MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

【ロードバイク】ひとり松本ヒルクライムチャレンジ!「ツールド美ヶ原」の激坂区間を走ってみた

11月初旬に、松本で有名な激坂にチャレンジしてきました。

「ツール・ド・美ヶ原」という自転車レースが地元松本市で毎年開催されてるのですが、そのコースの一部にもなっている「浅間温泉から美鈴湖までの林道区間」、ここがロードバイク界隈では有名な激坂らしいのです。

コース | ツール・ド・美ヶ原高原自転車レース大会2023 公式サイト

来年あたりこのレースに参加してみたいと密かに思っているので、自分にその資格があるのか、果たしてこの激坂を登り切れるのか、チャレンジしました。

コースはこんな感じ。安曇野市の自宅から東に向かい、松本市内を突っ切って浅間温泉まで到達、そこから激坂林道をヒルクライムして美鈴湖まで。レースではその後10キロ以上走って美ヶ原高原まで登ってゴールなんですが、今回は美鈴湖をゴール地点としました。(その後自宅まで復路)

衛星写真地図だとこんな感じのルート。激坂区間は右側の緑色の山岳エリアですね。

いざ出発!

自宅から市街地を抜けて浅間温泉までやってきました。お気づきでしょうか?普通の温泉街である浅間温泉入口からすでにそこそこの登り坂です。この先どうなってしまうのか。

温泉街を登り詰めて、ここがヒルクライムコースのスタートラインでしょうか。すでに結構な疲労感なんですけど…。

普通に民家とかありますが、この辺から激坂区間始まってる。手元のサイコンによると斜度20%超えているんですがマジか。すでにギアは一番軽いギアかつ立ち漕ぎ状態で余力ゼロ!ヤバイよヤバイよ!

先ほどの民家が立ち並ぶ道をひたすら直登してかなり山道っぽくなってきましたが、相変わらず激坂が続きます。普通の峠道のようなつづら折れの林道ではなくストレート急坂のため、一切足を休める区間が無いのが超ツラい。写真だとわかりにくいがここらへんが一番の急坂で、足を付こうものならビンディングペダルで再スタートは絶対不可能です。何とか止まらないようにド根性で必死にペダルを回します。

フラフラと登っているとほどなく車両通行止め区間となりますが、完全な通行止めでは無いっぽかった。あと相変わらず激坂は続いてます。

スタートから1キロほど激坂を登ったころ、ようやく斜度が少し穏やかになり、普通のつづら折れのワインディングロードになました。ふう、ようやく一息つけるぜ。そうは言ってもここら辺も普通に10~15%くらいの斜度なんですけどね・・・。それでもこれまでのストレート激坂に比べれば大分マシ。この時点で美鈴湖まであと3キロ。

車が突っ込んだのでしょうか、ガードレールが壊れていました。これが通行止めの原因かも。

車がほとんど通らないせいか、道路には大量の落ち葉が堆積していて走りづらいですが、通行にはほとんど支障はありませんでした。あと2キロ!フラフラですが何とか登れていました。

写真ではわかりにくいですが、この辺も凶悪な斜度です。激坂の洗礼が容赦なくビギナーサイクリストに襲い掛かります。

疲労感はかなり感じていましたが、何とか足を付くことなく走りいよいよ激坂も終盤。このラストの直線(激坂)をクリアすれば・・・

ついに・・・ゴール!(違う)

街道からつながる道幅広めの道路に接続して激坂区間は終了のようです。いやーしんどいヒルクライムでした。普通のワインディングロードが平坦路に見えますね

少しだけ登って美鈴湖到着です。美鈴湖はワカサギ釣りで有名な湖で、僕が子供の頃(40年前とか)はこの湖が全面凍結して、湖面に穴開けてワカサギ釣りしたり、スケートしたりした思い出がありますが、最近はそこまで冷えなくなって凍結せず当然スケートもできません。

ツールド美ヶ原ではこの先直進してさらに山を10数キロ登って美ヶ原高原まで行きますが、今日はここをゴールとします。

何しろ美鈴湖なんて久しぶりに来たもんだから様子がわかりませんが、案内図によると湖を1周するサイクリングコースが設定されているようです。せっかくなので

ぐるっと回ってみるか。

おだやかな湖面。20年くらい前にこの辺でカヤックしてスピーカーで注意されたり、バーベキューやったりしたなあ。カヤックは今も多分禁止だと思います。

少し下って湖から離れているなあと思ったら、キャンプ場に来てしまった。

美鈴湖もりの国オートキャンプ場【公式】 | 長野県松本市

「美鈴湖もりの国キャンプ場」という高規格キャンプ場で、GWや夏休みは県外者でいっぱいになる人気のキャンプ場です。初めて来ましたが松本平を一望できる場所にあって非常に良さそうなキャンプ場でした。こんど家族で来ようっと。

キャンプ場からは北アルプス前山とその奥に穂高連峰もちょびっと見えました。

さて、サイクリングコースから外れてしまったようなので、少し戻ります。わかりにくいですがこの落ち葉に覆われた道がコースのようです。落ち葉の下は舗装路なので普通に走れました。

存在だけは知ってた自転車競技場を初めて見ました。ここにあったんかー。

美鈴湖の周りをほぼ1周して、開けたところに戻ってきた。ここに「ウテナ荘」という売店?があって、釣り餌販売やレンタル、貸しボートなんかやってるようです。

松本市美鈴湖釣り情報|わかさぎ、へら鮒

この日も曇天の平日にもかかわらず、ヘラブナ釣りの人が数組いましたね。

この後、おなかがグウグウ鳴り出したので来た道を戻って帰りました。補給食ほとんど無しでドリンクも水のみだったので、次来るときはちゃんと用意してこよう。

以上、何とか激坂を登り切ることができました。噂通りの激坂で今までのどのヒルクライムよりきつかった。ただ、美鈴湖までなら距離はかなり短いので、トレーニングとしてはありかもしれない。でも自宅からだと浅間温泉まで地味に遠いんだよなー。

とにかく、何とか足をつかずに登り切れたので、ツールド美ヶ原に参加する踏ん切りがつきました。今より更にビンボーになっていたら無理ですが、来年はレースデビューしたいと思います。それまでに一度、美ヶ原まで登ってみようと思います。今年はもう雪でビーナスライン通行止めになってしまったので、来年春楽しみにしています。

やる前は憂鬱でしたが、やっぱりヒルクライムは達成感あって楽しいですね。冬の間もできるだけ登り続けます。