MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

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アシックス ライトレーサーTS7 ワイド(LYTERACER TS WIDE)を買った。練習用シューズの優等生は、TS6からどう進化したか?

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アシックスの「ライトレーサーTSワイド」を買いました。ライトレーサーシリーズはこれで2足目になります。

2017年の9月から使っていたライトレーサーTS6がいい加減ボロボロになってしまったので、新しい練習用シューズを探していましたが、なかなか安いものが見つからなくて焦っていた所、Amazonで安くなっていたので買いました。6000円くらいでした。

ライトレーサーTSとしては7代目のモデルで、TS7となりそうなものですが、正式名称としては「ライトレーサーTS」です。ちなみにTSはトレーニングスペックの略です。トレーニング用に耐久性を高めたモデルで、陸上やってる学生さんに人気のモデルです。

ライトレーサーTS6は、全体に生地感が薄くて軽くて、足にぴったりとフィットする感触が心地いい履き心地のシューズでした。キロ4分台のスピード練習でも、6分台のジョグでもオールマイティに使えてすごく気に入っていました。

新型のこちらは、色々と変わっていて走り心地が気になるところです。

ライトレーサーTS6について

練習用シューズは2017年9月からライトレーサーTS6を履いていました。

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汚くて申し訳ありませんが、約10ヶ月履くとこのようになります。雨の日も風の日も一緒にトレーニングしたのでボロボロです。f:id:msx3:20180720155335j:plain

ワイズが若干きつめということもあり、一番幅広の甲部分の生地が裂けてしまいました。ライトレーサーTS6は、甲部分の補強として薄いテープのようなものを使っているのですが、強度が弱いらしくちぎれてしまっています。

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ソールも随分減りました。

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特にかかとの減りが強烈です。かかと部分には摩耗に強い素材が使われていたのですが、それが無くなったら白いソール素材はどんどん減っていきました。

ここまでくるとクッションも何もあったものでは無く、膝痛を誘発してよくありません。

それにしてもよく履きました。トレーニングシューズとして頑丈にできているライトレーサーTSでも、限界を超えて使った感があります。約10ヶ月履いて、走行距離は2000キロを超えていると思います。

 

ライトレーサーTS7について

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そんな訳で、ようやく買った新型ライトレーサーがこちらです。キレイですね。

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今回もホワイトを買いました。できれば汚れが目立たない黄色とかがよかったんですが、この色が一番安かったので。安いは正義です。

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TS6からの変更点として、アッパー部の素材が変わっています。何というか、普通のランニングシューズのデザインに戻りました。非常にシンプルな造形です。甲部分の補強も、テープからスエードっぽい素材に変更されています。

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こちらがTS6ですが、今見るとかなり凝った造りをしていますね。カッコいいんですが、やはりこの甲回りのテープ補強は強度的にイマイチだったんでしょう。トレーニングシューズなので強度が優先されたと思います。

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TS7のミッドソールは、Speva Formという素材が使われています。ターサージールなんかでも実績のある、軽くてクッション性のある素材です。かかと部アウターソールは摩耗に強い素材でガードしているのはTS6と同じですね。

アシックスマークも、合皮のシンプルなデザイン。カカト部もしっかりとした素材で補強されています。かかとには「TS7」の文字がありますね。

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こちらはTS6ですが、アシックスマークがテープで、その下にはメッシュ素材とターサージールっぽい虎柄プリントで、デザイン的にはTS7よりおしゃれです。

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ソールは、今回こうなっています。前足部の×型模様が、縦長のクロス型意匠になりました。そして、前足部前面をクロス型のグリップが覆っています。

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中足部、踵部は変わっていないように見えます。

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こちらはTS6のソールです。ソールはTS7の方が新しい感じがしますね。

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いかにもグリップの良さそうなスパイク部です。

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このクロス型の意匠が前面まで覆っているのがデザイン的にインパクトあります。ターサージールっぽいというか。

そして、ライトレーサーの武骨さを象徴していたシューズ先端のソール縫い付けデザインは、今回から廃止となりました。 

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インナーソールは、穴あき軽量タイプがセットされていました。僕は外してスーパーフィートブラックをつけますが。スーパーフィートは、流用します。

msx3.hatenablog.com

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重さを量ってみると、インナーソール入れて275gでした。(29cmワイド)

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インナーソール無し状態で255gほど。TS6が約230gだったので、少し重くなっています。アッパー部のデザイン変更が原因だと思いますが、TS6より頑丈に造られているからだと信じています。

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まあ25g程度は誤差の範囲内です。十分軽量なシューズです。

サイズ感について

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Amazonでは、小さめというレビューが多いようです。僕の感覚では、TS6と比べて小さくなったという感覚はありません。履き心地は全く一緒でした。もともとライトレーサーTSは、ワイドモデルでもタイトフィットですが、TS7が小さめであるということは無いと思います。欲を言えば29.5cmが欲しかった。

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TS7の内側にはアシックスマークがありません。

走った感想

まだ2週間程度しか履いていませんが、履いた感想です。

まず、グリップが大きく改善されています。TS6は正直あまりグリップのいいシューズでは無く、雨上がりの濡れた路面などではスリップする感覚が常にあったのですが、TS7は地面を掴む感覚が強くなっています。ターサージールほどではないが、それに近いグリップ感があります。これが第一印象です。

後は、大きく変わっていません。軽くてスリムなデザインなので走りを邪魔しないし、クッションもいいです。ミッドソールの素材変更でクッション性がアップしているかと言われると、体感できるようなふわふわクッションではないので、しばらく履いてみないと何とも言えないかな。

素材感も大きく変わらず、足入れした感覚はターサーほど薄く柔らかい素材ではなくやや硬めで、素材の硬さで足を固定するような感覚も一緒です。

耐久性を重視しつつもクッションとグリップ性能も高く、全体的に高バランスのシューズなのは変わっていません。レースでも全然使えるシューズだと思います。

ライトレーサーTS7は、TS6からしっかり進化しつつも相変わらず信頼できるシューズでした。サブ4以上を狙うランナーの皆さんにおすすめできる優秀なシューズです。