MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

第4回信州安曇野ハーフマラソン(2018)に参加した

f:id:msx3:20180604170543j:plain

2018年6月3日(日)に開催された「第4回信州安曇野ハーフマラソン」に参加しました。第2回から3年連続3回目の参加です。第2回が僕のマラソン初レースでしたが、あれから早2年たちました。 

msx3.hatenablog.com

msx3.hatenablog.com

昨年の第3回大会では、ハーフの自己ベストとなる1時間29分57秒でゴールして成長を実感しました。今回は昨年のタイムを上回ることが目標です。

余裕をもって90分切りを達成すべくレースに臨みましたが、果たしてその結果は?

会場には徒歩で向かう

レーススタートは9時ですが、僕の自宅からスタートゴール地点の安曇野市南部総合公園までは約3キロ。昨年はヨメさんに送ってもらいましたが、今年は子供のサッカーで不在のため、徒歩で向かいます。会場が近いって楽だなー。 

f:id:msx3:20180603114715j:plain

ちなみに今日は晴天で、気温は28度くらいまで上がる予報です。いい天気。安曇野の牧歌的な風景の中テクテクと歩いて向かいます。

f:id:msx3:20180603081135j:plain

8時10分会場到着。あまり時間が無いので、すぐに手荷物を預けました。アップはほとんどできませんでした。

f:id:msx3:20180603081320j:plain

もうすでに暑い。

今回も本気レースなので、スマホは置いていきました。補給食もアミノバリュー顆粒を1個と、粉飴ジェル40gを1個、炎熱サプリ2個だけストライダープロショーツのポケットに入れて行きました。(⇒飲んだのは炎熱サプリ1個だけ)

サンバイザーも無しで、サングラスのみ。結果的にキャップはあった方が良かった。

f:id:msx3:20180605161824p:plain

コースはいつも通りだったと思います。安曇野の田園地帯を走り抜ける素晴らしいコース。

レーススタート

スタート直後の渋滞に焦る

昨年同様Aブロックからのスタートです。今回僕は90分以内のゴールを狙ってたので、キロ4分10秒ペースで走るつもりでした。5キロを21分以内に走る計算で、ゴールは88分台を狙っていました。

スタートしてすぐに、遅い人に前をブロックされます。昨年はペースが遅い人に前をふさがれることが無かったのですが、今回はやや後ろからスタートしたせいか、ゆっくりスタートしていくランナーが多い印象。いきなり最初の1キロを4分30秒位のペースで入ってしまい、少し慌てました。

「この遅れを取り戻さねば!」と、渋滞が解消してから想定より早いキロ4分ほどのペースでしばらく走ってしまいました。これがまず最初の失敗。

走り始めの感触としては普通で、心配していた腿裏や膝の痛みも無いし、体も普通に動いていたと思います。ただ、今思えば自己ベストを出してやる!という気負いがかなりあって、冷静ではなかったなあ。

それと、スタート時点で気温はかなり高くて20度は超えていたと思います。最初の給水が5km地点なんですが、そこに行くまでに緊張と暑さでかなり喉の渇きを感じていました。給水をこれほど待ち遠しく感じたのは初めてでした。

ともあれ、最初の5キロ地点は予定通り21分ほどで通過しました。

スタート~5kmまで 20分53秒(ペース キロ4分11秒)

5キロ過ぎ、早くも異変を感じる

5キロで給水を多めに取って、普通ならそろそろ体が走ることに慣れてきて、心肺の苦しさも落ち着いてくるところですが、どういう訳か今回は息苦しいのが収まりません。そしてとても暑くて、頭がぼーっとしていました。

なんていうか、体が重い。思うように体が動いてくれなくて、ペースを維持できません。「あれ?なんだか変だぞ?」と少しずつ違和感を感じていました。でも、こういうのって認めちゃうと足が止まる理由になってしまうので、「いやいやいや、そんなことある訳ない。気のせいでしょ」と必死に考えていたんですが、いかんせんペースを維持できません。じりじりとスピードが落ちて、周囲から遅れだします。キロ4分10秒というペースは確かに僕にとってはかなり早いペースですが、こんなに早く走れなくなることも無いはずなんですが、レース中の僕はもう半混乱状態で、「ヤバイヤバイ負けそうま負けちゃう負けちゃダメ」ってずっと考えていました。

でも、こうなった時の辛さから逃げようとする意志は非常に強力で、楽しよう楽させようとしてきます。少し気を抜いたら、もう一気にペースが落ちていきます。8キロ地点くらいまでは遅いペースながら粘っていたと思いますが、結局ずるずると遅れていくことに・・・。

ここで弱い自分に完全に敗北し、今回のレースでの自己ベスト更新は無くなったことを実感しました。

5キロ~10キロまで 22分58秒(ペース キロ4分36秒) 計43分51秒

自転車のメディカルスタッフにぴったりマークされる 

失敗レースになったことにショックを受けつつ、この後どうしようかとボンヤリ考えながらキロ5分ほどのペースで走っていました。

10キロ過ぎるとコースは拾ヶ堰(じっかせぎ)という安曇野の景観を代表する農業用水路沿いに入っていきますが、この辺ですぐ後ろにチャリの人がいることに気付きました。「選手頑張って走っています、応援よろしくお願いします!」とか沿道の人たちに声をかけているところを見ると運営側の人で、そもそもコース内にチャリで入れる人はAEDとか積んだメディカルスタッフしかいません。どうやら自覚はありませんでしたが、僕が相当フラフラ走っていたらしく、後ろにぴったりマークされているらしい。ペースは上げられませんが、意識とフォームはしっかりしていたつもりだったんですが…。とりあえず本当に熱中症で倒れたりしたらシャレにならんので、炎熱サプリを食べたりして無事をアピールしていたところ、2キロほどで追い抜いていきました。オッケー認定してくれたのかな?

でも確かにこの辺はゆっくりしか走れなかったですね。「もうこれ以上ペース上げらんないし、念願のファンランに切り替えるかな~?」なんて思いながら走っていました。

12キロ過ぎの給水ではたっぷり水分補給、かぶり水もしました。それでもまだ暑かった。13キロ過ぎでおしっこがしたかったので、大休止兼ねて公園のトイレに入りました。コースからトイレ表示が見えたので右折したら、すごい先までトイレがなくてびっくりしましたが、その分ここで少し気持ちを切り替えることができました。公園の水道でたっぷりと水を飲んで、頭や体、膝にも水をかけました。これで、かなりシャッキリしました。今まで少しボーっとしていた頭がクリアになり、「何とか後半、走れるだけ走ってみよう!」と気持ちもポジティブになりました。

10キロ~15キロまで 25分26秒(ペース キロ5分05秒) 計1時間9分くらい 

終盤奇跡的に復活 

15キロ過ぎて比較的大きな道路に出ます。昨年はこの辺りからきつかった思い出がありますが、今年は楽して走っているので脚は全然残っています。が、やはり怖くてなかなかペースを上げられずキロ5分前後でダラダラと走っていましたが、徐々に体が戻ってきた感じはあったので、少しペースを上げていくことにしました。

時計を見るとここまでのタイムが1時間10分くらいで、残り6キロを30分で走れば1時間40分は切れそうだったので、とりあえず目標を1時間40分以内にゴールとしました。ペースを5分⇒4分50秒⇒4分40秒と上げていき、先行するランナーをどんどん追い越していきました。ここにきて、やっと調子が戻ってきた感じがしました。

豊科駅前商店街に入ると、残りは3キロほど。いよいよラストです。18キロからはキロ4分30秒位までペースを上げることができ、後半バテてスピードの落ちたランナーを結構抜くことができました。最後の給水を終え、ラスト1キロ、ゴールも見えてきます。このペースで抜けるだけ抜いてやろうと思って、ペースを上げました。最後1キロは4分20秒くらいまでペースを上げることができ、100人位抜いたと思います。ゴール直前の200m位を心拍数今日一番の195位でスパートして、ゴールしました。 

15キロ~20キロまで 23分41秒(ペース キロ4分44秒) 計1時間32分くらい

20キロ~ゴールまで 5分26秒くらい

結果

f:id:msx3:20180603105154j:plain

結果は、1時間38分26秒(ネット)でした。昨年より8分30秒遅れ。

順位は、男子3651名中372位でした。10%以内に入れず。

f:id:msx3:20180604172937p:plain

f:id:msx3:20180604172913p:plain

色々反省点はありますが、ペース配分の失敗が一番だったと思います。暑いのはみんな一緒だし。最初の5キロを飛ばしすぎた。いつも先行逃げ切りは失敗するってわかっているのになあ。ハーフならいけると思ってしまった。練習不足ですね。

それでも、あれだけグダグダに走ったのに、トイレ休憩3分としたらあと6分早く走っていればよかったのか。15キロとして1キロあたり20秒の短縮、うーん、難しくはなかった気もしますが、今回は体が動かなかったのが正直なところでもあります。

レースが始まってみないと体調わからない部分もあるので、まあこういうレースもあるということですね。勉強になりました。

ゴール後

f:id:msx3:20180603105147j:plain

ゴール後はすぐに記録証の発行があり、参加賞のお米とおしぼり、おにぎりなどいただきます。このおにぎり、ネギ味噌とかわさびをトッピングできるのですが、マラソンの後にいただけるおにぎりは数多くありますが、多分日本一うまいおにぎりです。本当にうまい。

f:id:msx3:20180603105204j:plain

他にも玉ねぎスープ、おしるこももらえます。

f:id:msx3:20180603110810j:plain

トマトもくれました。美味かった。

f:id:msx3:20180603111113j:plain

表彰式の様子。優勝は前人未到(調べてないけど多分)の4連覇を達成した牛山純一さん。長野県最強の市民ランナーです。

彼の本当にすごい所は、優勝した当日夜にはすぐにブログをアップすることですね。氏のブログは適当に書いてるっぽいのに結構面白いのがまたすごい。

ameblo.jp

f:id:msx3:20180603114327j:plain

体力的には十分残っていましたが、帰り道家まで徒歩3キロがきつかった。ちなみに今回も知り合いに誰にも会わなかった。ボランティアさんと会話しただけ。

f:id:msx3:20180603132205j:plain

昼食は、人気ラーメン店「きまぐれ八兵衛」に息子と行きました。

内臓が疲れていましたが、ニンニクたっぷりの「きま八郎(二郎系)」大盛を食べました。翌日までニンニクアブラが残ってきつかった。

tabelog.com

今シーズン最後のロードレースが終わりました。結果は残念なものでしたが、この悔しさをバネに、真夏のトレーニング頑張りますよ。そしてキロ4分で10キロ走れるようになって、来シーズン帰ってきます!

参加された皆さんお疲れ様でした。そしてスタッフ・ボランティアの方、沿道の方本当にありがとうございました。素晴らしい大会でした。