ちょっと前になりますけど、8月末に新しい練習用シューズとして、アシックスのライトレーサーを買いました。「練習用」というのは、レースには使わずに日々のトレーニングで使うためのという意味です。一番出番が多いシューズですね。
買ったのはライトレーサーの「TS」というモデル。TSはトレーニングスペック、頑丈にできていて、高校生の部活なんかに良く使われる耐久性が高いモデルということです。
僕が買ったのは「ライトレーサーTS-6 ワイド29cm」です。2017年8月に購入、お値段約7,000円でした。
購入後、約2か月練習に使いましたので、使用感などレビューします。
今までの練習用シューズはアディゼロボストン
今まで練習用にほぼ毎日履いていたアディゼロボストンがいよいよだめになってしまいました。
ソールの外側が削れて、バランスがうまく取れなくなりました。
まだ使えそうですが、これで走ると膝が痛くなります。なんか良くないんですね。
「アディゼロのブーストフォームは耐久性が悪い」と良く聞きますが、実際アウターソールが削れてしまうとフォーム部分の浸食はあっという間でしょうね。でもこれだけ持てば十分です。
このアディゼロボストンは昨年の12月に買って、1月の勝田全国マラソン、3月のハーフマラソンと2回レースで履きました。
最初はちょっと硬い印象でしたが、だんだんと足に馴染んできて履きやすく、4月にターサージールを購入した後は日々の練習用シューズとして使っていました。
走行距離はよくわかりませんが、8ヶ月で1500キロくらいは走っていると思います。とても愛着のあるシューズでしたが、ランニングにはもう使えないので、これからは日常用に使います。
練習用シューズとして、ライトレーサーTS
ということで、日々のトレーニング用に頑丈でコスパのいいシューズを探して、ライトレーサーにたどり着きました。定価1万円の三割引きくらいで普通に売っている、非常にメジャーなランニングシューズです。
ライトレーサーの最大サイズは29cmです。僕は足のサイズが大きいので、過去にはライトレーサーRSの29cmを買って返品したこともありますので、ちょっとサイズ感が心配だったのですが、ターサージールの30cmワイドがちょっと大きすぎなので、29cmワイドのピッタリサイズも試してみようと思い、購入しました。
ライトレーサーTS6の外観
僕が買ったのはこちらのホワイト。他に青とか赤とか派手なカラーもあったんですが、無難な白にしました。アシックスマークは貼り付けタイプで軽量化でしょうか。
本体は仕上げの異なるメッシュと補強材で複雑に構成されています。素材自体の厚みはかなり薄い方だと思います。ターサージールまではいかないけど、アディゼロよりは薄い。初心者向きのミズノのウエーブエアロなんかに比べると相当薄いです。
ソールはこんな感じ。ターサージールなどのレース用と比べると簡素なソールですが、すり減りやすい踵部に補強材が使われているなどよく考えられています。ただ、見た目通りけっこう硬質なタッチのソールなので、グリップ力はそれほど強くありません。頑丈さを最重視している感じ。
つま先部分には補強のための縫い糸が見えます。
このかかと部分は虎柄で、ちょっとターサージールっぽい?メッシュとプリントの作りがきれいで、7000円のシューズとしてはかなり質感が高いと思います。
ソールの厚みは3.5cm。サブ4ランナーのためのトレーニングシューズです。3.5cmと言われると厚い気がしますが、履いてみるとごく普通の感覚で、変な高下駄感はありません。ソール自体に凝った素材は使ってなさそうですが、クッションは十分だと思います。
インソールは、恐らくターサージールと全く同じものが装着されています。穴あき軽量タイプです。僕は外して、以前買ったスーパーフィートブラックを付けています。
ライトレーサーTS6の重量
サイズ29cmですが、インソール外した状態で230gとけっこう軽量ですね。手に持った感じも軽いです。
アディゼロボストンは、250gでした。僅かの違いですが、手にもってもその差は感じますし、履いてみるとライトレーサーの方がずっと軽く感じるから不思議。とても軽いシューズです。
走ってみて
サイズ感
一番心配だったサイズ感については、今まで30cmのシューズしか履いてこなかったので足先が当たる感じが心配でしたが、特に痛くなるという事は無く、20km以上の長距離の時にややつま先が痛くなる程度で、大きな問題にはなっていません。横幅についても、ワイドのサイズがぴったりで不快な横ずれが無いので快適です。足が安定するので自然につま先に力を入れられる感じがしますね。ターサージールは正直ちょっと大きくて、紐をかなりきつく締めないと足がズレてしまう感覚が気になるのですが、29センチのライトレーサーは本当にピッタリ。ただ、これでフルマラソン走れるかって言われると、正直ピッタリすぎて心配です。
クッション、グリップ
走った感じは、けっこう硬質なタッチです。あまり衝撃を吸収している感じがしません。が、これを履くようになって足底筋膜炎の踵痛がほとんど気にならなくなりました。痛い事は痛いのですが、我慢できる痛さです。スーパーフィートがいいのか、フォームが変わったのか、ライトレーサーのおかげなのか判別しずらいですが、20キロくらいならロキソニン飲まなくても走れます。かなり優秀な衝撃吸収機能があるといわざるを得ません。見た目は簡素なんですけどね。
グリップに関しても、ターサージールなんかの強烈グリップを知っているとちょっと心許ない気がします。乾燥した道路なら気になりませんが、朝露や雨上がりなどウエットコンディションだとちょっと滑る気がします。マンホールとかはおっかなくて乗れません。でもまあ、毎日の練習用シューズとしては必要にして十分なグリップ力です。
まとめ
アシックスのサブ4ランナー向けシューズのベストセラーモデルだけあって、非常に高い完成度を低価格で実現しているシューズです。軽さと堅牢さのバランスが絶妙で、安心して毎日のトレーニングに使用できます。
僕はもう慣れちゃって、ジョグでもロング走でもインターバルでもレースペースでもこれしか履けません。レースでは軽さとグリップに優れるターサージールを履きますが、日常のトレーニングでは最高の相棒ですね。
ちなみに2か月走ってもソールは全く減っていません。この分だとおそらくソールより本体が先にダメになりますね。非常に頑丈で素晴らしい。次もライトレーサー買うと思います。おすすめです。
尚、こちらのTSモデルはトレーニング用ですが、サブ4を目指すランナーはレースで履いても全然OKだと思います。レース用としてはライトレーサーRS(レーシングスペック)というのがあり、こちらはよりグリップ重視で素材感もちょっとソフトです。
こちら、僕は以前買ったけど履かずに返品した経歴がありますが、軽くてシンプルないいシューズでしたよ。
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2018年7月から新型に移行しました。