常念岳・蝶ヶ岳に登りました。三俣登山口から日帰り周回コース。荷物を軽くしてのスピードハイクです。
ちょうど4年前にも全く同じコースを全く同じ格好で登っていました。
本当はテント泊でどこか行きたかったのですが、諸般の事情で日帰り日程しか確保できず、かつなるべく交通費がかからない所ということで、ウチから一番近い常念を選びました。何度も登っている山なので楽しみというよりはトレーニングと体力確認が目的。でしたが、結果非常に好天に恵まれて素晴らしい景観を楽しむことができました。
ルート・コースタイムなど
三俣登山口から常念・蝶を縦走して戻るという王道のトライアングル型サーキットコース。標準コースタイムだと14時間くらいですが、トレラン装備なら8時間程度。距離も約18キロと日帰りトレーニングにはもってこいのコースです。景色もいいしね。ただし結構疲れるので挑戦は自己責任でお願いします。
当日の様子
5時半スタート。平日でも三股駐車場は八割の入り。土日は停めらんないだろうなあ。
分岐を右へ。ここから稜線までずっと急登。
尾根筋に出るまで急斜面の九十九折で非常に辛いです。荷物が重い場合はここが正念場となります。今回は軽装につき疲れる前にスピーディに通過しました。
2時間ほど苦しい登りに耐え、尾根に出ると森林限界でこんな感じのゴーロ。
前常念岳直下の避難小屋。ちゃんと使えます。
前常念岳。地味ですが景色のいい山頂でした。
天気が良く、南アルプスや富士山もくっきり見えました。
奥に鎮座する常念主峰。近そうに見えて遠いかと思いきや、意外に近かった。
常念乗越からの登山道に合流してから5分ほど登れば常念山頂。
9時ちょうど、常念岳2857m登頂しました。3時間15分ほど。3時間位かなと思っていましたが、景色良すぎて立ち止まる時間が長かったか。
常念からは松本平が良く見える。ウチも見えてるはず。
そして何といっても穂高連峰・槍ヶ岳の大展望!この絶景は写真では伝わらない。
大天井、燕方面と、その奥に薬師・立山・剱まで見えた。鷲羽水晶もくっきりでした。
大展望を楽しんだ後、蝶ヶ岳に向けてドロップインします。ここからが長い。
結構降ってきて樹林帯に入ります。こちらから見る常念岳は独特の山容です。
目指す蝶ヶ岳方面で目立つのが蝶槍。大きく下って、登り返します。以前は途中に案内板みたいなものがあった記憶ですが、今回は発見できませんでした。
蝶槍まで急いでも2時間位かかります。
蝶槍直下で、雷鳥の集団と遭遇。カモフラで良く見えませんが、4~5羽います。
久しぶりの雷鳥。いつ見てもかわいいのう。
多分ですがまだ若い個体。全然逃げない。
穂高連峰をバッグにしばらくポーズを決めてくれました。疲れも吹き飛んだ。
そうこうしているうちに、槍穂高方面に雲がかかり始めました。
この後蝶ヶ岳までは下り基調。途中蝶ヶ岳三角点があるらしいですが見たこと無い。
蝶ヶ岳ヒュッテが見えてきた。今日の登りはこれで終了嬉しい・・・。
11時45分蝶ヶ岳登頂。常念から2時間半くらいかかった。
いつものことながら蝶ヶ岳山頂は風が強く、景色を楽しむには不向き。
一段下のテント場の一角をお借りして昼食休憩。テン場は空いてましたが12時時点で4~5張りありました。みんなテント張るの早いですね。僕ならもう1スパン進む。
その後は下山のみ。蝶ヶ岳直下の登山道は急斜面ですが、ひたすら階段が設置してあって足に優しいんだこれが。
1時間ほどでまめうち平。
久しぶりゴジラ。ここまで来れば残りわずか。
ラスト20分で今コース最初の水場。3リッター持ってきた水は無くなっていたのでとても美味しかった。水場が無いのがこのコースの難しいところ。
この後無事下山しました。行動時間約8.5時間でした。
まとめ
やや雲がありましたが天気は最高で、ずっと槍穂高を見ながらの登山は気持ちよかったです。やっぱり槍穂高はいつ見てもわくわくして時間を忘れますね。雷鳥にも会えたし楽しい山時間を過ごせました。
4年前よりちょっと時間はかかりましたが、この日は体調もよく下山まであまり疲労感なく歩けました。しかし下山後は非常に疲労感が残り、今年登った山の中で一番疲労を翌日以降に残しました。なんでだろう。