スマホ専用ポーチとして、ミレーのポーチを買いました。ザックのショルダーベルトに付けて使うタイプの小さいポーチです。
登山の時、スマホの保管場所がストレスになっていました。スマホは地図アプリを見たりLINEチェックしたりで頻繁に使うので、とにかく取り出しやすい所に置いておきたいんですが、ズボンのポケットに入れると足上げに干渉するし、フォーカスやスイッチに入れるとカメラと干渉して出し入れがしにくくなるし困っていました。
最近のザックはウエストベルトに小物収納ポケットがあって、そこにスマホを入れている人も多いですが、僕のオスプレー・クレセント65は古いザックなのでそんな便利なものは付いてないんですよね。(グレゴリーのミオックは付いてるけど、微妙に小さくてスマホは入らない)
という訳で、後付けのポケットとして「ミレー ヴォヤージュ」を購入した次第。
カラーは黒。2ポケットのごくごく普通のポーチです。Amazonで2200円くらいでした。
このように後ろ側にベルクロストラップが2本あり、この部分をザックのショルダーストラップに巻き付けて固定する仕組み。上のストラップの下に見える部分はベルトループ状になっていて、ウエストベルトなど水平方向のストラップに通して使用することも可能。さらに確実に固定するためのカラビナフック用のベルトもついているので、ザックへの固定についてはあらゆる方法で可能。
本体は2つの部屋に区切られています。身体に近い方がやや大きく、ジッパーも大きく開きます。内部にはサブポケットとキーチェーンがあります。前面側はやや小さいですが、きちんとマチもあってそれなりに入ります。
ザックに付けるとこんな感じ。見た感じ大きく見えますが、実際にはかなりコンパクトです。大きめスマホは入りません。iPhoneならSE2やminiなら入りますが、iPhone11や12、MAX系はまず入らないと思います。入っても頭が飛び出る。
より大きめのモデルもラインナップされていますので、大きなスマホをお使いの方はそちらを購入した方が無難です。
この手のアイテムは多数販売されていて、有名なモデルとしてはグレゴリーとかパーゴワークスでしょうか。
いずれのモデルもカッコよくて登山者に人気ですが、お値段がやや高め。こんなポーチに4000円とかちょっともったいない。ミレーのヴォヤージュポーチはこれらのモデルに比べて安くて機能は遜色ないと思います。
実際に使ってみた感想
先日の穂高連峰登山で使ってみた感想です。
普通に便利に使えたんですが若干気になった点を。
最初大きい方のポケットにモバイルバッテリー、小さい方にスマホを入れましたが、僕の手帳型ケース付きギャラクシーS8でも小さいポケットは少々キツめ。スマホを入れるとジッパーが閉まりません。出し入れ面倒なんでジッパーなんて閉めなくていいや、とそのまま使っていましたが、ある時クソ重いザックを「えいや」と降ろすときに、ザックが勢いよく振られてスマホが飛んでいきました・・・。スマホは岩にぶち当たって画面にひびが入りましたよ…。悲しい。
ジッパーは閉めておいた方がいいです。それか、腕を抜く方の肩には付けないか。
それからは大きい方のポケットにスマホを入れてたんですが、この大きいポケットの中に小物整理に便利そうな小さいポケットがあるんですが、スマホを入れるときにこのポケットにスマホが引っかかって、うまく入れられないという問題がありました。慣れの問題かもしれませんが、無造作に入れようとすると引っかかって入らなくてイライラ。これはちょっと気になりました。
あとは雨が降ったりすると防水性能が無いので普通に濡れます。防水じゃないスマホやモバイルバッテリーを入れていると水没するので注意です。ただ、モバイルバッテリーでスマホを充電するのはすごく便利でした。スマホを入れるのには邪魔だった小さいポケットも、帰りのバスやロープウエイのチケットを入れておくのに便利そうです。
前回の穂高連峰登山では、紀美子平にザックをデポして前穂高岳にアタックしましたが、その際子のポーチからスマホを出し忘れて、置いて行ってしまいました。おかげで山頂までのログが取れず。こんなこともよくありそうなので気を付けないといけません。
不慣れもあって完璧とは言えない使い心地でしたが、「胸の前」という一等地にスマホの置き場所を設定することで非常に便利になることは間違いありません。バッグ類への取り付け取り外しも簡単なので、「アウトドアでのスマホケース」としてこれからも持ち歩くつもりです。