MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

2024年11月10日 松本マラソン2024出走レポート 2年ぶりのフルマラソンは甘くなかった

松本マラソン2024に参加しました。

前回のフルマラソンは2022年の松本マラソン2022。そこから2年間フルは走っていない。けど最近頑張ってトレーニングしてきたので、サブ3.5を目標に走りました。

まずは結果

ネットタイムで4時間0分31秒!大失速のレースでした。

サブ4すらできず。後半足が動かず大失速となり、肉体的にも精神的にもきついレースでした。やっぱフルマラソンは甘くねーわ。サブ3.5なんては遥か先ということを確認しました。

当日は快晴微風で気温も高すぎず低すぎずの絶好のマラソン日和、北アルプスもくっきりと見えて眺望最高、コースも激坂が無くなり思ったより快適で、非常にいい環境だったのですがね。松本マラソンちょっとバカにしてましたが、思ったよりいい大会に変貌を遂げてた。ただ走力だけが足りなかった感じで残念。

当日の様子

前日も仕事が激忙しで帰宅は夜9時頃、前日飲み過ぎたのでこの日はビール2本だけにして早めに休みました。当日の朝は5時半起床して赤福で朝食。

駐車場指定場所が自宅から近いエプソン豊科工場、そこからシャトルバスでスタート会場まで30分くらい。到着すると久しぶりにマラソン大会の熱気を感じる。過疎ってる大会だと思ってたけど、人がゴミの様にいましたね。天気は快晴!

紅葉もうまい具合に降りてきていて、マラソン大会の熱気で気分も高揚したり。

更衣室になっているコンサートホールの中までちょっと歩く。トイレがどこも大渋滞しているのが気になったけど、コンサートホールの中はイスに座れて暖かくて快適に準備ができた。トイレに15分くらい並んで大を済ませ、20分前には荷物を預けてスタートエリアに並びました。ここまでは順調そのものでした。

レーススタート

10キロまで

8時15分にレーススタート。なおスマホは置いて行ったので写真はありません。

今年の松本マラソンはコースが結構変わっていて、狭くて有名な松本市街地も広い道路を走らせてくれて渋滞知らず。ペースも最初から安定して5分弱で走れました。天気・気温が具合いいせいか、すごく調子がいいと感じました。松本城をぐるっと回って、あがたの森公園の前を通過して、薄川沿いを走ってすぐ10キロ。ここまではほぼ下りかフラットですごく走りやすかった。

10キロ通過タイム 51分くらい(平均ペース キロ5分)

20キロまで

コースは南へと向かいます。しばらくはフラットですが、15キロくらいからいよいよゆるい登り坂が始まります。15キロ~20キロまでの区間が「山の神ゾーン」という名物区間っぽい設定になっていますが、なんてことなくて松本マラソンでは避けて通れない登坂コースです。最初のうちはゆるい坂なんで登り自体はたいしたこと無いな、って思ったんですが、15キロ通過の看板見て「あれ?まだ15キロ?」と思ったことを覚えています。体調は非常によかったんですが、思ったほど距離走ってねーな、という感覚。

で、登り坂もすっごくキツイ、ってほどでは無いんですがやっぱりペースが少し落ちまして、だんだん感覚がバグってきた。きつくてペースが落ちてるのか、坂道のせいなのかよくわからなくなってきたけど、フラットになると5分ペースに戻るのでまあ大丈夫だろう、と思っている辺りで20キロ通過。

20キロ通過タイム 102分くらい(10キロ平均ペース キロ5分ちょい)

30キロまで

20キロ過ぎてタイムもここまでは非常にいいですね。ただここからだんだんヤバくなっていきます。山の神ゾーンも終わってコースはフラットになって走りやすいはずなんですが、どうにも足がきつい。特に前腿のあたりが走るほどに痛くなってきました。ペースも徐々に落ちてきて、このへんでサブ3.5は諦めて、何とかラストまで歩かず走り切る方向に方針転換しました。それでも走るほどに前腿の痛みが強くなっていき、気持ちも焦ってきます。国道を渡る大橋の登り坂がキツイ。もう歩きそうですが、30キロまでは何とか頑張ろうと思って必死で走っていました。そろそろヤバいかも!

30キロ通過タイム 2時間38分くらい(10キロ平均ペース キロ5分40秒くらい)

ゴールまで

30キロ通過して、前腿の痛みはますます強くなってきました。コースは松本空港・信州スカイパーク沿いの道路を走ります。どこかでスカイパーク内に入るはずが、走れども走れども公園に入りません。この辺で前腿が限界を迎え、ついに歩いてしまいました。

一回歩くともうダメで、ここから走っては歩き、痛みが回復したら走る、を繰り返す地獄のマラソンの様相を呈してきました。どうやら僕の大腿四頭筋は限界を迎えてしまったようです。非常に辛いですが、痛すぎるし気持ちも折れてしまった。コースは公園内に入って残り7キロとかですが、ここから非常に長かった。歩いては走りを繰り返し、何とか進みます。

40キロ通過タイム 3時間46分くらい(平均ペース キロ6分50秒くらい)

ラスト2キロ残してサブ4まであと13分程度、通常なら2キロ13分なんて楽勝でも今の僕はボロボロでキロ7分とかで歩いてるので、ここらへんでサブ4も無理かも、と思いましたが、それでも一応ラスト2キロくらい走るか、と思って走り出すんですが、足が止まっちゃうんですねー。ラスト1キロだけ、何とかかんとか歩かず超ゆっくりペースで走って、やっとやっとゴール。

ゴールタイム 4時間00分31秒

ゴール後

やっと休める。メダルやバスタオルもらって、更衣室で震える足を労わりながら何とか着替えを済ませました。ふがいない結果より終わった嬉しさの方が強かった。

ゴール会場の広場では、「おもてなし茶屋」というイベントがありました。コースで提供された給食をゴール後に食べられるコーナー。これは非常に嬉しかったですね。

信州そばは一番人気。マラソン中にこれを食うスキルは無いですからね。他にも「山賊焼き」「リンゴ」「お味噌汁」「野沢菜漬け」「おやき」「甘酒」「お菓子(持ち帰り)」などあり、どれも非常に美味でした。この取り組みは良かったし、松本マラソン好印象になりました。

まとめ

という訳で、結果はひどいもんでした。1週間経っても前腿がズキリと痛いです。

今回、30キロ走走った時もそうでしたが、とにかく前腿に疲労が集中しました。後半痛くなってしまい途中から走り続けられなかった。これまでハムストリングスを使って走る意識で練習には取り組んできたんですが、ハムは全く疲れなかったので多分使えていないってことだと思います。

ペース的には、キロ5分弱で突っ込んで結果的にそれが裏目に出たけど、キロ5分でも、キロ5分15秒でも脚へのダメージは同じだという仮説(単純にブレーキかけながら走っているだけで、結局前腿に負担がかかるという説)を検証する目的もあったんですが、やっぱりキロ5分が今の自分のフルマラソンにはオーバーペースなんですね。

これだけ早く走れなくなってしまったのは、長距離練習の不足に加え、オーバーペースもあったんじゃないかと思います。それと今年は忙しくてテント泊山行ができていなかったのもあると思う。短時間の日帰り登山だけだと、やっぱり足がそこまで鍛わらなかった。

マラソンはやっぱりしっかりとした準備と長い時間をかけた練習があって、はじめて結果がついてくるものなんだと再確認しました。すみません舐めてました。やっぱりマラソンは甘くないですね。

これからですが、次男の大学受験も控えていてレースの予定は無いんですが、せっかく鍛わった脚なんで、冬の間はなるべく維持したいと思っています。

松本マラソン、タイムは悪かったけど楽しめました。お疲れ様でした。