MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

2021年8月24日・25日 北アルプス北西部を初訪問 薬師岳・黒部五郎岳テント泊縦走

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北アルプス・薬師岳と黒部五郎岳に登ってきました。

富山県側の北アルプス玄関口である「折立(おりたて)」から一泊二日。二日目黒部五郎岳往復では雨に降られてびしょ濡れになって大変でしたが、何とか予定通りの行程を歩くことができました。

訪れたかった北ア最深部

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薬師岳は北アルプスの北西部にある富山県の山。黒部五郎岳は薬師岳より少し南側で、富山県と岐阜県の県境の山。いずれも日本百名山ですが、一番近い登山口の折立へのアクセスがあまりよくないこともあり、北アルプスの百名山の中ではマイナーな山な気がします。メジャーな上高地や新穂高からアクセスしようとすると、山中で2泊以上しないとたどり着けない辺境の山です。

北アルプスがホームである僕も、山の名前こそ知っていましたが、正直どこにあるのかよくわかっていませんでした。今回2日間で登る山を探す中で、行ってみたかった北アルプス最深部を調べるうちに、2日間で登れるコースとしては一番メジャーなコースであるこのルートを選びました。

ルート・コースタイム

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折立からキャンプ地である薬師峠まで登り、そこでテントを張って不要な荷物をデポ、その日のうちに薬師岳に登り、テントに戻り一泊、 翌日黒部五郎岳をピストンし、テントに戻って荷物を回収して折立に下山、という計画です。

標準コースタイムだと2日目が厳しいですが、今回初のベースキャンプスタイルで重荷は置いていくので、ハイスピードで登ってコースタイムの半分くらいで戻って来れるだろうと予想しました。

結果的には大体計画通りの時間で下山することができましたが、雨に降られてしんどい登山となりました。 

当日の様子

折立登山口まで

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登山口である折立までは、安曇野の自宅から3時間40分以上かかる見込み。とても遠いです。上高地駐車場の沢渡までウチから1時間位なんで、その3倍以上かかります。岐阜を抜けて富山へ向かうど田舎の山道なんでしょうがないですね。

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という訳で、自宅を4時半に出て、眠い目をこすりながら4時間近く運転してやっと折立に到着。マジで遠かった・・・。しかも途中コンビニは1件も無し。おにぎりなどの行動食は早めに買っておかねばなりません。

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駐車場から100mほど歩くと登山口です。トイレなど済ませて出発が8時15分でした。予定よりだいぶ遅くなってしまったので少し急ぎますよ。

太郎平小屋まで

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最初のうちは、樹林帯急斜面の登り。木の根が露出した鬱蒼とした樹林を登っていきます。足元は乾いていれば楽ですが、濡れているとぬかるむし滑るしちょっと大変かも。

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ほどなく、有名なアラレちゃん看板に到着。なぜにアラレちゃんなのかは不明ですが、大好き薬師岳の気持ちが伝わってきます。ビニール何とかしてあげたいけども。

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ゼエハア息を切らして1時間ほど登っていたら、森林限界を超えていました。三角点という場所を過ぎると、見晴らしの良い登山道になります。

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左手には剣岳も見えました。天気は高曇り。今日の予報は午後から雨なので、いつ雨に降られるかビクビクしながら登るせいで、余計にペースが上がってしまう。

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この辺から登山道は劇的に歩きやすい石畳や木道になります。斜度もゆるやかだしこれは初心者にも優しい登山道です。石畳は先日の大雨のせいかやや崩壊が見られますが、それでもよく修繕されていました。素晴らしい。

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木道歩きやすいなー、なんて思っていたら、太郎平小屋に到着しました。ここで、登山相談所の方から今日明日の計画や登山計画書の提出などをチェックされました。一応明日の天気を聞いてみたけど、最近は天気予報があてにならないくてわからないとのことでした。

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参考までに太郎平小屋のメニューを写メっておきました。缶ビールが高い気がする。

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ここ太郎平小屋から左に行くと薬師岳、右に行くと黒部五郎岳経由鷲羽岳方面、直進すると雲の平や高天原。北アルプス最深部への入口といえる重要拠点です。 

テン場~薬師岳~テン場

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本日のキャンプ地薬師峠はこの先。目指す薬師岳は雲に隠れていて、いつ雨が降ってきても不思議ではない状況です。早くテント張っちゃおう。

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小屋からテント場への道も木道で雰囲気最高。晴れていればもっといいでしょうけど、曇っていても木道は絵になりますね。

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10分ほど進むと、目指すテン場が見えてきました。何だか空いているようです。

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テント場に到着しました。太郎平小屋が管理していて1泊1000円です。最近北アのテン場は1名2000円とか法外な値段を取っていますが、このエリアはまだ1000円でありがたい。

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到着した時はテントは1張りだけでした。かなり広いので春場所に悩みます。

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とりあえず、平坦で風の弱そうな場所にテント設営。不要な荷物はテントに放り込んで、薬師岳に登ります。テント設営にかかった時間約30分で、11時40分頃出発。

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薬師岳まで往復3時間くらい。天気は何とか持っています。ていうか少し良くなってきた?雨が降らないのはありがたいです。

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薬師岳はカールが有名というのは何となく知っていましたが、特別天然記念物に指定されているようです。(圏谷=カール)

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小屋からしばらく沢沿いの急登を詰めて、稜線に出ると薬師岳が大きく見えてきました。途中に薬師岳山荘があります。ここで泊まるのは景色良さそう。この辺で風がかなり強くなってきて、登っているにもかかわらずかなり寒さを感じるようになったので、カッパウエア上下を装備します。

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稜線に出ると、右側に立派なカール。涸沢のような大きなカールではありませんが、独特のベージュと緑のコントラストが綺麗なカールで目を奪われます。薬師岳といえばこのベージュの稜線をイメージしますね。

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頂上手前の避難小屋後。屋根がありません。

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頂上が見えてきた。結構遠い。風が強くて寒くて鼻水出るし、足元はザレて歩きにくいんだこれが。

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もうじきです。奇跡的に雨に降られませんでした。

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やったー、登頂したよ!セルフタイマーです。

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頂上から北側に一番大きな「金作谷カール」が見えます。奥に剣岳を背負って立派な景観でした。これはカッコいい。RAWで撮っておくべきだった。

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富山湾と富山の町並みも良く見えました。

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剣、立山、北アルプス北部の山々も良く見えました。

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奥の方に見えるのは鹿島槍、五竜、唐松、白馬三山でしょうか?こちら側から見ることはあまり無いのでよくわからない。

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どっちを向いても絶景で感動しました。雲無くてラッキーでした。山頂には20分ほど滞在しましたが、寒くて限界なんで下山します。

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下山途中で、明日登る予定の黒部五郎岳も雲から顔を出してくれました。水晶岳とか鷲羽岳らしき山も見えたと思います。素晴らしい景色でした。

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テン場に戻ってきました。テントが増えていますね。ここまで降りてくると結構気温も上がり、のどもいい感じに乾いていますよ。

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身の回りの物を片付けて、さあ飲むぞ!

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一日の山行を終えて至福の時

サイコーですね。このために登ってきましたからね。ビールは850ml持ってきましたがすぐに終わってしまった。そのあとはワイン。

 

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薬師峠キャンプ場の水場は近くの沢から引いていて水量豊富です。もちろん無料。テン場から少し下った所にあります。この横にトイレがありますが、男女別で個室は洋式の綺麗なトイレでした。本当はバイオトイレらしいですが、今は水で流していました。

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携帯の電波がやや弱いのだけが残念。ダラダラと飲んでいたら5時頃から雨が降り始めました。テントに寝転んで酒飲んでいたら寝てしまい、起きたら7時過ぎであたりは真っ暗。お腹は空いていませんが、明日に備えてタンパク質補給でビーフシチューの夕食。外では雨脚が強くなり、トイレに行くのが超面倒でビニール袋にしようかと本気で悩みました。そんなこんなで一日目の夜は更けていきました・・・。

2日目・黒部五郎岳ピストン

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2日目、3時過ぎに目覚めましたが、雨は強く降り続いています。夜中止むことなく降り続いていました。

今日の予定をどうすれば悩みます。予定では4時出発ですが、この雨の中本当に黒部五郎岳に登るべきなのか?天気予報では一日中雨の予報で、立山方面では大雨警報も出ているようです。恐らく展望はゼロ、雨の中で一日行動することになりそうです。

正直な所めんどくさいし帰りたいですが、折立まで来て薬師岳しか登らないのももったいない。ぶっちゃけ薬師岳だけならテントで泊まらなくても日帰りできるし。ここまで遠征してきた元は取りたいというモトトラーとしての意地もあるし悩む。誰にも相談できず、自分で決めなければなりません。延々悶々と1時間以上悩んで、結論としては「GO」でした。危険な所は無さそうだし、やっぱりせっかく来たしね。

4時出発予定が悩んでいたせいで5時半出発とかなり遅くなってしまいましたが、とりあえずカッパ装備して急ぎ出発しました。

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もう日は登っていたので明るいです。最初は太郎平小屋の脇を抜けて木道をひたすら進みます。途中で薬師沢方面への道と別れます。

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雨は時々強くなったり弱くなったりを繰り返しながら、シトシトと降り続いています。この辺池塘が点在する湿原っぽいエリアで、木道と池塘で素晴らしい景観です。晴れてさえいれば。

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1時間ちょっとで最初のランドマークである北ノ俣岳に到着。コースタイム1時間半の所1時間10分ほどかかりました。結構急いで歩いてきたはずですが、思ったよりタイム短縮できてない…。

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その次のピーク赤木岳。この辺こまかなアップダウンがあって結構下ったなあ。こっちは登りのテンションで来てんだからあんまり下らせないでほしい。帰り面倒だし(嫌いなもの=登り返し)

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ひたすらガスの中を歩き続けます。当然ですが展望はゼロ。他に登山者も全く歩いておらず、聞こえるのは雨と風の音だけ。虚無感MAXで精神と時の部屋に迷い込んでしまったかのようです。

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降った雨は登山道に集まってくるようで、足元は大体こんな感じの川状態。深い所ではくるぶし位まで水に浸かります。今回新しく買ったナイキのトレランシューズで来る予定でしたが、天気予報が雨だったんでゴロー履いてきたんですが本当に良かった。ゴローの防水性能は完璧ですからね。

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出発して3時間を過ぎ、そろそろ着いても不思議ではないんですが全然着かない。そして稜線の南側は風が強いんですよね。けっこうストレスでした。

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強風の中キツい登りを越えた所で、やっと黒部五郎岳の肩に到着。そしてここで黒部五郎小屋方面から登ってきた他の登山者と初めて遭遇。この世界に一人じゃなかったんだ、とほっとしました。安心したところで、ザックをデポして空身で黒部五郎山頂にアタックします。

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あ、雷鳥発見!久しぶりに雷鳥見ました。

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丸々太ったつがいでした。この辺雷鳥多そうですね。

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ガスと風の中、10分ほど頑張って登ると・・・

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8時57分、黒部五郎岳2840mに登頂しました。出発してから約3時間半要しました。思ったより時間かかったなあ。

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本当なら水晶岳や雲の平などの北アルプス最深部から、槍ヶ岳や穂高連峰まで一望できるロケーションのはずですが、ガスで展望ゼロ。まあわかっていて来てるから別にいいんです。今回は登頂したという事実が大切なんです。登頂したぞー!!

山頂には3分ほど滞在しましたが、寒いし何も見えないしやることないので早々に下山しました。さあ、まだ先は長いので急いで戻りますよ。

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帰り道はわき目もふらず足元だけを見て一心不乱に歩いて来ました。途中から雨が上がってほんの少しだけ遠くが見えるようになりました。相変わらずこの辺の景色はフォトジェニックですね。晴れてさえいれば。

「木道が足に優しくて楽だわー」つって調子に乗って歩いていたら、物凄い勢いで滑って怖かった。木道濡れてるとめっちゃ滑って危険なので注意です。イメージ的には氷の板の上を歩いている感じ。そのくらい滑りました。

折立に下山

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そんなこんなで、後半はカッパの防水性能も終了して全身ずぶぬれ状態でテン場に帰り着いたのが12時10分頃。黒部五郎岳の往復に6時間40分かかりました。思ったより時間かかったなあ。5時間はとても無理でした。標高差があまり無いというか、登り返しが結構あって復路でタイム短縮ができない感じでした。

幸いなことに丁度この頃雨が上がり、テント撤収は楽にできました。30分ほどで片づけて折立に下山します。

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さようなら太郎平小屋。太郎ラーメン食べたかったけど1200円高いし時間も無いので次の機会にします。

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下山途中に晴れ間も出てきて暑くなってきた。この区間登りは楽だった記憶ですが、下山はきつく感じる不思議。登山あるあるですね。

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3時半無事折立に下山しました。長い1日だった。自販機のコーラ200円我慢できずに買ってしまった。

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帰りの林道で熊を2回見ました。上の写真の真ん中上部黒い影は子熊です。道路にいた子熊が森に逃げ込んでいく姿が可愛らしかったです。野生の熊初めて見てちょっと興奮しました。この後、もっと下の方でも成獣の熊が森に逃げ込んでいくシーンも見ました。そこはトイレのすぐ近くだった。熊多いですね。

装備など

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今回は自分一人だけだったので、軽量装備で行きました。ザックはグレゴリーミウォック34(37リッター)。テント装備慣れてきたせいか割と余裕でパッキングできました。けどこれだと秋口はちょっと厳しいので、50リッタークラスで軽量なザックが欲しい・・・。

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シューズはゴローのS8。作ってから15年以上経過してソールが終わっているので、ソールの張替えが必須です。防水性能は完璧でした。ただやっぱり少し重い・・・。

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食料は今回行動食中心で、夜だけちゃんとしたビーフシチューを食べました。コンビニおにぎりと菓子パンは大体食べきりました。

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そしてカメラ。フルサイズ買ってしまった。といっても中古のα7Ⅱですが。前使っていたパナソニックのGX7MK2が割と高く売れたので、勢いで買ってしまいました。またブログで報告します。これを今回フォーカスに入れて行きましたが、2日目はずっと雨だったのでザックにしまいっぱなしでした。 

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このエントリの写真も1日目はほとんどα7Ⅱで撮影していますが、スマホとの違いは・・・正直わかりませんね。まだ全く使いこなせていません。 

距離、標高差など

  • 出発時刻/高度: 08:14 / 1358m
  • 到着時刻/高度: 15:33 / 1360m
  • 合計時間: 31時間18分
  • 合計距離: 45.57km
  • 最高点の標高: 2900m
  • 最低点の標高: 1353m
  • 累積標高(上り): 2909m
  • 累積標高(下り): 2911m

ヤマレコのデータですが、あまり標高差が無くて楽なコースだと思っていましたが、二日間の累積標高差が2900mほどとまあまあありました。白峰三山縦走した時ですら3100mくらいだったと思いますが、あれに比べればだいぶ楽でしたけど。

そして距離!45キロ以上歩きました。今年最長距離でした。こちらも水平移動が多かったのでそれほど苦しくはありませんでしたね。

かかった費用

  • 安房トンネル 片道790円×2=1580円
  • 有峰林道 往復1900円
  • 太郎平キャンプ場 1000円

計 4480円

安い!山で使ったお金はテン場の1000円だけというドケチっぷり。帰りに温泉も食事も寄らなかったから本当にお金使いませんでした。テント泊は金かからなくていいわ。

まとめ

折立から薬師岳・黒部五郎岳縦走何とか終了しました。二日目の雨には参りましたが、黒部五郎岳まで行くか、下山するかでかなり悩みました。下山したらしたで、登らなかったことを後悔すると思ったので強行しました。展望ゼロでしたが、達成感あったし、黒部五郎まで行ってよかったと思います。「登頂した」という実績作りのためだけに登ったような感じでしたが、長い時間北アの最深部を歩いて、感じ入るものがあったことも事実です。次は、景色がいいときに黒部五郎再チャレンジしたいですね。

今回、誰かと一緒に行っていたら、「雨だし下山しよう」となっていた可能性が高いと思います。ソロ登山はすべて自分で決められるのが楽でもあり、難しくもあるなあ、なんて思いながら帰りました。

薬師岳・黒部五郎岳という、北アルプス奥地の入口の部分までは入り込めました。今後、雲の平や高天原温泉、水晶岳や野口五郎だけといった最深部まで行ってみたいという思いがとても強くなりました。今年はちょっと無理ですが、来年以降のいい目標ができました。

最後に、今回もケツズレ(おケツの穴付近のスレによる痛み)に悩まされました。パンツがいけないのかなあ?何か対策しないと2泊以上で登山が劇的に無理です。靴擦れ防止クリーム塗るか…。

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