【注・こちらは2016年開催の第2回大会のレポートです。】
2016年6月12日(日)、地元長野県安曇野市で開催された「第2回 信州安曇野ハーフマラソン」に参加しました。僕にとっては人生初の本格的なマラソン大会出場です。
ランニングをはじめて2年あまり、今年に入ってからはこのレースを目標にトレーニングを続けてきました。いよいよ本番!を迎えた当日の様子をレポートします。
【追記・2017年第3回のレポートはこちら】
服装
4DMのピチピチTシャツにCW-X、アディダスのハーフパンツ、ノースフェイスのサンバイザーでコーディネイトしました。
シューズはこちら。軽井沢アウトレットで6000円で買ったonのシューズ。サイズ29cmですがちょっと小さくて中指が当たって痛かった。左足についているのが計測チップで、当日受付は無くこのチップでタイムを測ります。
スタート/ゴール会場
会場は自宅から約3kmの豊科南部総合公園。毎日のランニングで通る大きな公園です。
会場周辺は交通規制がされていましたので、近くまでヨメの車で送ってもらい、そこから徒歩で向かいました。ちなみにヨメと長男はボランティアスタッフとして参加します。
会場には8時頃到着。大勢のランナーがいます。
こういった大会に出るのは初めてなので、全てが珍しいのですが、会場には多くのテントが立ち並び、大勢のランナーがいて、大勢のスタッフが忙しそうに作業しています。音楽なんかも流れていてちょっとしたお祭りのような雰囲気。
手荷物を預けるため、中央の芝生広場に向かいます。凄い人です。このレースのエントリーは6000人以上でしたが、当日出走したのは5200人位との事。
手荷物を預けてやることもないので、ストレッチしながら周囲を伺っています。
開会式がはじまりました。
ゲストの有森裕子さん。テンションは高め。このあとレース中に2回ハイタッチしました。
会場はこの位の混雑度合でした。
参考までに、コースマップは以下です。
いよいよスタート!
さて、開会式も見たのでトイレによってスタート地点に向かいましょう。スタートは午前9時です。
僕はFブロックからスタートです。Fブロックは最後尾のブロックでした。その中でもかなり後ろの方に並びます。スタートラインから300m以上離れています。
9時ちょうどに、市長のマイクでスタート!しかし僕のいる周辺はまったく動きません。スタートして3~4分たってから、やっとノロノロと列が動き始めます。実際にスタートラインを通過したのは号砲から6分30秒ほど経過してからでした。
レース序盤(5kmくらいまで)
スタートからしばらくは密集状態が続き、かなりのゆっくりペースで進みます。1~2キロ走ってややランナー同士の隙間が空いてきたところで、徐々にペースを上げていきます。それでも道幅一杯に大勢のランナーが走っていて、追い越しをするのに非常に神経を使いました。
僕の標準ペースは6分/kmですが、今日は2時間以内にゴールすることを目標としているので5分30秒/kmのペースで走ります。いわゆるサブ4です。この位のペースで走ると、Fブロックスタート周辺のランナーよりは早いペースとなりますので、必然的に大勢を抜かして前に出ていく形となりました。
そんなこんなで豊科駅前を抜け、最初の給水ポイントである5km地点くらいまでは、「どうやったら効率よく前の人を抜けるか」ということをばかり考えて走っていました。結構な緊張状態でしたが、まだまだ足は元気です。
レース中盤(5~15km地点くらい)
最初の給水を済ませ、コースは田園地帯を進みます。この辺は結構道幅が狭く、相変わらず追い越しに気を使いますが、徐々に人の密度が減ってきました。スタート時は曇り空でしたが、この辺から雲がなくなり日差しが強くなってきます。かなり暑く、汗がしたたり落ちます。
写真は、左腕にアームケースを付けてiPhoneで撮影したものですが、曇ってしまったので加工したためかなり粗い写真ですが、恐らく10km地点手前あたりだと思います。確かこの少し手前でトップのランナーとすれ違いました。
またこの前に2回目の給水と給食がありました。給水は5か所全てでアクエリと水、1回目の給食はバナナでした。バナナ記念に食べておきました。
ここで11km、中間地点を越えたあたりですね。安曇野のシンボルでもある「拾ヶ堰(じっかせぎ)」という農業用水路の沿岸を走るコースです。脚はまだ余力を残していましたが、暑さで少しくらくらしていました。
このコースでは、対岸に先行するランナーが見えるのですが、ゼッケンを見るとA、B、Cブロックのランナーが多いようです。ここでFブロックの自分は結構いいペースで走れていることを何となく確認しました。(ゼッケンは胸にあるので、通常走っていると振り向かない限り周辺の人が何ブロックかわからない)
自分なりにはけっこういいペースで走っていた感じがしましたので、多くのランナーより著しく遅い訳では無いことがわかって、むしろちょっと早いんじゃないか?とも思い、自信につながりました。
この時点で約半分ちょっと、脚の方はというと、余力が残り半分かと言われれば、半分は無いかな~?という状態。レース本番、かついつもより少し早い5分30秒ペースで、予定より少し消耗していました。それでも何とか踏ん張って、少しずつ前のランナーをパスしてコースを進んでいきます。
レース終盤(15km~ゴールまで)
15km地点まで来ると、豊科駅前の商店街に戻ってきます。ここに来る手前に小さな陸橋があるのですが、ほとんどフラットな今回のコースの中で目立った登りで、地味にきつかった。さて、商店街を南下して、駅前で折り返していよいよゴールまで約5㎞、レース終盤に差し掛かります。この辺りはほとんどBCDブロックのランナーで、Fブロックゼッケンはあまりいません。結構抜いてきました。今のところサブ4ペースで来れていますが、この辺でかなり疲労を感じていました。第4給水所で水をかぶって、暑さによるクラクラ感は無くなりましたが、脚の残りは僅かのようです。商店街で山雅後援会による施設エイドでお茶と饅頭のふるまいがあったのですが、このお茶が冷たくておいしかった。饅頭もうまかった。元気を分けてもらいました。
国道から左にそれて、細い道を南小学校方面へ進みます。沿道からは「残り3km!がんばれー」と大勢が声を掛けてくれます。このマラソンは本当に地元住民の声援が多いです。
最終給水所に、ヨメと長男がいました。一生懸命給水作業を手伝っていました。それを横目に見て、ラストスパートです。残り約2km。でも結構きつくてそれほどスパートできず。
最後の直線。ゴールが見えてきました。
11時4分、無事ゴール。完走しました!!
ゴールしたら、すぐに順路を進みます。
おしぼり・ドリンク受け取り⇒完走賞(米5合)受け取り⇒完走記録証(タイム記載)受け取り⇒おにぎり受け取り⇒おもてなしゾーンへ
計測チップを取り外して、すぐに完走記録証をもらうことができます。すごいテクノロジーだ。
レース結果
といった様な訳で、無事完走してレースを終了することができました。グロスタイムは2時間オーバーでしたが、ネットタイムは1時間58分と何とか2時間を切ることができました。総合順位は5212名中1818位、スタート地点が5000番手位からとすると、3000人以上抜いてきた計算になります。頑張った方だと思いたいのですが・・・
年代別順位では600位でした。40代男子の出走者数は1100人ほどでしたので、半分より下か~。ちょっと残念です。
グロスタイムでの結果ですので、もう少し前からスタートできれば順位もそれなりに上がると思いますが、第1回目の公式記録はこれ。受け入れます。これが自分の今の実力です。次回へのリベンジの思いを強くしました。
ランタスティックのマップ
公式リザルトはこちら
おもてなしゾーン
マラソン大会って、こんなに色々貰えるんですね。高い参加料を払っただけあります。(5500円+手数料)
ドリンク、おにぎり、スープ、カレー、これとは別にトマトとお菓子のふるまいもありました。かなり汗をかいていましたので、塩分がうまい!特にカレーは、創業者が安曇野出身という事で、新宿中村屋のビーフカレーです。めちゃめちゃうまかった。スープもおかわりしておなか一杯になりました。出店などもたくさん出ていましたが、これで十分です。
実は僕カレーを3杯食べたんですが、後で聞いたらこの30分くらい後にゴールした人はカレーもスープも終わっていたということで、非常に申し訳なく思いました。お変わり禁止というわけではなかったと思いましたが、食べれなかったランナーの方すみません!
このふるまいも、地元のお母さんたちが大勢で給仕してくれていて、本当にボランティアスタッフの力無しでは成立しない物なんだとわかりました。給水、荷物受け渡し、コース整備、誘導など非常に多くのボランティアスタッフが携わっていて、心から感謝しました。
そんなこんなで12時にはゴールも閉鎖となり、1時には会場のイベントが終了となりました。僕も作業を終えたヨメの車と合流して家に帰りました。
まとめ
今回初めてのレース参加ということでしたが、終わってみると非常に楽しい半日間でした。レースを走っている最中は結構苦しくて、早く終わってほしいと思っていましたが、いざ終わると本当にさみしい。エントリーしてからはこのレースが目標でしたので、ひとつのシーズンを終えた感じです。
安曇野ハーフマラソンは、ランネットの口コミ評価が非常に高いことで知られていますが、確かに沿道の声援やスタッフの対応などほとんど不満の無い内容でした。
来年も必ず出ます!そして今年よりタイムを伸ばす!
この後、10月の大町アルプスマラソンに備えて準備が始まります。もっと月間走行距離を増やして、スピードを上げるトレーニングもしなければ。
今回のマラソン出場は、自分の中のランニング・マラソンに対する考えを大きく変えました。タイムとかフォームとか、もっとこだわりたい。マラソンへの意欲を本気にさせるとても有意義な物でした。
そんな訳で、レポートは以上です。これからもがんばります!!