親バカ登山計画
6月中旬梅雨の晴れ間に、日帰りで八ヶ岳に登ってきました。今シーズン最初の本格登山です。天気が良くて暑くて、そしてアホみたいに混雑していました!
実は今回、大学ワンゲルで長男が八ヶ岳に遠征してくるという話を聞き、子供の顔見たさに同じ山に向かうという親バカ登山計画だったのですが、結局直前で長男たちの計画が変更となり、山で子供に会うことは叶わずでした。仲間と登山している長男見たかったんですが残念。
閑話休題、八ヶ岳登山の記録です。
ルート・コースタイムなど
南八ヶ岳の玄関口である美濃戸口から入り、赤岳⇒横岳⇒硫黄岳と縦走し、登山口に戻るルート。一泊二日で登られることが多いルートですが、ゆっくり歩いても10時間くらいなので日帰り可能です。特に赤岳から硫黄岳に至る稜線が楽しいんだな。
僕は日帰り軽量装備だったのでサクサク歩いて所要時間8時間ほどでした。
このコースを歩くときは美濃戸口から3キロほど林道を進んだ「美濃戸」の有料Pに駐車するのですが、今回激混み満車で初めて美濃戸から林道歩きました。
当日の様子
6時半頃美濃戸に到着すると、すでに駐車場が満車!駐車場に入れない車が列をなしていました。当然林道もゲートブロックされていて美濃戸まで車で上がるのは無理。この展開は初めてだったので慌てていると、別荘地の方に進んだ先で係員が誘導しているのが見えたので車を進めると、路肩に駐車するよう指示。美濃戸への林道入口から100mほどの場所に駐車しました。お金は請求されなかったので多分無料です。
スタートが遅れたので慌てて歩き始めたら、林道入口で登山雑誌「ピークス」のスタッフから声をかけられ、スナップ写真の撮影に応じました。なんでもソロ登山者のスナップを撮っているらしく、7月号だかに掲載されるようです。
林道3キロ30分ほどで美濃戸に到着。いくつかある山小屋管理の駐車場はいずれも満車で、路肩にも車が溢れていました。おいおい、こんなに混んでる八ヶ岳初めてなんだけど芸能人でも来てんの?
登山道入口は右側の南沢から入ります。いつも南沢です。
沢沿いの登山道を2時間弱で行者小屋着。ここまで無数の登山者を追い越してきましたが、小屋前の広場におかれたテーブルは満員くらいに大勢の登山者が!すげー混んでるなー。お腹空いたのでおにぎり1個食べて、すぐに出発。それにしてもいい天気。
行者小屋からは文三郎道を登ります。赤岳の右肩を目指すきつい直登ルートに付けられた階段をひたすら登るんですが、これがキツイ!階段直登はふくらはぎと心肺に来ます。ここが本日一番ハードな道です。
肩から先は鎖場。短いが登りごたえのある岩場をヒイヒイ言いながら登れば・・・
八ヶ岳最高峰赤岳山頂です。激混み!写真撮る人が行列してる!!なんじゃこりゃ。
それにしても晴れていて良かった。こんなに晴れた八ヶ岳は初めてかも。富士山もくっきり見えていました。
北八ヶ岳方面も綺麗に見えました。遠く白馬方面まで見えた。
激混み山頂は華麗にスルーして(写真だけ撮った)、赤岳展望荘まで降りてきた。この下りが結構ザレていてかつ登りの登山者も大勢いてすれ違いがウザかったですね。このまま横岳方面に稜線を進みます。
途中この時期ここでしか見られないというツクモグサを初めて見ました。赤岳から横岳への縦走路は両側切れ落ちている所があったりして結構険しいんですが、今回全く怖いと思いませんでした。以前来た時は結構怖いなあなんて思った記憶があるのですが。
横岳にはいくつかピークがあるんですが、最高峰は「奥の院」という所。横岳も各ピークに登山者が大勢休憩していました。ごった返してた。
横岳を過ぎると登山道は穏やかになります。硫黄岳山荘周辺は高山植物の宝庫で立ち入らないようにロープが張られています。7月に入るとコマクサが身頃になりますが、まだ咲いていませんでした。
硫黄岳への登り。本日最後の登りですが、ここで2連続で追い抜かれました。ここまで誰にも抜かれなかったのでちょっと悔しい。ペース落ちてきたか…。ていうか今回トレラン風の人も非常に多かったですね。
12時頃硫黄岳登頂。この山頂も非常に混雑していましたね。硫黄岳は赤岳鉱泉や夏沢鉱泉から危険な箇所無しで登れるってのもあると思う。おしゃれなカッコした若い女子二人組とか大学生っぽい男女のグループとかキラキラした人たちがいっぱいいました。
昨年登った根石岳と天狗岳が近い。そういや去年も硫黄岳から縦走しました。
爆裂火口跡も一応撮っておくか。
さて、登りは終了なので赤岳方面が良く見えるところに陣取って大休止といきます。
「一昔前はシニアばっかりで自分が一番若かったのに、今日は自分が一番オジサンだよなあ」なんてしみじみ思いながらビール飲みました。それにしても、今日の八ヶ岳は本当に若い人が多かった。
近づく夏本番 高まる登山気運 若者目立つ八ケ岳〈山と人と信州と〉|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト
30分ほど周りの登山者見ながら休憩したので、下山します。
赤岳鉱泉まで降りてきました。赤岳鉱泉もテントがたくさん!すげえ賑わってました。
北沢ルートで美濃戸に下り、長い林道歩きにウンザリしながら車に戻りました。午後2時過ぎても赤岳鉱泉に向かう登山者がたくさんで驚き。オーダースーツの佐田さんともすれ違いました。
まとめ
この道は過去に何度も歩いた道ですが、樹林帯、岩場、鎖場、稜線、お花畑、山小屋の間隔など非常にバランスがいいルートだと再確認しました。
都心からのアクセスも比較的良く、アルプス方面の雪が心配な時期ということもあり、また何より快晴の週末という事で大変混雑した八ヶ岳でしたが、予定通り歩くことができて満足しました。
これで僕も山の脚になったと思うので、次はテント装備で行こうと思います。
今回かかった費用
- 高速道路(行きのみ)・・・1,020円
- 温泉・・・650円
- トイレ・・・100円
- コンビニ・・・600円くらい
駐車場1000円得した気分ですが、ドケチ山行でも2500円くらいは使っちゃいますね。