MSX3メモ ~マラソン・トレラン・登山のあれこれ~

アルコールを中和するために走るおっさんが登山やマラソンのことをメモするブログ。マンガゲームウイスキーについても語る!

トレイルランニング用ザック オスプレー ラプター10の紹介

トレランのトレーニングとしてスピードハイクを重視した登山に行くときは、オスプレーラプター10」というコンパクトザックを使うようになりました。容量10リッターであまりモノは入りません。

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先日蝶ヶ岳に登った時、初めて本格的な登山で使いました。

 買ったのは実は数年前で、カモシカスポーツの我楽多市で2500円くらいだったと記憶していますが、その時はトレランは全く意識していなかったのですが、格安でハイドレーションパックが付属していたので、喜んで買いました。

その後ハイドレーションは取り外して登山で使い、ザックは自転車の時に使ったり、荷物の少ないときの町用リュックとしてたまに使う程度でした。ほとんどボディバッグ程度の容量なので、登山用としては使い所が難しいザックでした。

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蝶ヶ岳はトレランの練習のつもりで行ったので、荷物はなるべく少なくコンパクトにまとめたつもりですが、それでも上の写真位にはなってしまい、当然レースベストには入りません。

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このラプター10でも正直キツキツでしたが、何とか押し込んで入れました。パンパンになりました。

ラプター10の特徴

一言でいえば、小ぶりなトレラン・MTB向けのザックですが、最も特徴的なのは、ハイドレーション用ウオーターパック「ハイドラフォーム レザヴォア」を内蔵していることです。

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持ち手を兼ねたフレーム、背面側に形状保持のためのパッドも内蔵しており非常にしっかりとした造りのハイドレーションパックです。

容量は3リッターで、ガブガブ飲んでも1日持ちます。ザックがコンパクトなのに大容量です。

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この上の写真の白っぽいところがパッドになっていて、水を入れた時の膨らみを抑えてくれます。そして形も崩れないので持ちやすいんです。

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このようにハンドルを持つことができます。給水も大きな蓋が開くので楽です。

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そして、ザックにはこのように収納するのですが・・・

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ザックのハイドレーション収納部には「ハイドラロック」というインターナルフレーム(プラスチックの板ですね)を装備しています。このフレームがハイドラフォームレザヴォアを圧迫することで水の出をよくしたり、ハイドレーションの膨らみによるメインコンパートメントの容量減少、背中への不快な干渉を防いでくれます。またハンドルを固定するようにガイドが設置されているため、横方向へのブレもありません。

通常のハイドレーションパックは、水の量が減ってくると下部に貯まり重量バランスが悪くなりますが、このシステムではハイドレーションが常に圧迫されているため、パック全体の重量バランスが変わらないのも優れたポイントです。

ちなみに、上の写真の通り収納部にチャックが付いていて、中にフレームが入っています。軽量化したい人は取り出すことも可能です。

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ハイドレーションの吸い口部分にはマグネットが付いていて、ザックのチェストストラップに固定することができます。これが非常に便利です。

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上の写真の右側、ビールが入っているところがメインコンパートメント。レインウエア上下、トイレットペーパー、フーディニ、ビール、おにぎり2個で一杯になります。

左側のポケットは内側が優しい布になっていて、サングラスやゴーグルを入れるのに適していますが、僕は財布やモバイルバッテリーを入れています。メインコンパートメントと空間を共有しているため、メインの荷物が多いと容量が無くなります。

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エストハーネス部に小さなポケットがあり、ジェルや小物を入れて置けます。テンションがかかっていれば落ちませんが、ボタンの類はありませんので失くしたらまずいものは入れないように。

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本体が一杯でも、外側の伸縮性の生地を使ったポケットに大概のものは入れられます。750mlのボトルも入りました。空いた空間にはチョコバーなどを入れます。

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レースベストのようにショルダーハーネスにポケットが無いのが不便ですが、後付けでグレゴリーのポーチを付けました。ここにスマホカロリーメイト、ファーストエイドなどを収納します。

さらに容量が必要な時は、ウエストポーチも使いますが、ウエストハーネスと干渉して快適性が落ちるので、これ以上の荷物は持たないようにしています。 

背負った感じ

サイズがS/Mサイズということで、僕の背中に対しても非常に小さいですが、背負い心地は意外にも快適です。コンパクトなため、いっぱいに詰めても重量がそれほど重くないためか、十分走れます。横揺れもそれほど気になりません。トレランでよくあるベストタイプではなく、荷重を背中で支えるザックタイプになりますが、これはこれで十分機能的です。

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容量について

このザックの容量10リッターですが、夏の日帰り登山位ならこれでも十分ですが、春や秋はちょっと厳しいかもしれません。防寒着を入れるスペースはありませんので、もう5リッターの余裕が必要になるときが来るかもしれません。

それと、今使っているレインウエアは特別コンパクトなタイプではないため、非常に嵩張ります。このザックのメイン収納のうち、70%はレインウエアで終わってしまう。重量も重いので、もう少し軽くてコンパクトな雨具を買いたいと思っています。

【追記:買いました。】

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まとめ

よく考えられた機能性抜群のザックだと思います。これを使うようになって、登山で本当に必要なものって(非常時のことを考えなければ)ごく僅かなんだなと、と思いました。

秋のトレランレースは30キロ以上なので、多分このザックで参加すると思います。50キロとか、荷物の多くなる本格的な登山などにはちょっと容量が少なめですが、これでいける限りは使い続けたいと思います。

昨年までは日帰り登山はミウォックで行っていたのですが、今後ミウォックはテント泊で使うようになると思います。

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