しばらく積んでいたゲーム「9時間9人9の扉」と、その続編「善人シボウデス」をクリアしました。
数カ月前からちょこちょこプレイしていたんですが、なかなかゲームをやる時間が取れなくて苦労しました。それでも、なんとか頑張ってクリアしました。
プレイしたのは、タイトル2本のゲームがセットになった「ダブルパック」のSteam版です。パソコンでやりました。
このダブルパックと、さらに続編の「刻のジレンマ」がセットになったバンドルが、セールで確か1000円以下だったと思いますが購入して、積んであったんです。
んで、数カ月前にインストールして初めて見たんですが、なかなか盛り上がるまでに時間がかかり、しばらく放置したりしていたのでクリアまで相当時間がかかりましたね。
1作目は「9時間9人9の扉」。ゲームの内容は以下参照。
いわゆるデスゲームもので、ダンガンロンパみたいなゲームを期待したんですが、サウンドノベルよりのゲームでした。サウンドノベル+脱出ゲームというスタイル。
グラフィックは2D。元はDSで出たかなり昔のゲームなんで、やや古典的な趣です。
久しぶりにプレイしたサウンドノベルタイプのゲームだったので懐かしい間隔でした。
このゲーム、アドベンチャーパートと脱出ゲームパートを交互にクリアして物語を進めていきます。ストーリーは結構緊迫感あるし、脱出ゲームもノーヒントでクリアできるくらいの割と優しめ。テキスト量がそれなりに多いので読み進めるのに時間はかかりますが、それほどストレスなくプレイできました。
ストーリーはマルチエンディングで、攻略サイト見ながら最終的に真エンドまでクリアしました。いくつかのエンディングを経由しながらストーリーは核心に近づいていく構成で、なかなか引き込まれる面白いお話でした。しかし、真エンドクリアしても謎が残るので、必然2作目の「善人シボウデス」をプレイすることになります。
で、善人シボウデスのストーリーはこちら。
同じような設定です。
この善人シボウデスが、なかなかストレスのたまるゲームでクリアするのに苦痛でした。
イマイチだったのは以下の点。
まず、グラフィックはポリゴンになりました。上のイラストの少女は・・・
↓
↓
↓
こんなんなります。ポリゴンがバーチャファイター2くらいのレベルでこれはかなり違和感ありました。 人形っぽくて不自然で感情移入しにくい。しかもみんな癖強めのキャラ、訳わからんファッションとどうも可愛くない。
進行役としてこんなウサギが出てきますが、ダンガンロンパのモノクマみたいなキャラで、声優はなんとTARAKO。しかしこいつも立ち位置が微妙なキャラで、ストーリーを進めると途中突然いなくなります。TARAKOの無駄遣い感があります。
アドベンチャーパートと脱出パートを交互に進めるスタイルは変わらずですが、謎解きは格段に難しくなりました。攻略サイトを見ないと相当時間がかかる脱出ゲームを何度も何度もやらされます。そして操作性は前作より悪くなってここでもストレスがたまる。
そしてストーリーを進める度にマップ画面の移動シーンがあるのですが、これがスキップできずに非常に苦痛でした。マップ画面を点が移動して、途中ドアを開けるムービーやエレベーターの開け閉めムービーまで入って来て、嫌がらせかと思いました。ここがこのゲームで最大のストレスポイント。
ネタバレになりますが、分岐は上の画面のようにあって、基本的にすべてのキャラのエンディングを見ないと真エンドに辿り着けません。そして真エンド以外のエンディングはすべてバッドエンドという・・・。この分岐を埋めるのにものすごい時間がかかって正直途中で萎えました。後半はこれまでのプレイ時間を無駄にしないために義務感でやってた感じ。
ストーリーはあっと言わせるなかなかに凝ったもので、途中確かに「おおお!!」とびっくりさせられることもありましたが、設定が複雑で正直よく理解できない部分もあり。もう少しわかりやすい設定にできなかったの?とも思います。クリア後に考察サイトいくつも見てやっと何となく理解できましたが。
そして真エンドを終えてのエンディングも非常にあっさりしていて、ていうかエンディング無かったです。「え?これで終わり??」って感じ。謎は残されていて、3作目の「刻のジレンマ」で完結するようですが、このシボウデスで精魂尽き果てたんで、一旦お休みして違うゲームやります。
Steamのセールではかなり安くなるので、買ってみてもいいかも。ダンガンロンパやシュタインズ・ゲートが好きな方は楽しめるかもしれません。僕は、全体的には面白かったけど、掛けた時間に対しては価値が低かったという印象でした。面白かったけどね。