6月10日に鉢伏山に登ってきました。ちゃんとした登山は今年初です。
鉢伏山は松本市の南東方面にある山で、標高は1929m。松本平から東を見ると、左手に美ヶ原の台形が目立ち、少し右手に草原ドームのような山が見えますが、それが鉢伏山です。
鉢伏山 (はちぶせやま):1,929m - 山と溪谷オンライン
うちの実家が松本市南部の山間地なんですが、そこから裏手にある山なんで距離は非常に近いんですが、どういう訳かこれまで登ったことはありませんでした。美ヶ原ほどメジャーな山ではないというのもあります。
今回、シーズンインの足慣らしに軽く登れる山という事で、サクっと登ってきました。
登山口は松本市街地から30分ほど南下した山中にあります。ここは「牛伏川フランス式階段工」という重要文化財があり、ちょっとした観光地になっているため、トイレなどもかなり綺麗に整備されています。車で行ける限界まで進んで広場に駐車。
しばらく舗装された遊歩道を進みます。
明治時代に作られた石積み堰堤が見どころです。
今回ガーミンフォーランナー965の実地テストを兼ねています。苦労して登山ルートをダウンロードしてきました。手元で地図が見れるのはやっぱり便利。
ゆるゆる歩いて20分ほどで登山口。この辺から本格的な登山道になります。
フォーランナー965の画面はグラフィカルで非常に見やすい。
クライム画面では平均斜度が表示されるがちょっと小さいなあ。色々な画面を切り替えてチェックしながら登りました。
序盤から尾根に乗るまでの斜面が非常に急で、展望無しなのでとてもハードでした。早足で登るので心拍数も爆上がりです。誰も歩いて無くて熊が出そうで怖かった。
牛伏寺コースと合流すると斜度はゆるやかになりました。
ほどなく、車道と合流しました。ガスを抜け樹林の日影も無くなり暑い・・・。
基本車道歩きになりますが、所々ショートカットする道があります。レンゲツツジが見頃でした。
とはいえ車道歩きはやっぱりツマラン。なんだかなあ、という気分になります。
見覚えのある草地の山頂が見えてきた。美ヶ原~霧ヶ峰につながる高原一帯の美しい景色には見覚え有りますね。
振り返るとガスが上がってきたりして、ここが高原であることを思い出す。
山頂直下にある鉢伏山荘。ここで入山料300円を支払います。誰もいなければ払わないつもりでしたが、平日でしたが普通に喫茶営業していておばちゃんがいましたね。
山荘から少し進むと分岐。左が前鉢伏山方面、正面が扉温泉へ下山、右が山頂です。ちなみに松本市の防災ヘリ「アルプス」墜落地点はここから600m先とのこと。
山頂まではガレ道ながらほぼ遊歩道です。
見たところここが一番高い地点ですが、山頂ってことかな?
少し進むとやや下った所に鉢伏山頂の看板が。展望広場になっていました。
おお、諏訪湖が見える。そしてその先には富士山!
富士山アップ。結構大きく見えて感動。まだ雪があるなあ。
登りも終わったことだしゆっくり休憩します。標高2000m近いですがこの日は暑かった。点検も兼ねてガス器具出しました。
30分ほど休んで下山します。山頂付近はジオラマチックな景色で高原感強いですね。
あっという間に樹林。牛伏川最初の一滴。最終的に信濃川になって新潟へ行くそうな。
割と序盤からキツかった箇所。下りは滑って怖いくらいでした。
下山。約3時間半の登山でした。これが噂のフランス式階段工です。砂防フェチの方には刺さる設備だと思われます。
結果的にコースタイムの半分ほどで歩けました。ハーフマラソン終えて脚が割と強かった。翌日から順調に筋肉痛になったので、これで山の脚になったと思います。次はもう少し本格的な登山を6月中にしたいですね。