1月に読んだマンガです。
累(かさね) 10巻まで
今月の収穫は「累(かさね)」でした。超面白かった。
ブサイクな女が、顔を取り換える能力を持つ母の形見の口紅を使って演劇の世界でのし上がっていくお話。顔を取り換えた相手との駆け引きや憎しみの描写など、ストーリーはややサスペンス風の味付けで、全体にシリアスな雰囲気です。
手塚治虫に影響を受けているという事で、手塚治虫作品の現代版みたいなキャラクターが多数登場しますが、目元が印象的な美女を描くのがうまいですね。女性の作家さんらしいですが、ストーリーもぐいぐい引き込まれるし、演劇がテーマなのでちょっと「ガラスの仮面」のような大作っぽさを感じます。かなりの良作、続きが気になります。どうか全員不幸エンドにはしないで。
実は私は 4巻まで
内容知らずに手に取ってみたのですが、ヒロインが吸血鬼のラブコメでした。ラブよりコメの部分が多め。基本的に一話完結で、20巻位まで出ていますが、僕は4巻位でやめました。中学生くらいが読むのにちょうどいいラブコメという感じ。面白いし嫌味も無いですが、積極的におススメする作品では無いかな。
クズの本懐 7巻まで
どこかのブログで「登場人物全員クズ!」みたいなアオリを目にしたのですが、そこまで全員クズでもなかった。手塚治虫チックな絵柄の少女漫画でした。丁寧に心理描写していて結構面白いですが、ややタイトルに負けているかな。女の子は基本的に可愛いです。
信長のシェフ 17巻まで
全く知らない作品でしたが、とても面白かったです。戦国もの、特に信長を題材としているマンガは数多いですが、これはかなり面白かった。とあるフレンチのシェフが戦国時代にタイムスリップして、織田家の料理人に取り立てられ、その料理の腕を駆使して信長を助けていくーーというような展開です。
なぜタイムスリップしたかは17巻現在では明らかにされていない(主人公には記憶が無い)
なんとなく信長協奏曲と設定がかぶりますが、どっちかというとギャグっぽいあちらに対して話は基本的にシリアスで、絵も劇画調。史実をもとにエピソードを進めて、その中にうまく料理を取り入れて話を展開しています。
丁寧に描いているせいかストーリーの進行が遅い気がしますが、歴史ものとしては読みやすく良作です。
弱虫ペダル 48巻
つい先日読んだばかりなのに、もう内容を忘れてしまい今Amazonで確認しましたが、そうだったそうだった、2日目のゴールを迎えたんでした。御堂筋対今泉対新海弟、ゴール前の白熱バトルでなかなか面白かったです。
相変わらず絵が雑&展開に目新しい所もありませんが、迫力はあります。
ただやはり前回のインハイのようなカタルシス的なものは無いので、地味な印象が拭えませんね。多くの読者がそれを感じていると思いますので、この後の展開には期待です。
宇宙兄弟 30巻
宇宙兄弟もついに30巻、相変わらずの安定感で面白い。
前巻でピンチとなったムッタとエディのアクシデントから始まります。今は無きブライアンとの感動エピソードがあり、相変わらず泣かせるのがうまい。
後半はいよいよヒビトの話が始まります。ロシアで復活をかけるヒビトが、これからどうなっていくのかもとても気になります。
そろそろエンディングを迎えそうな雰囲気がありますが、この後兄弟で月に行くエピソードまで進めるのかどうか、気になります。