MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

保管・展示・鑑賞用として、ウイスキー棚を自作した(DIY)

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この度、ウイスキー用の棚を自作しました。

ご覧のように、キッチンカウンターの出っ張りを利用した棚です。ウイスキーを並べて収納できるので、展示・鑑賞用途に最適です。つまり飲みながら鑑賞できる。

常々「ウイスキーを眺めながらウイスキーを飲みたい」と思っておりましたが、これで念願が叶いました。初めて棚を自作しましたが、けっこういい出来だと思いますので、作り方など公開したいと思います。

ウイスキー棚は市販品いいのがない

ウイスキー用の棚が欲しいと思い立ってから、ネットで市販品を探したりしていたんですが

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「ウイスキー 棚」とかで検索しても、これは、という商品に巡り合えず。

イメージしているのはBARの棚みたいなやつで、ウイスキーがずらっと一列に並んだビジュアルなんですが、どうも本棚みたいなタイプや、ガラスのコレクションケースがヒットしちゃってちょっと思ってるのと違います。

これなんかは安いしいいかな、とも思いましたが、食卓回りに棚を置くいい場所が無く、決めかねていました。

カウンター下の空きスペースを棚にする構想

あれこれ調べると、自作(DIY)している人も結構いるみたいです。自作ならデッドスペースを活用できる(生活スペースを潰さない)ので、一念発起して僕も自作を試みることにしました。

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設置場所として選んだのがこのキッチンカウンターのリビング側壁面。カウンター天板が10cmほどリビング側にせり出していて、この下がデッドスペースになっているので、ここを棚にすることにしましょう。ここなら食卓真横で機能性もいいだろうし。 

カインズホームで材料を調達

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という訳で、早速カインズホームで材料を揃えます。

今回作成する棚は、縦材を2×4材、横材(棚板)を1×4材で作ることにしますので、材木売場から適当な材木を選び

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カインズホームの木材カットサービスで切ってもらいました。(1カット50円)

木なんて買った事無かったのでちょっと戸惑いましたが、あらかじめカット済みの材木が普通に売ってるかと思いましたが、うちの近所のカインズには無かったですね。一番安いパイン集積材で、2×4が1フィート600円くらい、1×4が300円くらいと非常に安かったです。

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買ってきた材料がこちら。材木は柱用に2×4材1m×3本、棚板用に1×4材70cm×6本、落下防止用の細い木材6本です。それと棚板取付用L字金具24個、木ネジなど。材料費は総額7000円位でした。

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で、これが今回の最重要パーツ「ディアウオール」です。2×4材の上下に取り付けて、天井と床で簡単に突っ張り棚を作れるアイテムです。カラーは白・黒・茶とあります。

ちなみに1セット1080円と結構いいお値段で、これを3セット買ったのでこれだけで3300円!材料費の約半分はこのパーツ代です。

Amazonだと100円安い。

製作に取り掛かる

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簡単な設計図を描きまして、いよいよ製作に取り掛かります。

棚の寸法としては、3段で上段25cm、中段30cm、下段35cmで設計しましたが、この時点で設計図が間違っていて、最下段の棚板が抜けてる!棚板の厚みを考慮していない・・・

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そんなこととは知らず、設計図を見ながら、木材に鉛筆で棚板設置用の線を引いていきます。 水平とかは適当です。

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買ってきたパイン材は表面や角はサンドペーパーをかけてあるらしく、スベスベしてそのまま使える質感ですが、購入時にカットした部分はバリがあるので軽くサンドペーパーでバリを落としました。途中謎の樹液っぽいものが染み出してきたり。

その後棚板にL字金具を付けていきますが、棚板1枚につき4本のL字金具が必要で、金具それぞれを2個ずつ木ネジで付けていきますが、この時点では電動ドライバーが無く、全て手動ドライバーで作業しましたが、これがむちゃくちゃキツかったです。棚板6枚×金具4個×ネジ2個ずつで計48個ネジを回す作業、非常に苦痛でした。ここで心が折れて1日目終了です。

木材に塗装、そして組み上げ

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製作2日目は塗装から。当初は塗装なんて面倒なことはしない予定でしたが、カウンター天板の色に合わせた方がオシャレかな、と思い、軽く色を付けることにしました。

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カインズホームの一番安いラッカースプレー買ってきたんですが、薄茶色が無く仕方なく焦げ茶色のスプレー買ったんですよ。「軽くスプレーすれば薄茶色になるだろ!」と思って吹き付けたら、一瞬でこの色。カウンター天板の色と全然違うけどもう後戻りはできません。ちなみにスプレー1本使いきりました。

本当はニスをはけ塗りすればよかったんですが、スプレー以外眼中に無かった。

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塗料が乾いたら、いよいよ組み上げていきます。今回は実家から電動ドライバーを持ってきたので一瞬で完成するはず!

と思いましたが、電動ドライバーなんて使い慣れていないせいか、うまくネジが入ってくれなかったり、ネジ山をナメちゃったりしてなかなか作業がはかどりません。あと基本的に地べたで作業しているので腰が超痛い!ガラスの腰が悲鳴を上げっぱなしでした。

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悪戦苦闘しながらも、何とか連結完了して棚の形になりました。ここまで長かった。余談ですが奥に見えている水槽はうちの次男が飼育しているニホントカゲです。

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落下防止用の棒を釘で固定。落下防止バーについては本当は丸い棒を棚の内側に付けたかったんですが、固定が無理そうだったんでシンプルにこの形にしました。

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という訳で、棚完成です。結構大きい!

外で作業しましたが汗だく喉からからになりました。

いよいよ設置

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ディアウオールを柱部分上下にセットします。予期せぬ塗装で色味が全く合っていませんが、買いなおす余力はありません。このままいきましょう!

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無事セットできました。ディアウオールの突っ張りの力と、上下パーツの滑り止めシートの摩擦力で強力に固定されていて、ずれる心配は無さそうです。

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サイドから見るとこんな感じ。カウンター下の10cmにピタリと収まる素晴らしい出来栄え。ウイスキーを置いても邪魔にならず、誂えたような仕上がりに満足です。色についても期せずしてうちの建具と同じ色になったので、それほど違和感はありません。むしろウイスキーを飾るにふさわしい高級感ある色味で結果オーライです。

惜しむらくは、下段の寸法を棚板分間違えたため、35cmのはずが33cmになってしまったこと。今のところ箱入りでもすべて入りましたが、ギリギリです。むしろ上段25cmは余裕があるので、ここをもっと狭くして中段下段ともに35cmにしても良かったかも。

まとめ

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という訳で、無事にウイスキー棚を自作することができました。毎夜棚に飾ったウイスキーを見ながらウイスキーを飲むのが楽しすぎです。とりあえず在庫していたラインナップを飾っていますが、この棚をウイスキーで一杯にするのが目下の目標です。

ウイスキー棚の自作は苦労もありましたが、基本的には非常に簡単な作業で完成します。ウイスキー陳列一列で棚を作ろうとすると、薄いので絶対に自立は不可能ですが、ディアウオールを使う事でその問題が解決します。自宅の壁や天井に合わせて設置できるし、ウイスキー棚を考えた時ディアウオールというのは最高のソリューションなんじゃないでしょうか。おすすめします。

最後に、この棚を作ったことで、飾り映えするウイスキーを手に入れたい思いが強くなりました。これまでは1000円前後の安ウイスキーで十分満足なウイスキー生活していましたが、次のステップに進みたいと思います。まずはシングルモルトスコッチあたりから勉強して、きちんとウイスキーを語れるようになりたいと思います。

最近調子に乗ってウイスキー購入しまくっていたら棚がいっぱいになってしまった。

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もう入らない。ガンダムどかすしかないか。

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