北アルプス常念岳に日帰りで登ってきました。
愛すべき僕の故郷の山・常念岳には何度も登っていますが、今回は休日のロング走するのが嫌だったという消極的な理由で急遽登ることにしました。天気景色最高で、下界の炎天下のつまらないLSDより百倍楽しかった。いいトレーニングができました。
ルート・コースタイムなど
一ノ沢登山口から常念小屋を経て常念岳ピストンの王道ルートです。コースタイムは通常登り5時間下り4時間といった所でしょうか。
常念岳は僕の地元中の地元の山で、登山口の一ノ沢は自宅から車で約40分と非常に近いのも楽なんです。
当日の様子
6時半駐車場着。第一駐車場はすでに満車だったためちょっと下の第2駐車場に駐車し、1キロほど歩いて登山口へ。登山口を7時出発。
しばらくは沢沿いの緩やかな登り。大変歩きやすいが所々水が流れていた。
日が登ってきて、気温はかなり高く暑い。樹林の中はまだましだけど、直射日光あたるとヤバい暑さだった。
ひたすら沢をつめて行くと、胸突八丁の登りになります。ここまでがこのルートの大体三分の一かな。
ここからが登り本番です。沢を高巻きするルートで、ちょっとだけ高度感もあります。
つっても優しい道。常念は中学生の集団登山でも登られる山なんで危険は少ないです。胸突八丁を越えると、稜線が近くなります。
2250m地点に最終水場。安曇野の天然水超美味い。一ノ沢ルートはずっと沢沿いに登るので水には困りません。
ここまで来れば小屋まではあとわずか。でもシャリバテ気味でスピード上がらず。何か食べたいけど小屋までは我慢しよう。
最終水場のすぐ横にベンチがあって、「あと500m」の看板。
そして常念乗越に到着すると目に飛び込んでくるこの絶景。槍ヶ岳から大キレットを経て穂高連峰まで良く見えました。
左手には常念主稜が大きい。ここまでで行程の大体三分の2です。パンとおにぎりでエネルギー補給したら山頂アタック開始です。
あっという間に小さくなる常念小屋。
中腹まで登ると奥の方にピークが見えた。
あと少し。
10時ちょうどに登頂しました。登山口から3時間で登ってきました。まあまあかな。
山頂からも絶景だけど、ややガスが出てきた。
北アの奥の方。鷲羽・水晶はいつか行きたいけどルートが悩ましいんだよな。
蝶が岳方面からガスが上がってきていた。
山頂は結構混んでいたので早々に下山。常念小屋まで戻ってお昼タイム。テントは10時半の段階でもかなりたくさん張ってあったけど、みんなこんなに早くテント張って何してんだろ?
一人でテーブル使うのは悪いので、この広場の岩に腰かけてと。
今回はここでビール飲むのが目的の一つなので、しっかりと保冷して2本担いできた。
乾杯!居酒屋常念最高すぎ。やや風があったけど美味しく飲めました。あまり腹が減っていなかったので、1本は持ち帰りました。
さて下山するか。下山面倒だなあ。
スピード上がらず何人かに追い抜かれましたが、2時間半ほどで下山しました。下界は暑かった。
駐車場付近から常念。あそこからから歩いてきたと思うとけっこうすごい。
服装・装備など
今回はスピードハイクかつ気温高めということもあり、トラディショナルなトレランスタイルで登りました。パタゴニア上下。ていうかマラソン勝負服ですね。
マラソン大会1年以上無いし、おっさんがこの格好は若干恥ずいんで最近着用機会が無かったんですが、せっかくの高級ウエアなんで着ないともったいないし。
アンダーウエアはもちろん股ずれ防止のCW-Xです・・・。
バックパックはいつものUD。持ち物は水とビールとレインウエアとおにぎりくらいだったんですが、背負うと重量0キログラムになる魔法のザック。まあまあ入るし、最近再評価しています。日帰りは本当にこれで十分。
シューズはイノヴェイトで行きましたが、こいつはもうダメです。グリップが完全に消失していて今回もヤバいくらい滑りました。今後はトレーニング用にします。
まとめ
高速で登るコツを何となく掴みました。ハムとケツ筋に体重を乗せると、あまり心肺に負担を掛けずに登れるような気がする。今回登りは休憩入れて3時間で登頂とまあまあ早かったんですが、下りで走るモチベーションにならなくて結構時間がかかったんで、次は下りも含めてタイムアタックするかな。
40代後半、最近体力的に落ち目感ありますが、まだまだやれるはず!時々はトレーニングで山に登ります。