梅雨入り前の6月初旬はいい天気が続き、「そろそろ北アルプスでも」と思う今日この頃ですが、今年はコロナ禍で登山はままならず歯がゆい思いをしておりました。
トレーニングで時々登る光城山もいいかげん飽きました。光城山は近くて便利なんですが、往復30分で済んじゃうので負荷を上げるためには3~4往復しなければならず、つまらないんですよね。
ということで、走れるコースを開拓しようと思い立ちました。
ネットで里山情報を調べたり、グーグルマップをつぶさに見たりしていけそうだと思ったのが「アルプス公園から芥子望主山を目指すルート」です。
アルプス公園は松本市民ならだれでも知ってる超メジャーな大型公園です。僕も小さい頃から何度となく行きましたし、子供が小さい頃はよく連れて出かけました。
芥子望主山というのは正直知らなかったんですが、アルプス公園から北東にある里山のようです。
いずれも松本市中心部にあり、僕の自宅安曇野市からも5キロほどと非常にロケーションがいいです。細かいルートは現地で確認しつつ行ってみよう!と出発しました。
アルプス公園は上記地図の緑の部分真ん中あたりで、国道19号の東側、松本市北部地域を分断するようにある里山エリアにあります。
さて、出発地点調査と着替えを持つのが面倒という理由からチャリで向かいます。最初の予定ではグーグルマップを参考に、アルプス公園直下から尾根の上部を目指すルートを探してウロウロしましたが、それっぽい道はあるんですが藪がすごくてちょっと踏み入るのに躊躇するレベルなので撤退。結局国道19号を南下して、アルプス公園の南側にある「城山公園」下部からハイクアップすることにしました。
車道から少し住宅街に入ったこの場所が今回のルートのスタート地点。普通に住宅街なのでお静かに。ちなみに駐車場などはありません。
チャリはここにデポします。ここから少し下まで道が付いていますが、車道に出てしまうので実質ここがルートの突端になります。
いよいよ斜面を登っていきます。道は階段状に整備されていて、草もきれいに刈ってくれてあり非常に歩きやすいです。
10分ほど登ると、城山公園の駐車場に出ます。車の人はここからスタートすればいいでしょう。
駐車場から左手にいい感じの道が続いています。
ここで、この道は遊歩道であることに気付きます。「城山遊歩道」っていうんですね。
明るい緑に囲まれた素晴らしいシングルトラック。斜度もゆるやかで走ろうと思えば走れますが、たっぷり時間をかけて歩きたくなるトレイルです。
少し登ると、神社っぽい建物があったりします。
引き続き綺麗な道を登っていきます。すると・・・
左手に松本・安曇野方面が開けて見えてきました!
ここからの大展望は素晴らしいの一言。ちなみにここまでまだ30分もかかっていません。
さらに少し登ると、道路に出ます。道路を少し進むと・・・
アルプス公園到着。平日なので非常に空いていました。しばらく道なりに公園内を北に向かって進みましょう。
公園なのでいたるところに案内図があります。公園中央部の「森の入口広場」まで来たら、ここからは未舗装路になります。
休憩小屋の横のこの道を進み、「山の神」という場所を目指します。
ここが山の神。交差点でした。このまま北上して「しぜんかんさつの森」方面へ向かいます。
公園内の遊歩道なので道が非常に綺麗で歩きやすいです。僕以外に歩いている人は全くいませんが、もったいないなあ。
しばらく進んで、公園北側の入口まで到達しました。ここから先は公園の外になります。
城山遊歩道の「山鳩コース」というルートらしいことがわかりました。ここで目指す「芥子坊主公園」が道標に登場しました。あと1.5kmか。
ここまで非常に綺麗な道だったので足元をほとんど気にすることなく歩いて来れましたが、ここから公園外なせいか、やや草が長いです。ちょっとだけ荒れたような箇所もありましたが、まあ里山って感じの道で危険ではないです。
道なりに進んで、一旦道路に出ます。アスファルトの上に立つと暑い!この日の気温は33度越えてました。道路を横断してまたトレイルに入り、道路をショートカットして上部の道路へ出ます。
最後はアスファルト道路を1キロほど進みます。暑くて辛い。
ゴール地点の芥子坊主農民公園に到着しました。ここまで約5キロ、1時間20分位の道のりでした。
公園内にはトイレ・水道・展望台・キャンプサイトなどがあります。ウチから車で20分位で来れる超近場なのに、僕ここに来るの生まれて初めてです。こんなとこあったんだ。
キャンプしている人がいました。こんな近所にキャンプ場があるとは・・・。
展望台に登ってみましょう。
高台にあるので、松本平が全て見渡せて素晴らしい展望でした。晴れていれば北アルプスの大展望が見られます。
芥子坊主山の標高は890mと光城山とほぼ同じくらいです。このルートは尾根伝いにゆっくりと高度を上げてくるので、時間はかかりますがその分楽に登れてトレラン向きです。
頂上で一休みしたら、帰ります。帰りは来た道を戻りますが、基本下り基調になるので走っていきましょう。ここからがトレランです。
帰りは大体走れるので、30分ほどでスタート地点まで戻って来れました。
今日の荷物は、フラスク2本とプロテインバー3本、財布・モバイルバッテリー・マスク代わりのバフのみ。バフは結局使いませんでした。ほとんど人に会わなかったし。
ということで、新しいトレランルートを開拓できて非常に満足です。道がとてもきれいに整備されているわりに歩いている人がほとんどいないのでコロナ向きでもあるし。最後の道路だけがちょっと不満ですが、地図を見ると森の中に道があるっぽいので、次回は探してみます。
久しぶりにトレランっぽい事やりましたけど、ランニングと違ってゆったりと山を歩いたり走ったりってのはやっぱり楽しいですね。レースはしばらく無さそうですが、夏場はランニング長距離もしんどいので、トレランも時々練習に入れてやっていきます。