているスリーピングマットを独断と偏見でレビューします。使ったことないものがほとんどなので、個人の意見として参考程度で見ていだければ幸いです!

クローズドセルタイプ

サーマレスト Zライト・ソル、ニーモ スイッチバック

  • サイズ:51×183×2cm
  • 重量:410g
  • 収納サイズ:51×15×13cm
  • R値:2.6

寝心地…〇 収納サイズ…× 重量…〇 保温性能…〇 畳みやすさ…◎ パンク耐性…◎ 価格…△

価格…7000円前後

クローズドセルタイプを代表する人気商品。どちらを選んでも性能はほとんど同じ。

元祖はサーマレストだが、ニーモが後追い。サーマレストは古くから「リッジレスト」というクローズドセルマットを販売していて愛用者も多かった。僕もリッジレストのハーフサイズをずっと愛用していました。

収納サイズがバカでかいことを除けばいいアイテム。R値2.6で残雪期でも使用可能。ただし定価7000円はぼったくり過ぎだと思う。 

[rakuten:canpanera:10000719:detail]

こちらが元祖クローズドセルのリッジレスト。メイドインUSAですがかなり安いです。ただしレギュラーサイズは収納状態がバカでかいのでULタイプの山行には不向きです。60リッター以上のザックの中に、ゆるく巻いて壁を作るように入れて収納するのがおすすめです。

キャプテンスタッグ キャンプマット

  • サイズ: (約)幅56×長さ182×厚さ2cm
  • 収納サイズ:(約)13×12.5×56cm
  • 重量: (約)270g
  • R値:不明

寝心地…〇 収納サイズ…× 重量…◎ 保温性能…〇 畳みやすさ…◎ パンク耐性…◎ 価格…◎

価格…2100円

激安クローズドセル。石井スポーツにも売っている本格派。登山用品の価格の高さに辟易している人が見たら秒で買っちゃいそうな価格設定はさすがの鹿番長。中華コピー品より安く、本家より軽い。

「これでいいじゃん」って思いますが、サイズに注意。登山用マットの多くは幅50cm程度ですが、これは多分ファミキャン用なんで幅56cmあります。この5cmのサイズアップで収納状態のバカでかさがさらに際立ちます。外付けするにしてもデカすぎだろ!と思わざるを得ないボリューム感です。安いのでカットして自分好みの大きさに加工して使うとかどうでしょうか?

エバニュー FPマット125(100)

  • サイズ : 125cm(100cm)×50cm
  • 厚さ : 5㎜
  • 収納時 : 25cm巾折畳み
  • 質量 : 200g(160g)

寝心地…× 収納サイズ…〇 重量…◎ 保温性能…△ 畳みやすさ…◎ パンク耐性…◎ 価格…〇

価格…約3000円(2500円)

小粋な登山グッズを多数ラインナップするエバニューのクローズドセルは、知る人ぞ知る通好みのスリーピングマット。主にUL(ウルトラライト)を標榜する人々から熱い支持を受けています。

厚さ5mmの薄くて硬いマット素材は「畳のような寝心地」らしい。クローズドセル最大の弱点である収納状態の大きさに関しても板状なんで、ザックの中に割と楽に入れることが可能。ザックの背面パッド代わりにセットすることもできます。寝心地に関しては割り切りが必要ですが、軽量コンパクトを地で行く尖ったモノづくりに惹かれます。

正直これ1枚で寝ろって言われたらキツイですが、パンク保険&防寒でエアーマットの下に敷くマットとしては最高じゃないか?と思い、「これのフルサイズ版出てくれないかな~」と思っていたら、↓こういうのが出ていました。

エバニュー トレイルマット180(100)

  • サイズ:50×180(100)×9cm
  • 重量:320(180)g

価格…3600円

寝心地…△ 収納サイズ…× 重量…〇 保温性能…〇 畳みやすさ…◎ パンク耐性…◎ 価格…〇

フルサイズで、FPマットの5mmに対してこちらは厚さ9mmの快適性重視。厚みがある分収納サイズが大きくなっちゃうのがマイナスですが、シンプル低価格で耐久性重視のロールマット。厚すぎず薄すぎずの普通のクローズドセルマットです。ただちょっと重いかな?

セルフインフレータブル

セルフインフレータブルは3種類紹介します。以下3メーカーはスリーピングマット界で覇権を競うライバル同士です。歴史と信頼の王者サーマレスト、革新の技術でサーマレストに挑むニーモ、バルブと価格に強みのあるシートゥーサミットというのが特徴。

サーマレスト プロライト

  • 重量:510g、サイズ:51×183cm、収納サイズ:28✕10cm
  • R値:2.4(3season/春夏秋)

価格…約13000円(レギュラー)

寝心地…〇 収納サイズ…△ 重量…〇 保温性能…〇 畳みやすさ…× パンク耐性…△ 価格…△

サーマレストのセルフインフレータブルマットは数種類ありますが、一番軽量コンパクトなモデルがこのプロライト。重量約500g、収納サイズはハーフサイズのクローズドセルの半分くらいのボリューム感がありますが、このタイプでは平均的です。

信頼感ありますし、最近のモデルはバルブも改良されてエアーの逆流がなくなり空気が入れやすいようです。肌触りの快適さはサーマレストの美点です。

[rakuten:kojitu:10105581:detail]

NEMO(ニーモ) ゾア レギュラーマミー

  • 重量:約450g 収納サイズ:20×Φ11cm 厚さ:2.5cm、R値2.7
  • 付属品:専用スタッフサック、コンプレッションストラップ、リペアキット

価格…約13000円(レギュラー)

寝心地…〇 収納サイズ…△ 重量…〇 保温性能…〇 畳みやすさ…× パンク耐性…△ 価格…△

フルサイズのセルフインフレータブルマットながら、フォームを極限まで肉抜きして重量450gとサーマレストに対して100gの軽量化を実現。しかもR値は2.7と春秋のキャンプにも対応可能と高性能です。収納サイズもコンパクトでかなりおすすめです。

[rakuten:auc-odyamakei:19428514:detail]

SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) ウルトラライトS.I.マット

  • サイズ:全長183×幅51×厚さ2.5cm/レギュラー
  • 収納サイズ:φ13.5×26cm/レギュラー
  • 重 量:550g/レギュラー
  • R 値(熱抵抗値):2.6相当

価格…約9000円

寝心地…〇 収納サイズ…△ 重量…△ 保温性能…〇 畳みやすさ…× パンク耐性…△ 価格…〇

収納サイズや重量は平均的ながら、1万円を切る低価格を実現。そしてシートゥーサミットの代名詞と言える多機能バルブが優秀。二重構造でエア入れの際は逆止弁が働き、エア抜きはスピーディ。このバルブの登場で、マット界ではひねってロックの単純なバルブからこのタイプのバルブに一気に入れ替えが進みました。たかがバルブ、されどバルブです。1万円以下では一番おすすめです。

[rakuten:yoshikip2:10043480:detail]

エアーマット

マット業界で一番盛り上がっているのはエアーマットだと思います。やはり3強がしのぎを削っていますが、クライミットなど独創的な商品を造るメーカーもあり、面白いです。

THERMAREST(サーマレスト)  ネオエアーウーバーライト

(右側スモール)

  • 素材:15Dナイロン
  • サイズ:51×183cm(119cm)、厚さ:6.4cm、収納サイズ:15×9cm(15×8cm)
  • 重量:250g(170g)
  • R値:2.3
  • スタッフサック、ポンプサック、リペアキットが標準装備
  • Made in USA(※カッコ内はスモール)

価格…28600円(22550円)

寝心地…◎ 収納サイズ…◎ 重量…◎ 保温性能…〇 畳みやすさ…〇 パンク耐性…× 価格…×

サーマレストのエアーマットは「ネオエアー」というモデル名が付きます。そのネオエアーシリーズ最軽量モデルがウーバーライト。レギュラーサイズで重量なんと250gと驚きの軽さ。R値2.3、厚み6.4cmで極上の寝心地、ポンプサック標準装備で展開も楽と至れり尽くせり。ただし約3万円と超高級品で、15デニールの極薄生地なのでパンクには要注意です。軽さにこだわるお金持ちはこれ!

[rakuten:mitsuyoshi:10051272:detail]

THERMAREST(サーマレスト)  ネオエアーXライト

右側がスモール

  • 素材:30D高強度ナイロン
  • サイズ:51×183cm(119cm)、重さ:350g(230g)、厚さ:6.4cm
  • 収納サイズ:23×10cm(23×9cm)
  • R値:4.2
  • スタッフサック、ポンプサック、リペアキットが標準装備
  • Made in USA(※カッコ内はスモール)

価格…26400円(20900円)

寝心地…◎ 収納サイズ…◎ 重量…◎ 保温性能…◎ 畳みやすさ…〇 パンク耐性…× 価格…△

ネオエアーシリーズで最も汎用性の高いモデル。レギュラーサイズで350gと十分軽量ながら、サーマルフィルムを挟み込んでいてR値4.2あるので、オールシーズン対応可能な優等生モデル。お値段26400円と高価格ながら、これ1枚でライトな冬山まで対応するのでコスパがいいとも言えます!20%引き2万円位で買えるならとてもおすすめ!

THERMAREST(サーマレスト)  

  • サイズ:51×183cm、収納サイズ:23✕10cm、重量:430g
  • 表面:30D高強度ナイロン 裏面:70Dナイロン
  • R値:6.9(extreme cold)
  • 付属品:スタッフサック、ポンプサック、リペアキット
  • Made in USA

価格…33000円

寝心地…◎ 収納サイズ…◎ 重量…〇 保温性能…◎ 畳みやすさ…〇 パンク耐性…× 価格…×

ネオエアーシリーズで最も暖かいモデル。サーマルシート4枚インサートでR値6.9を実現。夏に使ったら暑すぎるレベル。厳冬期対応で生地も丈夫ながら重量は430gと十分軽量。高価格高機能のエクストリーマー向けフラッグシップモデル。これを買えるのは一流の登山家だけ!

NEMO(ニーモ) テンサー レギュラーマミー NM-TS-RM

  • サイズ:幅51cm×長さ183cm×厚さ8cm
  • 重 量:345g(本体のみ)
  • 収納サイズ:φ7.5×20cm
  • 参考使用温度:2~7℃
  • 付属品:専用スタッフサック、コンプレッションストラップ、VORTEXポンプサック、リペアキット

価格…約19000円

寝心地…◎ 収納サイズ…◎ 重量…〇 保温性能…〇 畳みやすさ…〇 パンク耐性…× 価格…△

ニーモのエアーマットで最も汎用性のあるモデルが「テンサー・マミー」です。レギュラーモデルで345gと軽量、収納サイズも500mmペットボトル程度とコンパクト。厚さが8cmもあって、さらに独自のエア室構造で寝心地がとてもいいそうです。R値は非公開ですが、夏中心の3シーズンモデルです。石井スポーツなどで値引きされている場合があるので、2割引き位で買えれば非常にコスパいいです。

NEMO テンサーインシュレーテッド レギュラー マミー NM-TSI-RM

  • サイズ:幅51cm×長さ183cm、厚さ:8cm
  • 重 量:410g(本体のみ)
  • 収納サイズ:φ8×20cm
  • 参考使用温度:-12~-7℃
  • 付属品:専用スタッフサック、コンプレッションストラップ、VORTEXポンプサック、リペアキット

価格…約21000円

寝心地…◎ 収納サイズ…◎ 重量…〇 保温性能…◎ 畳みやすさ…〇 パンク耐性…× 価格…△

テンサーの保温性能アップバージョンが「インサレーテッド」です。ニーモにはこの更に上のモデル「テンサー・アルパイン」という-30度対応モデルもありますが、一般的にはこのインサレーテッドでも十分。2枚のサーマルフィルムを挟み込んで-12度まで対応。サーマレストよりちょい安い絶妙な価格設定です。

[rakuten:sn-mart:10011396:detail]

SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) イーサーライトXTマット

右はスモール

  • サイズ:全長183×幅55×厚さ10cm/レギュラー
  • 収納サイズ:φ9×19cm/レギュラー
  • 重量:340g
  • R値(:0.8相当
  • 素材:30/40Dナイロンファブリック
  • 付属品:エアストリームポンプスタッフサック、リペアキット

価格…約18000円

寝心地…◎ 収納サイズ…◎ 重量…〇 保温性能…〇 畳みやすさ…◎ パンク耐性…× 価格…△

シートゥーサミットのエアーマットで最軽量モデル。そのくせ厚さ10cmもあります。シートゥーサミットの特徴である多機能バルブと、別売りの枕を固定できるピローロックシステムという独自の機構を持っています。とにかくバルブが優秀で、収納のストレスがゼロだそうな。使ってみたい。スキなしの快適さを突き詰めたエアーマットです。

[rakuten:canpanera:10065168:detail]

SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) ウルトラライトマット

右はスモール

  • サイズ:全長183×幅55×厚さ5cm/レギュラー
  • 収納サイズ:φ7.5×17cm/レギュラー
  • 重 量:本体=395g、スタッフサック=37g/レギュラー
  • R 値:1.1
  • 素 材:40Dリップストップナイロン
  • 付属品:エアストリームポンプスタッフサック、リペアキット

価格…約13000円

寝心地…〇 収納サイズ…◎ 重量…〇 保温性能…× 畳みやすさ…〇 パンク耐性…× 価格…◎

イーサーライトとの差別化が難しい商品ですが、こちらは厚み5cmで重量はイーサーライトより重いけど、収納サイズはシートゥーサミットで一番小さいモデル。エアーマットとしては値段が安いので、価格重視の人にはおすすめできるモデル。スモール168cmというのも女性用としてちょうどいい。

[rakuten:canpanera:10039887:detail]

SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) ウルトラライト インサレーティッドマット

  • サイズ:全長183×幅55×厚さ5cm/レギュラー
  • 収納サイズ:φ10×23cm/レギュラー
  • 重 量:480g
  • R 値:3.1
  • 素 材:30/40Dナイロンファブリック
  • 付属品:エアストリームポンプスタッフサック、リペアキット

価格…約16000円

寝心地…〇 収納サイズ…◎ 重量…〇 保温性能…◎ 畳みやすさ…◎ パンク耐性…× 価格…△

保温性能強化モデル。とはいえR値3.1とそこまで高く無いので、単体で冬使用は厳しいと思われるが、インサレーテッドモデルの中では安いので選択肢になり得ます。

[rakuten:rakuzanso:10017841:detail]

KLYMIT(クライミット) スタティックV

  • サイズ:(長さx幅x高さ) 183 (127)x 58.4 x 6.4 cm
  • 収納サイズ:20.3×7.6cm
  • 素材:70Dポリエステル
  • R値:1.3
  • 重量:514g(369g)

価格…約9000円(約6000円)

寝心地…◎ 収納サイズ…〇 重量…〇 保温性能…△ 畳みやすさ…△ パンク耐性…△ 価格…◎

アメリカユタ州発のアウトドアメーカー・クライミット。特徴的なデザインのエアーマットですが、「Vチェンバー」という構造が空気の流れを最小限にし、またシュラフのロフトを潰さないことで保温性能と寝心地を両立しています。一般的なエアーマットは幅50cmほどで正直狭いんですが、クライミットのマットは幅58cmと広めにデザインされていて、またマットの両端が盛り上がっているので体がマットから落ちることなく快適です。そしてエアーマットとしてはかなり安く、レギュラーモデルでもAmazonで8000円で買えます(リコン)。ショートモデルならなんと5600円です。これはかなりおススメです。

[rakuten:campsupply:10000024:detail]

KLYMIT(クライミット) イナーシャ・オゾン

  • サイズ 183 cm x 54.6 cm x 4.4 cm
  • パックサイズ 8.9 cm x 15.2 cm
  • 重量 346g
  • 付属品 スタッフサック、修理キット(あて布、接着剤)

価格…約11000円

寝心地…△ 収納サイズ…◎ 重量…〇 保温性能…× 畳みやすさ…△ パンク耐性…× 価格…〇

クライミットの自由なイメージを具現化したモデル。あえて穴をあけたデザインの独創的なエアーマット。枕が付いているのがいいシュラフの中に入れて使う事を想定しているらしい。穴があることで、シュラフのロフトを潰さないのでシュラフの性能を100%発揮できるとのこと。素晴らしいアイデアです。それほど軽量でも無いし、実際買うのは勇気がいる商品ですが、一度は試してみたいスリーピングマットです。

[rakuten:millennium-store:10000248:detail]

まとめ

どうですか、各社の代表的なモデルだけでこの膨大な商品量。Amazonのリンク貼るだけで物凄い時間かかりましたよ。思いがけず12000文字越えの大作となりました。

この豊富なモデルの中から、自分に必要な機能をチョイスして、予算や重量の制約の中選ばなければいけない所に、スリーピングマット選びの難しさがあります。

はっきり言って、正解はありません。または、正解が一つだけとも限りません。場合によっては複数のマットを選ぶ必要もあります。2種類を組み合わせて使うことが最適解の可能性もあります。

多様性がありすぎるスリーピングマット選びに関して、このエントリが少しでもお役に立てるなら幸いです。最高のスリーピングマットで、最高のテント泊を実現してください。