MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

2021年9月23日 浅間山(外輪山~前掛山周回)日帰り登山

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浅間山に登ってきました。

浅間山は長野県東部の群馬県との県境にある独立峰で、標高2568m。日本百名山です。活火山として有名で、しばしば小規模な噴火があったため、火山活動の状況に応じて監視レベルが設定されており、レベルが高くなると入山自体ができません。

現在は最も低いレベル1なので、浅間山山頂からほど近い前掛山という外輪山まで登ることができます。

僕の住む安曇野市から車で2時間くらいで登山口まで行けるのですが、今まで何故か登った事無かったんですが、今回日帰りで気楽に行ってきました。

ルート・コースタイム

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浅間山には登山ルートが2つありまして、南側の天狗温泉浅間山荘から登るルートと、西側の高峰高原からのルートなんですが、今回は標高2000mからスタートできる楽ちんそうな高峰高原から登ることにしました。

久しぶりの標高差少ないハイキング登山なんで、ゆっくり写真でも撮りながら登ることにしましょう。

当日の様子

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6時過ぎ到着、高峰高原ビジターセンターに車を停めて、ホテルでトイレを借りる。駐車場にはトイレが無くて、ビジターセンターは閉まっていて焦りました。祝日ですが駐車場は半分くらい空いていました。

準備を終えて6時半頃より入山。すでに標高2000m近いので朝はかなり寒い。登山口からしばらくはほぼ水平移動で稜線を目指します。

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ほどなく最初の外輪稜線に到達。外輪山ですが、ここも太古の火口跡です。

浅間山は富士山のような独立峰ですが、中心の火口が一番新しく、その周りに目指す前掛山などの外輪があり、さらにその外側に黒斑山などの外輪山がある3重の火口を持つ火山です。外側ほど古い火口で、かつで大規模な噴火を起こした悠久の歴史ある山だと思うとロマン感じますね。

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最初のランドマーク「トーミの頭」。やや風が強いですが好天で嬉しい。浅間山が綺麗に見えます。思ったより緑色だなあ。

ここから斜面を下って浅間山方面に直接向かうか、外輪山の稜線をたどるか分岐します。今回は外周を回ることにします。

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これから歩く外輪の山です。

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左に見える山々がかつての噴火口跡ってのが信じられないですね。めっちゃ巨大です。どんだけでかい噴火があったんでしょうか。

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トーミの頭から15分ほどで最初の山頂黒斑山に到着。

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山頂をアップで撮る。手前が前掛山の稜線で、奥に見えるのが中心の火口ですね。

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外輪山の内側は崖のようになっていておっかないんですが、浅間山主峰との間に広がる森はここからみると箱庭のようです。カメラの設定をミニチュアにして撮影。

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蛇骨岳。恐ろしい名前ですがのどかな山頂でした。

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外輪山の外側(北側)には素敵な田園風景が広がっていました。後で調べたら群馬県の嬬恋村の畑のようでした。パッチワークのようで美しい。

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仙人岳。外輪山の3つ目の山頂です。浅間山がかなり大きくなってきましたね。

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火口から2キロ以内に到達。ちょっとだけ緊張してきました。天気がいいので7年前の御岳の噴火を思い出しました。

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外輪山も終点が見えてきました。あの人がいる所がJバンドかな?結構崖っぽい。

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富士山が見えました。(わかりにくいけど中央)

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ここまで来ると浅間山が眼前に迫ってきて迫力あります。火山特有の植生がほとんどない山肌はどことなく異様。

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外輪山から釜の底に降りる地点がJバンドです。意味は不明。

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結構険しい斜面を下っていきます。

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降りてきました。ここも火口の中なので、植生が低いですね。小規模でも噴火したらガスが溜まりそうな地形です。

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浅間山と外輪山に挟まれた非現実的で独特の景観ですが、文句なしに綺麗な景色。

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降りてきたJバンドからの登山道。ここから見ると崖。

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ずんずん歩いて賽の河原分岐。ここから浅間山に取り付きます。ここら辺から一気に登山者が増えてきました。

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浅間山をナナメに横切るように登っていきます。それほど大変な登りではありません。

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だんだん地面が赤茶けてきました。ふもとの緑とのコントラストが綺麗。外輪山を上から見ると火口っぽさが際立ちますね。ドデカい火口です。

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ナナメに登って突き当りの立入禁止看板。ここから数百メートルで中心火口と浅間山最高地点ですが、レベル1の今は行けません。

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右に折れて、前掛山に向かいます。シェルターも見えてきました。

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中信の火口を取り囲むように第2火口が大きく口を開けていて大迫力です。こういう景色はなかなか見られないですね。

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前掛山までの登山道はとても歩きやすい。風も思ったほど吹いていなかった。

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左手に中心火口。奥に見えるのが最高地点ですね。

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ズームしてみた。登山道もはっきり見えます。

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9時50分頃前掛山登頂しました。3時間位で楽々登山でした。標高差600m位なんで光城山2個分です。余裕ですね。

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前掛山から先はやはり立入禁止です。ここから山頂まではすぐそこなんだけど。

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小諸市街がよく見えました。北アルプス方面は霞んじゃってよく見えませんでした。

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崖をミニチュア風に撮影したりして遊んでました。

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前掛山山頂はひっきりなしに登山者が来て落ち着かないし風もあったので、シェルターの所まで降りてきました。ここでお昼休憩とします。シェルター初めて見ました。

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今回はハイキングなのでゆっくりとお昼を食べました。大勢の登山者を見ながらのんびりビール飲んで至福の時でした。

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崖のそばから水蒸気らしきものが噴出していました。

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さて、帰ります。帰りは火山館方面のルートで。

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あそこまで登り返さないといけません。(嫌いなもの=登り返し)

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草スベリの急斜面をヒイコラいって登ります。かなりの急斜面で酔っ払いにはきつかったけど、振り返って見える浅間山の雄大さに心癒されました。

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この斜面の登りがきつかった。標高差200mくらいを一気に直登します。

f:id:msx3:20210923123117j:plain見納めです。これから樹林帯を抜けて帰ります。

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樹林帯の中にも雷避けのシェルターが。

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ダルい樹林の登山道をトボトボと歩き・・・

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1時20分頃、登山口に戻りました。

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駐車場はほぼ満車。朝は閉まっていたビジターセンターはお洒落カフェっぽい店がオープンしていて、観光客も大勢いました。

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温泉は近くの高峰温泉の立ち寄り湯500円。内湯のみ激狭ですが、硫黄の香りが強いいいお湯でした。

温泉出てもまだ2時半とかでゆっくり帰りました。久しぶりにのんびりゆったりとした登山を楽しめました。たまにはこういうのもいいけど、やっぱり次はテントで行きたいですね。