MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

【ハイボール飲み比べ】コンビニやスーパーで買える缶入りハイボール10種を飲み比べてみた

ほぼ毎晩ハイボールを飲んでいるウイスキーが大好きなMSX3です。

市販のハイボールがどれほどうまいのか確かめるべく、今回10種を飲み比べてみましたので、味やコスパなど簡単にレビューします。

筆者の飲酒環境

はじめに僕の環境ですが、いつも飲んでいるのはブラックニッカ・クリア(4L)をソーダストリームで作った炭酸で割った自作ハイボールです。レモンを入れるのはあまり好きでは無いので炭酸で割るだけ。ウイスキー以外の味は極力無い方が好みですが、基本的に味より量が重要なバカ舌タイプです。このブログは安いウイスキーを自作炭酸で割る日々を送るおっさんがお送りしています。

それでは早速飲み比べてみましょう。

サントリー 角ハイボール

  • ALC 7%
  • レモン風味普通
  • 200円前後

日本で一番ベーシックなハイボールと思われる「角ハイ」

第一印象はやや味が薄いかな?氷入りのグラスに注ぐとより薄く感じます。缶でそのまま飲むと丁度いいが、今度は炭酸がやや泡っぽい口当たりです。レモン感は、結構あります。レモンフレーバー苦手な人は気になるかも。
総じて、ちょっと薄いなと感じる点も含めて、ビール代わりに飲むファーストドリンクとしては非常に完成されてると思いました。薄いけど全然普通にうまいです。
ただ、個人的にはわざわざ買って飲むなら「濃いめ」を選ぶかな。

 

スーパーなどでは1本190円~200円と割と高め。Amazonでケースで買うと1本あたり170円~180円です。タイムセールだとさらにお得。

サントリー 角ハイボール濃いめ

  • ALC 9%
  • レモン風味は弱め
  • 200円前後

角ハイの濃いめバージョンで、アルコール度数は9%と強いです。ハイボール缶に普通と濃いめの2種類設定するのは定番であり、サントリーが生み出した作法です。そして、このハイボール、非常においしい!

とにかくウイスキー味が濃くて、「濃いめ」の名称に偽りなし。何か特殊な成分が入っているのかってくらい美味しくて、ウイスキーの旨みを良く引き出している感じ。
悔しいけど、自分で作ったより全然うまい。自分で作ってもこの味にはならない。
レモン味はほとんどしません。ウイスキーの味を楽しめます。
普通の角ハイがビール代わりだとすると、こちらは2本目にゆっくり飲みたいハイボール。甘いものに合わせてもイケる。悔しいけどこいつは間違い無くうまいハイボールだぜ!

濃いめアルコール多めだけど値段はふつうの角ハイと同じです。コスパ厨としては同じ値段ならアルコール高めを選ばない理由はありません。Amazonでケース買いすれば1本170円台。おすすめです。

トリスハイボール

  • ALC 7%
  • レモン風味強め
  • 170円前後

角ハイの下位互換であるトリスハイ。下位だけに値段も1割ほど安価に設定されています。飲んでみると、ウイスキー感は弱めで、レモン感強めの味付け。一言でいうと「ウイスキー風味のサワー」って感じ。氷入りのグラスに注ぐとよりウイスキー味の薄さが際立つ。角ハイのほうが間違いなくうまいけど、ライトなハイボールってことで値段で選ぶのもありよりのありです。角ハイ高いもんね。

トリスハイボール 美味しい濃いめ

  • ALC 9%
  • レモン風味強め
  • 170円前後

「美味しい濃いめ」とか謳ってますがこういうのは正直好きじゃない。美味しいかどうかはこっちで決めるんだよ。

それはともかく、ノーマルトリスハイよりアルコール度数高めで、ウイスキー味も若干濃いめに感じますが、正直印象に残る味では無いです。ドケチ的には同じ値段なら濃いめを買います、くらいの違いですかね。こちらもレモン風味はかなり強めです。値段はハイボールの中では安め。レモン味のハイボールお好きなら安くていいかも。

ブラックニッカ クリアハイボール

  • ALC 9%
  • レモン風味無し
  • 170円前後

この手の缶ハイボールでは少数派となる、レモンスピリッツなどで味の調整をしていない、シンプルなウイスキーソーダ割です。原材料がモルト・グレーン・炭酸と男らしさを感じます。

味は、いい意味で普通のハイボール。ウイスキーをソーダで割っただけの味。普通にうまいんだけど、正直これなら自分で作っても同じかなとも思います。ですが、アルコール9%だと原酒85ml使ってること考えると、コスパいい気もする・・・。(350ml×9%÷37%=85ml)
正統派のハイボールが飲みたい!そんな時におすすめです。

ホワイトホース・ハイボール

  • ALC 6%
  • レモン風味強め
  • 190円前後

スコッチウイスキーからはホワイトホースのハイボール。ホワイトホースはテレビCMなどの影響でお茶の間にも一定の知名度があると感じます。4L大容量もあるしね。

味は、レモン強めのサワー寄りハイボール後味にスモーキーさをちょっとだけ感じるけど、ややわざとらしいというか人工的な風味付けに感じました。全体として、かなり調味されたハイボール。上のブラックニッカと対照的にサワーよりの飲み物でした。

飲みやすくてこれはこれで美味しいと思うけど、コスパはあまりよくないかな。

ウイスキーは国内製造?スコッチとは…

ジムビームハイボール

  • ALC 5%
  • レモン風味あり
  • 170円前後

バーボンのハイボールといえばジム・ビーム。原酒のジムビームも安くてうまくて大好きです!ローラがCMで美味しそうに飲んでたけどソーダ割は果たしてどうなんだい?

一口目、たしかにバーボンの甘さを感じる。ふむ。
二口目、レモン感がかなり強いな・・・。ふむふむ。
三口目、かなりレモンサワーっぽいな、ていうかこれほとんどレモンサワーじゃね?

てな感じの印象でした。アルコール5%でかなり飲みやすいってのもあって、ハイボールというよりレモンサワー飲んでる感覚でした。じっくり味わえば確かにバーボンなんだけど、レモンが強いのかな?あとやっぱりALC5%はちょっと物足りないかな・・・。9%くらいあれば違う印象だったかも。

バーボンがとにかく好き!ローラみたいに飲みたい!って人はどうぞ。お値段はハイボールの中では比較的安め。

バーボン名乗るからにはこちらはやっぱりアメリカ製

ジムビーム コーラハイボール

  • ALC 5%
  • レモン風味あり
  • 170円前後

コーラとバーボンとレモンがうっすら合わさったサワー。グラスに注ぐと何故か泡がすごく出て炭酸薄めになる。コーラの味、バーボンの味、レモンの味それぞれが薄い。飲みやすいけど、なんとなく物足りないかな。コーラ好きのためのハイボール。

WIZウイスキーハイボール

  • ALC 7%
  • レモン風味無し
  • 130円

カインズホームのPBハイボール。缶デザインはカインズの他のサワーとかと同じ感じの意匠。見るからに安っぽいデザイン。いかにもマズそうですが…。

今回の中では一番安いからバカにしてたけど、飲んでみるとかなりちゃんとした味。レモン風味は無し。ちゃんとハイボールの味してる。しっかり飲めば、ウイスキーの味が希薄でやや作り物感を感じるけど、この値段なら全然ありです。コスパを気にする方にはぜひおすすめします。

トリス レモンハイ

2回買って2回とも写真撮らずに飲んじまったんですが、普通にレモンサワーでした。

トリスシリーズの中では濃いめがガッツリ系、普通がスッキリ系、これがさわやか系とのことです。確かにレモンが効いててさわやかで飲みやすいハイボールでした。アルコールは5%なので、弱アルコール好きの方向けのハイボールですね。これとかジムビームコーラハイボールなんかは、サワーの代替として需要があるんでしょうね。

当ブログのおすすめハイボールは

10本飲み比べましたが、一番おいしかったのは「サントリー角ハイボール濃いめ」でした!

これはとにかく完成度が高い!ハイボールの先駆者としてゆるぎない地位を築いているなあと思いました。

謎の旨み成分があって、自分で角瓶買ってきて作ろうとしてもどうしても再現できません。レモンも主張しすぎないし、毎晩ハイボール飲んでる程度のウイスキー好きには一番刺さる本格ハイボールでした。

缶入りハイボールのコスパについて

自分で作るより割高だと思いがちなハイボール缶ですが、実はそうでもないんです。

例えば「角ハイボール缶 濃いめ」はスーパーでは200円ですがAmazonでは170円で買えます(ケース買い前提)。

アルコール度数9%なので、350ml×0.09=31.5mlのアルコール量ですが、これを40%に換算すると31.5÷0.4=78.8mlとなります。350mlのハイボールに、約80mlの角ウイスキーを使っているという事です。角瓶700ml入は今安くても1500円くらいしますが、80ml使うハイボールなら約9杯分です。1500円÷9≒170円です。

何とウイスキーだけでハイボール缶と同じくらいの金額になってしまいます。当然、別途炭酸水やレモン等も必要なので、缶入りハイボールは実はそれほど割高では無いんですね。

なので、Amazonタイムセール等で1本150円とか170円でハイボール缶を買えば、コスパ的にも非常にいい選択になります。覚えておきましょう。

まとめ

10本飲み比べてみた感想としては、ウイスキーの味を前面に出した本格派タイプ(角ハイ、ブラックニッカなど)と、レモン風味を強く効かせたサワーに近いタイプに分かれると思いました。

ハイボールがブームのようで、スーパーなどでは今回飲み比べた銘柄以外にも多数のハイボールがラインナップされています。本格派の中には、白州や山崎といったシングルモルトのハイボールもちょっと前には限定発売して話題になっていました。僕は飲む機会がありませんでしたが…。今はプレミア価格で取引されているようです。

缶を開けるだけで飲めるお手軽さは何ものにも代えがたいし、コスパ的にも悪くないというのはわかったのですが、やはり僕は自分で作っちゃいますね。缶入りハイボールは、ご褒美です。

新しいハイボール缶がどんどん発売されているので、そのうち第2弾をやりたいと思います。ハイボール最高!