7月27日(木)、美ヶ原へトレーニングで登ってきました。
美ヶ原は僕の地元松本ではメジャーな山で、一般的には標高2000mの高原地帯を差すと思いますが、街の東側によく見えます。小学生が学校登山で登ったりもしていて、なじみ深い山ですね。
日本百名山にも選ばれていたはずです。一応最高地点は王ヶ頭という場所ですが、ほとんど平坦な高原です。
今回はロング走代わりのトレーニングと、トレランの練習を兼ねて登ってきました。
さて、登山口は松本市から車で30分位走ったところにあります。それなりに山間部です。「山城」というエリアなのですが、登山口には立派な駐車場とトイレがあります。この日は天気が悪かったので、止まっている車は1台もありません。
今回登るコースは三城登山口から「百曲り」というコースで美ヶ原まで登り、王ヶ頭から「ダテ河原」コースを下って登山口に戻るというルート。
という訳で登り始まます。最初はこんなような小道を登ります。
一旦キャンプ場の中に出て、その後しばらく進むと下のようなちょっとした広場「広河原」に出ます。ここからが本当の登山道です。
登山道は非常に綺麗に整備されています。やや石がゴロゴロですが、とても歩きやすい。
こんなような看板が随所にあって、道迷いの心配はまったくありません。
森林が心地よい登山道です。「百曲り」というだけあってくねくねした道ですが、斜度はそれほどきつくないのでどんどん登れます。
ハアハアいって登っていると、いつの間にか森林限界を超えていました。
ここまでくると、もう登りはあとわずかです。最後の方は、ちょっとアルプスっぽいガレた登山道を登ります。しかしガスってんなー。
登山道が終わり、きれいな砂利道になりますと・・・
唐突に牛さん登場。
美ヶ原高原は牧草地になっていて、乳牛が放牧されています。一杯います。ちょっと感動。
牛を見ながら高原をランニングして、まずは北東に500mほどいったところにある「美しの塔」を目指しましょう。美ヶ原高原のシンボルであり、このように霧が多いときに登山者の道しるべとなる物です。
美しの塔を後にして、美ヶ原高原最高地点の「王ヶ頭」を目指します。
道はご覧のような砂利道。ここは車やバスも通るのでほとんど平坦な道路です。
牧草地帯を突っ切っていくので、牛があちこちにいます。
美しの塔から約2キロ、15分ほど走ると、雲上のホテル「王ヶ頭ホテル」に到着しました。立派な建物です。一度泊まってみたい。
ホテルのすぐ裏手には、アンテナ塔があります。霧の中に立つ塔はゲームのダンジョンのよう。
美ヶ原は、テレビなどの電波塔がたくさんあるのです。これは景観としては残念なのですが、巨大な電波塔が乱立する様はそれはそれで面白い光景です。
こちらが美ヶ原の頂上「王ヶ頭」です。石碑があります。
美ヶ原に登ったのは、15年くらい前に登山を始めた頃に足慣らしで来て以来かなー。その前は小学5年生ですからね。30年前か。まだ覚えていますね。
山頂では少し休憩しましたが、霧が雨っぽいし風が強くて寒かったので、おにぎり食べて早々に下山開始です。
珍しく花なんか撮ってみた。iPhoneカメラでもきれいですね。
ちょうど高山植物の綺麗なシーズンでした。
下山道は、登りの百曲りとはちょっと趣が違って、かなりの急斜面。
周囲は苔むした岩がゴロゴロしていて、もののけ姫とかいそうな雰囲気。
かなり下ってくると、林道っぽい登山道になります。この辺からは安全に走れます。
下山口は、駐車場より少し下になります。ここから車道を通って車まで戻ります。
今回走ったルートはこちら。走行距離は約9キロ、時間は正味2時間ちょっとでした。
美ヶ原、登山としてはかなり楽な部類ですが、少しの登りで別世界感を味わえるし、上部は平坦でランニングのトレーニングにもなるし、休憩入れても2~3時間で終わるので、トレーニングコースとしてはかなりおススメです。
登山口まで僕の家からだと1時間くらいかかるのがちょっと残念ですが、トレラントレーニングにこれからも積極的に取り入れていきたいと思いました。