皆さんこんばんは。飲んでますか?
最近のマイブームは日本酒で、よく飲んでいます。日本酒、旨いですよね。
その土地の地酒などの(ちゃんとした)日本酒が旨いのはもちろんなんですが、普段飲みするにはやや値が張ります。(ちゃんとした)日本酒って一番安いランクでも1升1700円くらいするし、ストレート飲みなのでコスパは悪いです。
そんな訳で僕のようなドケチ貧乏人が好んで飲むのはすごく安い日本酒、いわゆる「パック酒」になります。
これまでも色々な酒を飲み比べてきましたが、今回は「パック酒」の飲み比べです。
- はじめに パック酒とは
- ナショナルブランドの5銘柄
- パック酒の大定番「白鶴サケパック まる」
- コク深め 「月桂冠 月(つき)」
- スッキリ飲みやすい「松竹梅 天(てん)」
- 一番日本酒っぽさが強い 「黄桜 呑(どん)」
- 一番アッサリ!「大関 のものも」
- おつまみ
- まとめ
はじめに パック酒とは
ちなみに、ここで言うパック酒の定義としては以下のようなものです。
- 2リットルで1000円弱(900円台)である
- アルコール度数は通常の日本酒より低めの13度程度である
- 味は甘くも辛くもなく、淡麗である
- 吟醸酒とか純米酒などではなく、工場生産の日本酒モドキである
日々の食事に合うように適度に薄味に調味されていて、主張しない日本酒です。そして当然ながら安いので、蔵元で杜氏が仕込んで~とかではなく、工場で大量生産された人工日本酒?です。(※日本酒は日本酒。たまにある「合成酒」のようなアヤシイ酒ではない)
ナショナルブランドの5銘柄
今回飲み比べるのは数あるパック酒の中でも定番と思われる5銘柄です。
- まる(白鶴)
- 月(月桂冠)
- 天(松竹梅)
- 呑(黄桜)
- のものも(大関)
いずれも、泣く子も黙る日本の大手日本酒メーカー謹製。ド定番かつ間違いのない巨人たちです。果たしてどんな違いがあるのか?それではいってみましょう!
パック酒の大定番「白鶴サケパック まる」
パック酒の中でもメートル原器的立ち位置の超メジャー選手。漁船に乗った氷川きよしのCMを思い出します。
味わいは淡麗で甘くも辛くもなく実に素直。初めて飲むと、何て飲みやすい日本酒だろう、と思います。これは万人受けすると思います。どんな料理にも合いそう。
パック酒全般に言えることですが、悪くいうと薄味なんですが、食事のおともにガブガブ飲むような飲み方ならこの位の薄さがむしろ自然と感じます。
コク深め 「月桂冠 月(つき)」
月桂冠の月もメジャーな銘柄です。「京都伏見名水仕込」なんて書いてありますが、味わいはまあ普通にパック酒です。「月に合う!」っていう藤原紀香のCMを思い出す。
味わいはまるよりちょっとだけコクがあります。背面チャートではやや淡麗となっていますが・・・。普通の日本酒よりは全然淡麗ですが、パック酒の中ではコク深めと感じます。そのせいか甘みがちょっと強い気がします。
コク深めなので強いおつまみに合う気がしますね!チャンジャとか。
スッキリ飲みやすい「松竹梅 天(てん)」
続きまして松竹梅からは「天」です。♪しょう~ち~くばい!っていう渡哲也のCMを思い出すなあ。ちなみに天は他の銘柄よりちょっとだけ安く売っているケースが多い。800円台もたまに見かけます。3リットル1300円台とか激安です。
チャートを見ると淡麗辛口ですが、飲んでみるとすごく淡麗。そしてやや辛口。まあ辛口っていうか薄味です。すごくスッキリしていて飲みやすい酒です。日本酒っぽさが少ないので、日本酒特有の甘ったるいクセが苦手な人も普通に飲めると思います。もうゴクゴク飲めます。安いし。とりあえず天の3リットル買っておけば毎晩シアワセになれますよ~。
かなりスッキリなので明太子とか強めのつまみには負けちゃうかな!
一番日本酒っぽさが強い 「黄桜 呑(どん)」
続きまして黄桜の「呑」です。ドーンッ!!この手のパック酒の中で比較的マイナーかな?置いてない店も多い気がします。
黄桜と言えば河童のCMを思い出して泣けますよね。かっぱっぱ~かっぱっぱ~カーッパ黄桜かっぱっぱ!
今回比較した5種類の中では、一番濃厚で日本酒っぽい味でした。比較的濃厚、コク深め、そして甘みが強いです。いわゆる「日本酒っぽさ」を一番感じました。本物の日本酒に近い味わい。日本酒が苦手な人は苦手な味かも。
「※これは吟醸酒ではありません」とか書いてあって何だか泣けるぜ。
一番アッサリ!「大関 のものも」
最後に紹介するのは大関のものも。他の4種は漢字一文字みたいなネーミングですが、大関は独自路線の「のものも」です。カワイイですね。CMは「のものも~飲んで~」のフレーズがリフレインします。
味わいは、かなり振り切ったスッキリ淡麗。辛口というか、アッサリ淡泊な味。ほとんど水かってくらいアッサリ。とても飲みやすくて、グビグビ飲めてヤバい。日本酒が苦手な人でも全然普通に飲めちゃうスッキリでした。
おつまみ
日本酒に合うおつまみとして、
- 明太子
- チャンジャ
- 数の子わさび
- 梅くらげ
これが四天王ですね。もう最高。いずれもスーパーの珍味コーナーで1パック300円くらいで売っている安いもので十分。乾きものとかでもいいんですが、こういった珍味が日本酒に合うんだなあこれが。毎日がおせち料理気分です。
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まとめ
ということで、パック酒定番5種を飲み比べてみました。
正直な所、今回の5種はいずれも似たような味わいで、飲み比べ無いと正直味の差はわからないレベルでした。いずれも淡麗・スッキリ・まろやか・飲みやすいというような表現があてはまります。吟醸酒に比べると圧倒的に薄味ですが、その分飲みやすいとも言えます。
どれがおすすめかと言われると「どれでもいい」が最適解だと思いますが、悩んだら「まる」でいいし、日本酒っぽいのが好きなら「呑」だし、値段で選ぶなら「天」になります。僕は今後は「天」の3リットルを1300円くらいで買って飲むつもり。超安くてシアワセですね。
大量生産された日本酒ですが、これはこれで毎日の晩酌に欠かせない大切なお酒です。結構量を飲んでも次の日に残らないし、高い品質で製造されている高品質な製品だなとも思います。
今日は刺身!とかの日には瓶入りのちゃんとした日本酒飲んで、それ以外の毎日はパック酒で十分。
ああ、やっぱ日本酒うまいわ~
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